カテゴリ:京都橘 オレンジの悪魔たち( 20 )

京都橘高校吹奏楽部のパレードが見られなくなる日

京都に帰省したとき、四条通りを歩いていたら、C国の観光客とおぼしき人たちが歩道いっぱいに座りこんでいて、通行する人たちの邪魔になっているのに本人たちはおかまいなし。大きな声で言葉を交わしながら手にしたアイスクリームなどを食べていたのを目撃したことがある。京都橘高校吹奏楽部に群がるカメラマンさんたちの姿はそれに似ている。

ちゃんとマナーを守って撮影しているとわかる動画もあることから、そういう人たちばかりではないということは承知している。しかしそれにしても・・・・である。

さくらパレードで寺町をマーチングする他の団体の動画を見たけれど、橘に比べるとその数の差は歴然。橘にくっついて移動するカメラマン、通り過ぎたあとその場を去るカメラマン、そして観客たちが多いからだろう。

これからもたぶん、京都橘を追いかけ、撮影する人たちは増えていくに違いない。しかしその大勢の人たちがさして広くもない商店街を演奏して歩く彼女らに群がることで、起こりうる事態も当然予測できるわけで。

単なる高校生の部活動であるにせよ、彼女らの集客力はいまや並みのレベルを超えている。であれば、それに対する安全対策を講じることは、まわりの大人の仕事だろう。50人や60人の人を制御する方法と、200人や300人の人を制御する方法は、違ってあたりまえなのだ。

警備員を増やす。ロープで区切る。広い道路にコースを変える。何らかの対策を打たないと、「混乱を未然に防ぐため」「商店主や住民たちからの苦情が多いため」という理由で、京都橘高校吹奏楽部が、さくらパレード(やその他のパレード)の参加団体から外されてしまう日が来てしまうのではないか。

そんな心配をしている。


gonbe5515




by starforestspring | 2018-11-16 13:02 | 京都橘 オレンジの悪魔たち | Comments(0)

昨日観たもの。

『長岡京ガラシャ祭りパレード(京都橘高校吹奏楽部)』
『大空港2013』
『shortcut』

『大空港2013』また観てしまった。最初のところだけもう一度・・と思ってAmazonPrimeを開いたらつい最後まで。

・・・やっぱり観てしまうわ。

b0137175_12354886.jpg
で、そのノリで、この映画の前に撮られたという『shortcut』を探したら、これもAmazonPrimeにあったのでそのままスタート。・・結果、エンドクレジットまで。終わって時計を見たら午前1時。いつも10時すぎには寝てるおっさんをこの時刻まで起こしておくなんて、三谷さん、やっぱりあなたはすごい。

中井貴一さん、鈴木京香さん、梶原善さん、いい仕事をなさいました。



『長岡京ガラシャ祭り』
去年よりさらにカメラの数が増えたような気がする。今回確信した。私が許せないのは、撮影という行為をテキトーに扱ってるとしか思えないおっさんたちの存在なのだと。

b0137175_12513909.jpg

プロではないけれど、私もカメラ、使います。ビデオも撮ります。少なくとも、撮影するにあたって最低限これだけは必要だろうというものは心得ているつもりです。曰く、対象に対する思い入れ、撮影にあたっての集中力、撮りたい画像、動画のイメージ。付け加えるなら周囲への配慮。

ところが、動画に映ってるおっさんたちには、それらが微塵も感じられない。自撮り棒に装着したカメラを後ろからくるパレードに向けて高くかざし、自分自身の目は進行方向に。おい!それでいまどんな映像がフレームに入ってるのかわかってるのか!わからんだろ!手振れとか、見切れとか、そういうのはおかまいなしか?

提案します。今後は許可証を持った人以外の撮影は禁止にしませんか(スマホは除く)


機材だけが立派で、ただ“撮っただけ”でしかない撮影をする連中(この言葉を使うのはずっと我慢してたがもう我慢できない)、誰を撮ろうとしたのか、なにを撮ろうとしたのか、観る人になにを伝えようとしたのか、そういうものが感じられない連中には、退場してもらいましょう。演奏してる部員たちと見に来てる人たちの邪魔をしてることに気づいてないのか、気づいていてもそれでいいと思ってるのか。

ある意味、ストーカーでしょう。部員の皆さんは、どういうふうに撮られてるのかわからないし、どういう場でその映像が公開されるのかわからないのだから。

いいトシしたおっさんが、カメラ抱えて場所取りしてんじゃねえよ!見ている人たちを押しのけてるんじゃねえよ!その人たちは祭りを楽しんでるんだ。京都橘を“撮影しに来ただけで他には興味なし”のアンタとは違うんだ。祭りはその土地の人のもんだろうが。その場にいるならちゃんとその目で見てやれよ。彼女らの演奏とステップの向こうには私らが想像も出来ない汗と涙とがあるんだよ。そこにちゃんと敬意を払えよ。


gonbe5515




by starforestspring | 2018-11-15 12:58 | 京都橘 オレンジの悪魔たち | Comments(0)

我が身を知る。


昨日疲れた体にエネルギーを注入するために、京都橘高校吹奏楽部のマーチングの動画を見た(楽器フェア)。どういうわけだかカメラが客席を向いた。そこに映ったのは、私と同じくらいのおっさんの群れ。ひしめき合ってるのね。正直、ちょっと異様な光景です。あの人たちの中で、展示されてる楽器を見に来た人は何人いるのだろうか。


草津のパレードもまた見た。これは何度見ても残念な状況。パレードの前を横切る人、車道にせり出して圧迫してくる人、回りの状況を見ず、カメラを構えて我先にポジション取りに走る人。実行委員会の皆さん、京都橘の人気と集客力を甘く見込んでしまったようだね。

昨日行われた長岡京ガラシャ祭りも見た。カメラの数がすごい。地元の長岡京の人ばかりではなく、他県から京都橘のパレードを見ようとやってきた人が多いのだろう。実にご苦労なことである。実にうらやましいことである。さらにうらやましいことには、みなさんプロとみまごうばかりの装備をお持ちでいらっしゃる。一脚や自撮り棒を高くかざしてパレードの後を追いかける姿は、敵艦を探して潜望鏡を出してる潜水艦のような。惜しむらくは、その歩き方、構え方が素人丸出しであるところだろうか。


上記の全部がおっさんである。なんの統率もなく個別に動き、ひしめき合ってるおっさんの群れ。競輪場や競馬場なら当たり前の光景だが、その視線の先にあるのが高校生(しかもたぶん女子限定)であるということで感じるこのゾワゾワッとくる悪寒はなんだろう。

たぶん、みんながみんな彼女らにカメラを向けているから・・だろうな。撮ることに夢中で、見ることを忘れてるからだろうな。

私自身がおっさんで、また京都橘吹奏楽部の演奏、パレードを生で見たいと切実に願っている者なので彼らの気持ちはよくわかる。わかるけれどもさ、なんというかこう、もうすこしおっさんとしての落着きというか重厚感というか、そこはかとない枯れた味わいを期待してしまう私は変なのか?

これが20代の若者たちのしていることだったらこんな風には感じないはずだ。「若いうちはねえ・・」「これからだもんねえ」「うらやましいねえ、あんなに夢中になれて」「見てごらん、女の子たちも嬉しそうだよ」と、ちょっと高見から、分別くさく語っているに違いない。

現実はおっさんである。「還暦過ぎてるからねえ」「先も長くはないもんねえ」「うらやましいねえ、あんなに夢中になれて」「見てごらん、女の子たちも嬉しそうだよ」とかは、ちょっと言えない。実際のところは「見てごらん、女の子たちも、実のところは戸惑ってるんだよ」と言うしかない。

橘に群がるわが同輩たちに申し上げる。もう少し落ち着こう。年相応のふるまいをしよう。老いてこその慎みは持とう。孫が見ているぞ。女房が見ているぞ。自分が映ってる動画をあとで見て、キャッと叫んで穴にもぐりこみたくなっても知らないぞ。


「我が身を知る心、得たる人の心なるべし」


gonbe5515












by starforestspring | 2018-11-12 13:15 | 京都橘 オレンジの悪魔たち | Comments(0)

「しょせん高校生の部活動ですから。」

NHKの『新日本風土記 八丈島』を見た。東京から290km離れた海の上にある東京都。はるか昔は流人の島だったところだ。八丈島と言えば私はすぐに宇喜多秀家さんを思い出すのだけど、これは間違いなく『風雲児たち』の影響。

番組の中で、島の人が質問に答えて言った。「島のいいとこは近所づきあいがいいとこじゃないですか?」その言葉を聞いた瞬間「いやあ、私には無理だわ。」と思ってしまった。人とつきあうのは嫌いじゃないけど、近所づきあいが当たり前となると気が重くなるタチなもんで。

b0137175_12151462.jpg
京都橘高校吹奏楽部の映像をあちこち探してる合間に、他の高校のマーチング映像もいくつか見ている。たまたまなのかもしれないけれど、京都橘高校のステップやダンスを取り入れてる高校もいくつかある。比較してどうこうという気はないのだが、本家京都橘高校との違いは一目瞭然だ。ステップのスピード、振り出す足の切れの良さ、そして角度など。

そういうところの違いが伝統の差なのだろうと思う。逆に言えば、取り入れる側であればこそ、橘の動きを自由にアレンジ出来るし、京都橘では出来ない冒険も出来るのではないだろうか。欧米の技術や制度をアレンジし、取りこんできた日本のように。これから彼らがどんな伝統を作っていくのか、えらそうな物言いかもしれないが、楽しみに見ていたいと思っている。


マーチングを見ていると、やはり目につくポジションというのはあるものだ。パーカス隊は、自分が好きだからどうしても注目してしまうけれど、DMさんやカラーガードさんなどはすぐに顔を覚えてしまう。だからいろんな動画を見ているうちに、つい彼女らを探してしまうことがある。

ところが実際にマーチングをしているメンバーは80人とか100人とかいるわけで。隊列の左右の端であればカメラに映る機会も多いけれど、真ん中の列にいる子はなかなかそうはいかない。でもそういう子たちを抜きにして、橘の演奏は語るわけにはいかない。

b0137175_12151497.jpg

そもそも、目立つの目立たないのということ自体、部外者の勝手な見方なのだ。彼女らにすれば、顔と名前とがちゃんと一致し、一緒に練習し、一緒に笑い、一緒に汗を流す同じ部活の仲間なのだ。そういう間柄に、担当する楽器やポジションの優劣なんかあるまい。

京都橘を追いかけているうちに、お気に入りの子が出来るのは自然なことだと思うけれど、だからといってその子にばかり注目して、そうでない子たちを“その他大勢”でくくってしまっては、それこそ部外者の勝手なモノサシ、贔屓目だろう。

「しょせん高校生の部活動ですから。」退任された田中先生がことあるごとにおっしゃっていたこの言葉は、彼女らをアイドル化し、一部をもてはやしその他をないがしろにしかねない部外者に対する警句でもあったのではないかと思うのだ。

b0137175_12151630.jpg

京都橘高校吹奏楽部という部活で、夢を持ち、追いかけ、楽しんでいる普通の高校生を、老いたオッサンの不純な色眼鏡で見るようなことは絶対にすまい。そう自分に言い聞かせている今日このごろである。



gonbe5515





by starforestspring | 2018-11-04 13:07 | 京都橘 オレンジの悪魔たち | Comments(0)

DVD発売希望

今や京都橘高校吹奏楽部の演奏を、動画で見るのが日課になった私です。朝出勤前に「Down by the Riverside」と「Winter games」を聞くと、不思議に「今日も働くぞ!」という気持ちになりますね。

b0137175_13333106.jpg

それにしても・・さまざまなパターンの振り付けを、彼女らはどうやって覚えているのだろうか。いや、もちろん繰り返しの練習以外に方法はないってことはわかっている。隊列の数が変わったり、演奏する場所が変わったりしたときに、どういう対応をしてるのだろうかということ。日々の練習だけではなく、合宿とかもあるだろうし、学生生活の多くの部分を部活に充てているんだろうなと思う。ることになるのだろう。

昨日の新聞で、「文化部の部活動を週5日に」というのが出てたけど、橘はどう対応するんだろうか。

b0137175_13333196.jpg

先日久しぶりにTSUTAYAに行った。(ずっとDISCASでレンタルしてるので、もう2年ほど店には行ってなかったのだ)行って驚いたのはカウンターがなくなっていてセルフレジになっていたこと。スタッフの方にとっては、ありがたいシステム導入に違いない。と同時に、レジ業務がなくなったら、どんな仕事が出来るようになったのかを聞いてみたい気がする。POPの作成、ディスプレイの工夫など、これまで時間が取れなかったことが出来るようになったのではないか。・・・余計なお世話か。

時間もあったので、しばらく来なかったうちにどれほど変わってるだろうと、店内を歩き回りあちこちの棚を見て回った。すると、クラッシックのコーナーに、精華女子高校吹奏楽部のCDが2枚置いてあるではないか。いやあ、びっくり。CD出してるんですね精華は。収益は吹奏楽部の楽器の購入費用や、遠征費に使ってるのかしら。

京都橘もDVD出してくれないでしょうか。日本パルスっていう会社から出てるのは知ってるのです。ただコンテストだけではなく、パレードとかも含めたDVDが出るとうれしいなと。

b0137175_13434202.jpg
高校生活は3年。その3年のうち、同じメンバーで演奏できるのはたった1年。年度ごとに変わるメンバー、ステップ、振り付け、音。彼女らはそれを、次々に覚え、そして忘れていかなければならないのだ。彼女らの見る人を魅了する明るい演奏。彼女らがそこでおくびにも出さない練習での汗や涙。そんなことを考えるたび、ただただ感じ入ってしまう私です。


gonbe5515



by starforestspring | 2018-11-02 13:55 | 京都橘 オレンジの悪魔たち | Comments(0)

主観 客観

誰がおっしゃった言葉なのか、いつだったのかも思い出せない。でも、あちこちで読んだ記憶があるから、たぶんそれは文章を書く時の鉄則のようなものなのだろう。曰く

「主観で書くのではなく、客観で書くことだ」

たとえば、好きな女の子に告白したけれど、残念ながら撃沈したとする。彼女のことをどれだけ好きだったか。振られてしまってどれほど悲しんでいるか、それを主観で書いてはいけないのだと。振られた自分を俯瞰して観察し、落ち込んでいる様子をつまびらかに、悲嘆にくれる姿がどれほど痛ましいか、そして滑稽に見えるか、それを書きなさいと。

自分自身のこととして書いたら、それは単なる感情の爆発。客観視したものは観察と表現。


ここしばらく、必ず橘の演奏とパレードの動画を見ている。特に「2015Hearts are One」には泣かされた。
b0137175_13260504.jpg
b0137175_13260528.jpg

私は彼女らの動画を見る時、当然ながら演奏している彼女たちに目を奪われていた。ステップを踏みながら楽器を演奏するのは大変だろう。並大抵の訓練で出来ることではないだろう。曲によって、パレードする場所によって、自分の立ち位置によって変わるステップをどうやって覚えるのだろう・・そんなところばかりを見ていた。

ここ二、三日は違う。彼女らを取り巻く人にばかり目がいってしまう。そしてその中の多くを占めるのが還暦前後のオッサンであり、そのほとんどがカメラまたはスマホを使って橘のコたちを撮影していることに気がついた。

かつて、松田聖子さんがステージで歌うとき、ウンコ座りをし、頭にハチマキを巻いて「セイコちゃ~ん!」と叫ぶ男の子たちがいた。どんなに贔屓目にみても、下手くそという言葉以外に評価のしようがない男の子が「キミたちおとこのこ ヘヘヘイ!」と歌い踊っている姿に、泣き叫ぶような悲鳴を送っていた女の子たちがいた。

あれはね、気にならなかった。ステージにいるコは、恋愛対象であり、あんなふうになりたいと思える憧れの対象であり、そうはなれない自分だからこそ、彼ら彼女らに自らを仮託して夢をみていたのだと思うから。


だけども、孫ほどトシが違う女の子に夢中になって、撮影に汲汲としているおっさんに対して、どうしても好意的になれない自分がいる。あんなふうにはなりたくないという自分がいる。

いや、夢中になるのはいいのよ。私自身も彼女らに夢中になってるわけだから。でもね、「セイコちゃ~ん」と叫んでいた若者と同じように、カメラをかざし、後を追いかけ、前を行く観客を押しのけて進んでいくのはわれわれのトシになった男がとるにふさわしい行為ではないだろう。

これまでいろんな苦労をしてきたに違いない。歯を食いしばって悪口雑言に耐えてきたに違いない。今になってようやく、自分を解放し、夢中になれる対象を見つけたのかもしれない。

であればこそ、トシにふさわしい態度でもって、彼女らを見守ることこそカッコいい行為なのではないか。それくらい高楊枝したっていいのではないか。

私はこれまで橘のパレードを生で見たことがない。目の前に彼女らがいたら、心躍り、血圧は上がり、下手したら卒倒してしまうかもしれない。でもだからこそ、一脚をもって突き進み、目の前にいる彼女らではなくモニターに映る彼女らだけを見つめ、曲が終わっても拍手や歓声を送らずに、よりよい撮影ポイントを確保することばかりに気がいってるオッサンにはなりたくない。


生の橘を見られるチャンスが来たら、私は絶対にカメラを持たずにその場に立とうと思う。両目で彼女らの姿を、両耳で彼女らの音を聞き、左右の手で拍手をし、この口から称賛の叫びをあげようと思う。

聖子ちゃんを追いかけていた若者たちと私たちは違うのだ。私たちにとって彼女らは恋愛対象にはなりえず、ましてセックスの対象でもないはずだ。純粋にその技術、熱意、努力、涙、汗に敬意を表し、私たちに届けてくれる素晴らしい音とステップと、笑顔に対して感謝と称賛を送るべき相手のはずだ。

追いかけまとわりつくのではなく、静かに彼女らを鑑賞し、彼女らの演奏を自分がどういうふうにうけとめているのか、それを素直に表現し伝えることこそ、我々世代に求められる“オトナの行為”ではないだろうか。。

もう一度言おう。 スマホを捨てよ、彼女らは目の前にいる。


いや、どうしてもというのなら、止めはしません。お好きにどうぞ。あなたを止める権利は、私にはないのだし。


gonbe5515








by starforestspring | 2018-10-31 13:37 | 京都橘 オレンジの悪魔たち | Comments(2)

楽しまない人たち。傍観する人たち。

携帯電話の登場は、街から公衆電話を駆逐し、スマホの登場は、人に恥という言葉を忘れさせた。

そしてもうひとつ、スマホの登場は、撮影を変えた。かつて写真を撮る、動画を撮るということは、技術と知識を必要とするものだった。撮影はプロの仕事だったのだ。金を払う対象であり、金を払うに足る仕事をしてくれるものだった。撮影対象の捉え方、フレームの切り方、対象との距離等々、アマチュアとは違う次元で事は行われていた。

ところがフィルムではなく、スマホで撮影することが多くなってから人は、とにかく撮る、とりあえず撮る、撮ってしまったあと考える。そんな風になってしまった。その行為自体が、羽のように軽くなったのだ。ねえ、そんなにやみくもにとって、そんなにテキトーにとって、そのあとその映像は、大切にされるの?

草津のパレードを見た。撮影し、アップしてくださった方には心からのお礼を申し上げる。

私がこれから申し上げることを、快く思わない方が必ずいらっしゃるだろう。だからと言って私は、ここに自分の気持ちを表すことをためらうつもりはない。

京都橘高校吹奏楽部のパレード。その周りに群がるスマホ撮影者たちに物申す。アンタたちは自分がどんなことをしているのか、その姿を映像で確認したことがあるのか?

ねえ、画面を見るより実物をみてはどうだろう。学校が休みの日にはるばるやってきて、演奏してくれている高校生たちに、称賛と感謝とねぎらいの拍手を送ってあげたらどうだろう。そんな手振れブレブレの、一週間だか二週間だかしたら、きっと削除されてしまうに違いない映像を撮ってる暇があったら、アンタ自身の網膜に、彼女らの姿を焼き付けたらどうだろう。小さい画面に映る姿より、手を伸ばせば届きそうな距離にいる彼女らの姿を見つめたらどうだろう。


パレードを見る者が、パレードを楽しんでいること。彼女らが一番喜ぶことはそれだと思うのだ。群がり、立ちふさがって彼女らの進行方向を塞ぐことを、アンタたちは恥ずかしいと思わないのか?

手に持ったスマホの小さな画面で彼女らを見て、あるかないかの穴から拾った貧しい音で彼女らの演奏を記録するくらいなら、現地に行く必要はないではないか。せっかくそこにいるのなら、等身大の彼女らが演奏している姿を見、空気を伝わって届く彼女らが紡ぎだす音を楽しませてもらうべきではないのか。

彼女らがそこにいるのに彼女らを見ていない。それはとても失礼な行為だ思う。アンタたちはそう思わないのか。鈍感なやつらだな!酸いも甘いもかみわけたおっさんであればこそ、彼女らに対する節度は持ち合わせるべきだろう。


はっきり言おう。アンタたちの姿は浅ましい。


沿道にいる人たちは、スマホの画面を見つめているか、あるいは無反応で彼女らを見ているか。手拍子をしたり拍手を送ったりしている人はごくごくわずか。ローズパレードを知る京都橘の悪魔たちには、とても不気味な状況に違いない。


この動画におけるパレード観覧者たちとの違いを比べてほしい。興奮と熱狂こそ、彼女らの演奏に対する称賛と敬意の表れ。そのことをこの動画は教えてくれる。


b0137175_11522967.jpg


それにしてもだ、草津ハロウィンの実行委員さんたちよ。もう少し広い道路の使用許可を取れなかったのか。片側一車線のうちのひとつだけを彼女らに歩かせ、そのすぐ横をクルマが通るとかありえないだろう。パレードをしている彼女らに向かってクルマが走ってくるなんて・・・。君ら自身が、彼女らのパレードを軽く考え、敬意を払ってないことが見え見えじゃないか。

b0137175_11522925.jpg
幸いなことに、京都橘の演奏、パレードを美しい映像、クリアな音質、見事なフレーミングで撮影してくださるまるでプロのような方たちが何人かおられる。そういう人たちのご厚意に甘えようじゃないか。手持ちのスマホで撮影するのをやめ、目の前を演奏しながら通っていく彼女らに声援を送り、拍手を送り、自分がいかに彼女らの演奏を楽しんでいるかを彼女らに伝えようじゃないか。

アンタが彼女らに対して持つその気持ちを、アンタ自身の行動で示そうじゃないか。彼女らに対する一番の気持ちの伝え方はそれだと思うのだ。


スマホを捨てよ、彼女らは目の前にいる。


gonbe5515









by starforestspring | 2018-10-29 12:05 | 京都橘 オレンジの悪魔たち | Comments(4)

私はパーカス隊が好き

b0137175_15531073.jpg
最近すっかり京都橘高校吹奏楽部のファンブログになってる感のある源町19番地でございます。

私自身はそのことを喜んで受け止めております。長くブログをやっておりますと、どうしても色が固まってしまうというか、向こうは見るけど、こっちは振り向かないとかありますから。

昔から読者でいてくださる方はよくご存じのように、私にとっての最初の転機は、女優多部未華子さんとの出会いでした。ドラマ『デカワンコ』が、このブログを劇的に変えたのです。その変化のおかげで私は多くの知己を得ましたし、『つばさ』『君に届け』などの聖地探訪も果たすことが出来ました。このツアーを企画してくださったyamarine師匠や、NABEさん、川越のパパさん、それから『つばさ』について数々のうんちくを語ってくださったDeepPurplin王子への感謝は今に至るも忘れたことはございません。

あの頃のイケイケ感は、今思い出してもうれしく楽しく懐かしいものです。

b0137175_15530851.jpg
で、今は京都橘吹奏楽部ですよ。昨日も書きましたが、このバンドの演奏、パレードは、場所が違う、曲が違う、人が違う、アングルが違うで、ひとつのイベントをそれこそ何通りにでも楽しめるのです。Youtubeにはありがたいことに、多くの映像がアップされています。これ全部見るのは無理だろうと思うくらいありますし、一回見ると、どういうわけか二回目を見たくなるという“魔性の映像”でありますので(出てる人たちが悪魔なだけに)キリがない。


たとえば、つい先日行われた「楽器フェア」。アトリウムでの演奏は、正面の左側、中央、右側から撮影された映像で楽しませて頂きました。でも白状しますと、私が一番見たかったのはパーカス隊だったのですね。

正面から撮った映像では、画面の遠くに頭だけが見えている彼女らの姿。それを間近で撮ってる人はいないのだろうかと、探し回ったら、なんとこれがいらっしゃったのです。すごいなあ。手ぶれはすごいですが、そんなの気になりません。よくぞこれを撮ってくださいました!感謝感謝!



人生の酸いも甘いもかみ分けたオッサンたちを惹きつける魅力が彼女らにはある。いや、もしかしたら、酸いも甘いもかみ分けたからこそ彼女らに惹きつけられるのかもしれません。


gonbe5515




by starforestspring | 2018-10-27 16:03 | 京都橘 オレンジの悪魔たち | Comments(0)

橘中毒

昨日から、私のスマホのロック画面とホーム画面の画像がオレンジの悪魔たちに変わりました。スマホを開くたび、私の心がなだらかになるのがわかってありがたい。

昨日の休みは、橘のyoutubeの映像をずっと見てました。不思議に飽きることがありません。だって年度やパレードの場所、ステージが違うと同じ曲を演奏しても、メンバーや隊列、動きなどが全然違うからです。

もちろん、例の『吹奏楽の旅』も何度か見ています。あの番組で新1年生として紹介された子たちが3年生になった時の様子を見るのが楽しいですし、ドラムメジャー(DM)が、1年生や2年生のときに、楽器を演奏しながらステップを踏んでる姿を見るのも興味深いものです。

1年ごとにメンバーが抜け、そして入ってくる。高校の部活という枠の中でつながれ、育まれてきた伝統や歴史というものを、これらの映像の中から感じ取ることが出来ます。もちろんそれは、彼女らの努力のごく一部にしかすぎないのですが。

昨日、たくさん見た映像の中で特に興味深かったものをご紹介させていただきます。


2018年のローズパレードの先頭をとったDMさんが、クラリネットを吹いているのが見えます。tippiちゃんの姿が見えるのもうれしい。
b0137175_12504246.jpg
現在のDMさんが同じくクラリネットを演奏しておられる。途中でトランペット隊10人が見せる演奏も見事。こんなことまで出来るんだと、驚いてしまいました。もうまったく、彼ら彼女らはエンターテイナーです。
b0137175_12504038.jpg
2014年徳島県阿南市での橘高校吹奏楽部の演奏会。とにかく「sing sing sing」がすごい。これまで私が聞いた中では一番じゃないかと思うほどです。現在のそれよりかなりアップテンポの演奏で、圧倒されてしまいます。この年、阿南市は台風に襲われ多くの被害を出したそうなんですが、最後のほうの生徒さんのスピーチではそのことにも触れています。ラストに聴かせる「sailing」と「蛍の光」が泣かせる。
b0137175_12503521.jpg
彼女らの汗と笑顔、そして音楽が、私にこれほどの影響を与えるなんて、思ってもいませんでした。いわば私は“橘中毒”にかかったようなものです。ニコチンや酒の中毒とは違い、抜け出したいなあと思うことはありません。むしろ中毒になったことを喜んでいます。本人に治す気がないのですから、これからもずっと、私は中毒のままでしょう。


gonbe5515





by starforestspring | 2018-10-26 13:00 | 京都橘 オレンジの悪魔たち | Comments(0)

10月21日東京ビッグサイト 楽器フェア

今日は10月22日。京都橘高校吹奏楽部が東京ビッグサイトのイベントでパレードとパフォーマンスを行ったのは昨日の21日。


その様子がはやyoutubeでアップされています。“京都橘吹奏楽部 2018 楽器フェア”で、検索されると続々と出てくると思います。パレードのほうは、どういうわけだか途中途中で演奏が切れてしまっているのだが、アトリウムでの演奏は秀逸。

b0137175_13560820.jpg

メンバーによる曲紹介のMCがあるのです。悪魔たちが喋ってるのを聞くのはこれが初めて。いかにも高校生のしゃべりなところが好印象。

思ったほどには観客が多くなかったのが意外でしたが、それでもオレンジの悪魔たちの演奏はきっと大勢の人になにがしかの感銘を与えたのではないでしょうか。

b0137175_13560725.jpg

それにしても、ローズパレードやアナハイムのディズニーでの観客の反応をyoutubeで見てる身には、日本の観客の受け身体質、感情表現の大人しさは少々残念です。しょうがないのでしょうけどね。国民性はいかんともしがたい。

動画をアップしてくださった方々にこの場を借りてお礼を申し上げる。東京まで行けなかった身には、実にありがたい動画です。ご自身もいろんな状況をおしてビッグサイトに出向かれ、撮影に腐心されてのことだと思う。おかげさまで私は彼女らのパフォーマンスを見ることができた。ありがとうございます。

オレンジの悪魔たちへの感謝は言うまでもないことですが。

次は長岡京ガラシャ祭り。11月11日です。


gonbe5515



by starforestspring | 2018-10-22 13:58 | 京都橘 オレンジの悪魔たち | Comments(0)


タベリストgonbe     よしなしごとつづり


by starforestspring

プロフィールを見る
画像一覧
通知を受け取る

検索

最新のコメント

>kazematic-n..
by starforestspring at 16:53
角だらけの文章を書いてお..
by kazematic-night at 22:11
山国釣師さん、おはようご..
by starforestspring at 10:29
私は全く逆の考えかも知れ..
by 山国釣師 at 09:32
marrellaさん、お..
by starforestspring at 19:15
京都橘のパフォーマンスは..
by marrella at 18:38
山国釣師さん、おはようご..
by starforestspring at 11:11
リプありがとう御座います..
by 山国釣師 at 21:11

カテゴリ

全体
雑感
それでいいのか日本人
京都
映画・ドラマ

京都橘 オレンジの悪魔たち
お酒の話
サッカー
思い出
多部未華子さん
サロメ計画『サロメ』
八尋計画『私を離さないで』
連続テレビ小説『つばさ』
映画『あやしい彼女』
 
太宰治さん
川原泉さん
永六輔さん
 
男と女その摩訶不思議な関係
世界の中心で、愛をさけぶ
白夜行
連続テレビ小説 マッサン
連続テレビ小説 カーネーション
連続テレビ小説 あまちゃん
  
ディズニーランド
音楽
僕のマンガカタログ
時事
食べものについて
美術
USJ

Link

記事ランキング

画像一覧

以前の記事

2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月

ブログパーツ