From YouTube

新しい“MacFan”が出てたので、しばらく立ち読みをしていた。
特集はSnowLeopard。
しばらく読んでみたが、それほど目新しいこともなく、ネットでも入手出来そうな情報と思われたので、買うまでもないかなと思って棚に戻しかけたその瞬間、ある文章が目にとまった。
「YouTubeの音声をiPodに・・・」
ん?
慌ててその部分を最初から読む。
それは、“iPodのくどきかた”という、巻末の記事。
YouTubeの映像をダウンロード。
音声ファイルのみを抜き出し、mp3ファイルに変換したあとiTunesに放り込み、しかるのちにiPodに移すやり方が書かれていた。
おおこれは!
棚に戻されるはずだったMacFanは、再び私の手元に。
今回はこの記事のためだけに880円を投資することにした。

で、いそいそと本を懐に自宅に帰り、もう一度読み直す。
指定されたふたつのソフトをネットからダウンロードしていざ開始!

YouTubeの音声ファイルのみを抜き出して、iPodに入れる・・・。
あの無数にばらまかれているYouTubeの動画ファイルから好きなだけ音声ファイルを抜き出せる!
私にとってこれは画期的な発見です。
>すでにご存じだった方には、「なにを今頃・・」なのかもしれませんが。

で、ダウンロードしたのが、以下の曲。
おやじにさよなら(森本レオ)
明日晴れるかな(桑田佳祐)
ファイト(吉田拓郎)
ファイト(中島みゆき)
春のからっ風(泉谷しげる)
メッセージ(ハンバートハンバート)
おもいでや(桂枝雀)
大阪で生まれた女ノーカット版(BORO)
風と落ち葉と旅びと(チューインガム)
リルケの詩集(チューインガム)
夕暮れ時はさびしそう(NSP)
さようなら(NSP)
イムジン河(フォーククルセダース)
イムジン河(映画パッチギより)
岬めぐり(山本コータローとウィークエンド)

“大阪で生まれた女”が、実は30分もの長い曲だったということを、恥ずかしながら初めて知りました。
♪踊り疲れたディスコの帰り
で始まるとばかり思っていたら、
♪放課後のグラウンドで待ち合わせて帰る
と歌い始めるので、びっくり。
全曲ききましたが、まあなんというか・・・ごくろうさまです。

桂枝雀師匠の“おもいでや”は良かった。思わぬ拾いもの。
“おやじにさよなら”“風と落ち葉と旅びと”は、よくぞアップしていてくれましたと感謝することしきり。
“イムジン河”を歌ってる人が多いのにも驚きました。

で、今夜もダウンロード作業を続けるつもり。
予定の曲は・・・。

泣き虫ロポポ(ザ・ムッシュ)
恋人もいないのに(シモンズ)
面影橋から(及川恒平)
空よ(トワエモア)
折鶴(千葉紘子)
・・今のところ思いつくのはこんなもの。
やっているうちにまた増えていくでしょうけどね。

Winのほうではどうするのか知りませんので、なんとも言えませんが、
MacとiPodをもっていて、私と同じようにYouTubeから音声ファイルを抜き出せることを知らなかった方、すぐにMacFan今月号を買いにいきましょう!

   gonbe
# by starforestspring | 2009-09-17 17:57 | 音楽 | Comments(2)

昭和

GHQカメラマンが撮った戦後ニッポン
続・GHQカメラマンが撮った戦後ニッポン

戦後14年間もの間日本に滞在したカメラマンが撮影した写真、30000点の中から抜粋された写真集。
驚いたことに“カラー写真”である。
これまでいろんな本で見てきた終戦直後の写真(東京裁判の様子・原爆投下後の広島・皇居など)はすべて白黒写真だった。
だから当時の日本人が着ていた服の色とか、汚れ具合とか、子供たちのリンゴみたいな赤いほっぺとかが、白黒写真で見るとき以上にリアルに目に飛び込んでくる。

撮影されている場所の多くは東京なのだが、「続」の第4章“古都の戦後”に京都が出てくる。
河原町・寺町・四条通り・清水神社・音羽の滝・八坂神社・市電。
幼い頃の記憶にすこし重なる写真が出てきて、ページをめくる手が止まってしまった。
ことに141ページの“買い物途中の姉と弟”には。

“写真”とは“真(まこと)を写す”から写真と言うのだ・・と、あるカメラマンが言っていた。
たしかに一枚の写真には100ページの文章に勝る感動を与えてくれることがある。
静止したその瞬間がいつまでも後世に残る。
時間を切り取り、動きが止まる“前”と“後”とを残さないことで、見るものの想像はどこまでもふくらむ。

切り取られた瞬間の数々が時代を語る。
時代と人々の暮らしと思い出とを語る。

“写真”に感謝せねばなるまい。

   gonbe
# by starforestspring | 2009-09-16 09:50 | | Comments(0)

教訓

タイトルをみて、加川良を思いだした方はかなりのマニア。
ここではごく一般的な意味での“教訓”について。
ちょっと前までこのブログに掲げていた
“明日は明日の風が吹く”も、教訓に分類されるようです。
“座って半畳寝て一畳”
なんの本だったか、これを読んだときは感心しました。
そうだよなあ、しょせん人間ってこんなもんだよなあと。
なんだか気が楽になった覚えがあります。

教訓といえるのかどうかわかりませんが、
さんまさんのお嬢さんの名前のもととなったとご本人が言っている
“生きてるだけでまるもうけ”
これもいいです。
ほんとですよね。
生きてりゃこそいいこともあり、つらいこともあり。
死んじゃったらそれでおわりですから。
自分がいなくなったあとの世界って、考えったって面白くないもの。

“少年老いやすく学成りがたし一寸の光陰軽んずべからず”
わかってはいるのですが。。。
いやわかっていたつもりなのですが、つい。
世の中には、誘惑が多すぎます。
この言葉、兄から教わった記憶が在ります。
失った時間は取り戻せませんが、それなりにいい時間だったのではと思います。

“失敗は成功のもと”
これは真理ですね。
これまでの成功の影には必ず失敗がありました。
問題は、失敗の数と成功の数とがイコールでないことです。

“軽四を抜いた先にはオービスが”
これまで、一本道をのろのろ走る軽四に我慢が続かず、
「トロトロ走ってんじゃねえよ!」と、脇をすり抜けて追い越した先にオービスがあって、
にこやかな笑顔で切符を切られたことが2回あります。

今日、3回目。

“のど元過ぎれば熱さを忘れる”
そういえば、こんな教訓もあったっけ。

   gonbe
# by starforestspring | 2009-09-13 23:58 | 雑感 | Comments(0)

海辺

夏が終わり、浜茶屋が閉じられてしまったあとの砂浜はやはり寂しい。
ここ北陸の海は、空も水の色も灰色なので、寂しさ・・というより”寂寥感”という表現がぴったりくるような気がする。

夏には、家族揃って京都に帰り、亡父の墓参りと下鴨神社に足をつけに行くことを恒例としているが、実はもうひとつこの行事には楽しみがある。
途中の福井県敦賀ICで高速を降りて、ちょっと走ったところにある水晶浜というところに寄り、海水浴をすることだ。
ここの海は千里浜みたいにどこまで行っても膝の上あたりということもないし、美川みたいにちょっと行ったらいきなり深くなるということもない。
水もきれいで、深さも適当。泳ぐにはちょうどいいのだ。
浜辺に集まる人々の数も,多すぎず少なすぎず。
その気になれば誰にもぶつからずに長い距離を泳いでいられるし、
人が少なすぎて時間と空間を持て余し、“蟹とたわむる・・”ということもない。
なにごとにつけ適度なのだ。

桂川や琵琶湖が幼い頃からの泳ぐ場所だった我が身にとって、白い入道雲や水平線まで広がる広く青い海はあこがれの場所だった。
いつか自分もそういうところで泳いだり、体の上に砂をかぶせて頭だけ出して寝そべったりということをしてみたかった。
誰かさんのようにアロハを着てウクレレを弾いて・・という願望まではさすがになかったけれど。


そういう楽しいところという印象の海辺が、ある地域の人にとってはそうではなく、
“怖いところ”
“夜一人もしくは二人で歩いてはいけないところ”
そう教えられて育った人がいるということは驚きだった。

うちの会社にアルバイトに来ていた彼女は昼、
しかも大勢の人と一緒でなければ海には近づかなかったと言う。
だからトレンディドラマなんかでリカやカンチ、達郎や薫、広海や真琴が海辺を歩いているシーンがあると、すごい違和感と恐怖感をもったそうだ。
曰く「どうしてあんなに楽しそうにしていられるのかがわからない。恐くないのかなあ」

彼女の育ったところは新潟県柏崎市。
原発とそして拉致で有名になった町。
柏崎に住む子供がみんな彼女のように親や先生から教えられるのかどうか確認していないが、彼女が海辺について話すときの様子や語り口から、その内容が決して誇張されたものではないという印象を受けた。

昨日から「半島へ、ふたたび」という本を読み始めている。
柏崎は著者である蓮池薫さんの出身地。
そして彼と、のちに奥さんとなる祐木子さんが、ふたりして拉致された町だ。
24年の年月を経て故郷に帰ってきた蓮池さん夫妻。
北での24年。
もし拉致されず、日本で同じ24年をすごしていたら・・。
そんなことを考えたことはないだろうか。
夫妻のお子さんからみれば、柏崎は故郷ではない。
北は故郷。日本に来ることに抵抗はなかったのだろうか?
日本の暮らしに慣れて、とまどうことなく毎日を過ごしていればいいが。。

そんなこんなのお節介なことも考えながら、ページをめくっている。

   gonbe
# by starforestspring | 2009-09-12 18:40 | 雑感 | Comments(0)

頭の洗濯

コミック。
なんて言ってしまえば、そこはかとなくカッコよさが漂うが、早い話が“マンガ”
子供のころから、結構読んでる方だと思う。
が、なんでもOKというわけではなくて、
“頭の洗濯”が出来るものに限って読んでいる。

手塚治 はるき悦巳 みなもと太郎 川原泉 須賀原洋行 古谷三敏

この6人が私の頭を洗濯してくれる方々だ。

火の鳥
陽だまりの樹
じゃりんこチエ
風雲児たち
笑う大天使
よしえサンち
レモンハート
・・・等々

頭が、日々の暮らしで疲れてしまったときに、
彼らの作品を読むことでクリーンアップする。
これでなんとかバランスを保つことが出来ている。

無条件にばかばかしい物語。
どっぷりとのめりこむことが出来る物語。
忘れかけたことを思いだすことが出来る物語。
彼らの作品はそういうものばかりだ。

この6人以外のコミックは我が家にはない。
しかしこの6人のコミックは数えきれないほどある。

一所懸命仕事をする。
いろんな本を読む。
いろんな人といろんな話をする。

そんなことばかりでは疲れてしまう。
そんなとき、この6人のコミックを取り出し、寝そべって読む。

疲れが取れます。

   gonbe

昔はとんねるずの番組もそのひとつだったのだが。。。。
食べるばかりの番組になってしまって、つまらなくなってしまった。
(=ばかばかしさがなくなった)
ノリダーやダーイシ、モジモジくんのころはよかった。。。
# by starforestspring | 2009-09-11 23:07 | | Comments(0)


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