カテゴリ:音楽( 218 )

「埠頭を渡る風」

「春が、来た」で、心の逆むけをひっぱってしまった私。のぞいた赤身を見つめながら、さてユーミンの曲の中で、なにをベスト1に推すべきだろうかと小一時間。

いずれも捨てがたく、年齢、生活環境、土地、仕事、友人・・等々に左右されるよなあと、ベスト1を選ぶ作業が無意味にも思えたのは確かである。が、そういうこざかしい言い訳を粉砕してしまうだろうと思えたのがこれ。

「埠頭を渡る風」

この曲の状況を映像で見せてくれる動画をYoutubeで見つけたのだけれど、これはよく出来てるなあと感心した次第。

♪白い吐息が 闇の中へ消えてゆく
♪凍える夜は 私をとなりに乗せて
♪ゆるいカーブで あなたへ倒れてみたら
♪なにも聞かずに 横顔で笑って

♪青いとばりが 道の果てに続いてる
♪悲しい夜は 私をとなりに乗せて
♪街の灯は 遠くなびくほうき星
♪なにも言わずに 私のそばにいて

「私のそばにいて」の部分でもって、私は長い間この曲を、女性が男性の存在でもって傷を癒していく短い時間を表現したものだと思っていたのだが、それは間違った解釈だった。

なにかの理由で心に傷を負った男性の、ただそばにいる。なにも言わず、なにも聞かず、ただ助手席に座っている。そういう女性を歌った曲なのだと気づいた時に、私は追い求めていたものがこの曲の中にあることを知る。

たとえば1000人のユーミンファンに「Best1を選ぶとしたら?」という質問をしたら、この曲を挙げる人はきっと多いと思うのだ。

何も聞かずに横顔で笑った彼が、今の伴侶になってる方もいれば、なにも言わずに助手席に座ってくれていた彼女が、遠い思い出になっている人もいるだろう。

女性という不可思議な存在。追い求めていた母性。それがこの曲に見つけられると気づいたときに、この曲は私の中でBest1になったのだ。


gonbe5515





by starforestspring | 2019-02-20 12:28 | 音楽 | Comments(0)

「春よ、来い」

街角から流れてくる曲にふと立ち止まり、思わず涙する・・そんな歌詞をだれかが歌っていたけれど、私にだってそういう経験はある。

「春よ、来い」ユーミンの曲である。

彼女のアルバム「ひこうき雲」が発売されたのは私が高校1年生で、友人の家で覚えたばかりのマージャンに明け暮れた頃だった。だからこのアルバムや「COBALT HOUR」に入ってる曲を聞くとつい友人の部屋を思い出してしまう。

「春よ、来い」には、人には言えない思い出がくっついている。今となってそれを誰かに語ったとしても、誰もうなずいてくれないだろうし、不思議な顔をされるに決まっている。それでも私にとってこの曲は、このトシになった今も、運転中のラジオから流れてくるイントロを聞くだけで、ウインカーとワイパーのレバーを間違えてしまうほど私を動揺させる。

♪春よ まだ見ぬ春迷い立ち止まるとき
♪夢をくれし君の 眼差しが肩を抱く

♪夢よ 浅き夢よ 私はここにいます
♪君を想いながら ひとり歩いています
♪流るる雨のごとく 流るる花のごと

♪春よ遠き春よ まぶた閉じればそこに
♪愛をくれし君の なつかしき声がする

この曲を聞くと、遠い昔に聞き、そして歌った童謡「春よこい」に記憶がつながっていく。それがまた、なんとも言いようのない心持ちにさせるのだ。

今日この曲を聴きながらふと、DISCASのたまったレンタル可能枚数を全部、ユーミンのアルバムにつぎ込んでしまおうかと真剣に考えてしまった。



gonbe5515



by starforestspring | 2019-02-18 15:57 | 音楽 | Comments(0)

「二月のうた」

二月になるといつも思い出すのは、坂庭省悟さんの曲「二月のうた」。もう何度もこのブログで紹介させてもらっているが、懲りずに今回も。

♪冷たい風に 足踏みして
♪知らない人たちと 今日もまた
♪同じ電車を待っている 
♪二月の駅のホームで

♪もうすぐ季節は 一巡り
♪空に一番星が 光れば
♪あの日に帰って みたいような
♪二月の駅のホームで

♪夢を見るなら 明日の夢が
♪いいななんて ハミングして
♪見上げた空は 昨日より軽い
♪春がそこまで 来ている
♪春がそこまで 来ている

「二月のうた」坂庭昇悟


いい曲なのだ。音とメロディーで、本当にもうすぐそこまで春が来ているような、そんな気持ちになれるのだ。

先日東京駅で列車を待っているとき、ふいにこの歌を思い出した。人が大勢いるホーム、名前も知らずお住まいも知らず、だけど次の電車を待っていることだけはみんなが同じ。一期一会・・と言ってしまえば笑われるかもしれないが、そういう場があればこそ、運命の出会いとか、人生を変えるヒラメキとかがあるのではないだろうか。


電車が出発する。電車が到着する。電車が出発する。人が乗る。電車が到着する。人が降りる。ホームには私たちを動かすなにかがきっとある。


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私は京都駅山陰線ホームに大事なものを落としてきてしまった。そんな気がしている。それがなんなのか、今でも考えることがある。



gonbe5515









by starforestspring | 2019-02-02 12:43 | 音楽 | Comments(0)

『駅ピアノ チェコプラハ特別編』

年末年始はいつもとは違う番組が放送されることが多いので、新聞のテレビ欄を全部チェックするだけで結構な時間がかかる。毎年必ず録画しているのもあるし、初めて見つけて「これは!」と思うものもある。

今年の「これは!」だったのが『駅ピアノ チェコプラハ特別編』チェコのプラハの駅に置いたピアノに定点カメラを据え、やってきて演奏する人たちの姿を映し45分の番組。この番組、なにかの時に偶然目にして、その時は日本人女性の二人連れが「剣の舞」を弾いていて、続々集まってくる人たちの数に驚いたことがある。それを覚えていたので、今回この特別編を録画したわけ。

プラハの駅に置かれたピアノを弾きに来たのは、幼稚園の園長、久しぶりに会う親子、ホームレス(!)、それから恋人同志など。この恋人同士は、男性が別の駅のピアノを弾いてる時に、女性が通りがかり、その演奏に心を奪われたことがきっかけで交際するようになったとか。そして今度結婚するのだとか。

音楽ってすごい。

建築業に携わってるオジサンだったり、まだ幼い女の子だったり、ピアノという楽器は演奏者の年齢を問わないところがいいと思う。そしてやはり、演奏者と耳を傾ける人との間に、目に見えない心のつながりが出来るような気がする。今回の放送でも、演奏を聴き終わった人が、演奏していた人に近づき「素晴らしかった!これでビールでも飲んでくれよ。」とコインを渡すシーンがあったし、買ってきたばかりの食べ物を奏者に渡して去って行った人もいた。

ビアノが人を惹きつける 。人がピアノに集まる。楽器ってすごい。音楽ってすごい。


gonbe5515




by starforestspring | 2019-01-07 15:55 | 音楽 | Comments(0)

のんびりしながら音楽を。

あっちの掃除、こっちの掃除と額に汗し、やれ電球の交換だ、正月用品の買い物だと追いまくられる年末とは違い、“のんびりすること” が一日を過ごす条件のような正月には、酒を飲みながらテレビを見る、酒を飲みながら音楽を聞く、あるいは酔いつぶれて昼寝する・・以外の過ごし方をあまりしたことがない。

大晦日、NHKで放送されたベートーヴェンの第九を聴いた。第九と言えばバイロイト・・と盲信に近いものを持っている私だが、だからといって他の演奏を頭から否定するような愚は犯したくない。というより、バイロイト以外で涙が出てしょうがないような演奏を、いつか聴かせてもらえないものかと、ひそかに楽しみにしている。

天と地をつなぐ音楽。天から降り注ぐ歌声。内からあふれだす激情。こらえきれない興奮。バイロイトの第九を聴くたびに私はそんなことを感じる。今回のNHK交響楽団および東京オペラシンガーズはいい仕事をしたと思うけれど、さすがに涙までは・・・。

クラシックを聴き始めて間もないころ、友人が同じ曲のレコードを何枚も持っていることが不思議でならなかった。そんな私に彼は言った。「指揮者と楽団の組み合わせ。ライブかスタジオ録音か。同じ曲でもそれによって全然違うし、同じ曲なら指揮者と楽団が違えばまた違う。もっと言えば演奏した年代が違えば、同じ指揮者、同じ楽団でも別の曲に聴こえる。それを聴き比べるのがクラシックの楽しみのひとつなのだ。」と。その言葉にうなづけるようになったのは、しばらくしてからだった。

CDやレコードで、音楽を聴くことは悪くないが、それよりもライブやテレビ放送で、演奏中の奏者の姿を観察しながら聴くことのほうが私は好きだ。さらに言えば、熱情にかられるように演奏するコンチェルトの独奏者(それがフルートでもピアノでもヴァイオリンでも)よりも、楽団を構成する部品のひとつとして、自らを捧げる楽団員の姿のほうにこそ目を奪われる。一人ひとりの奏者の表情、指の動き、音を出さないときに見せるつかのまの安堵。それら一つひとつに目を凝らしていると、耳から入る音と相まって、彼らの姿が音楽の要素のひとつを構成しているような気がしてくる。


バイロイトの映像があれば・・・。そのことが残念でならない。



gonbe5515




by starforestspring | 2019-01-04 15:20 | 音楽 | Comments(0)

秋には秋の

落ち葉が道路で舞う。それを竹ぼうきで掃除する人たちには、どこか達観したような表情が見える。秋である。もう少しすると冬になり、雪が降る。

この季節は加川良の歌がよく似合う。

さっき『下宿屋』を聴いた。「そこの角砂糖でもかじったら」で、子供の頃よくかじってた角砂糖の味を思い出し、「ラーメンの香ばしさが唄ってた」で、昔の” チキンラーメンの香りを思い出す。(ここで唄われてるラーメンはチキンラーメン以外にあり得ない!)

『枚方のあきちゃん』は晴れた冬の日のことを歌ってるようだし、『伝道』は冷え切った四畳半で、暖房代わりの日本酒を飲みながらギターを弾いてるようだ。彼の歌は秋と冬が似合う曲が多くて、桜の花びらが舞う春や、若者たちが海辺で遊ぶ夏に似合う歌がない。


もうだいぶ前、かなり古い本に「加川良と吉田拓郎、この二人はやがてフォーク界を二分する両巨頭として・・」というようなこと書いてあったのを読んだことがある。私はちょっと信じられなかったのだけれど、確かにそう思われていた時期があったらしい。

しかし誰もが知ってるとおり、吉田拓郎は売れに売れ、バックバンドを従えて武道館でたびたびコンサートを開くまでになる。対して加川良は、自分の歌声と、ギターの響きが届いている人たちの顔が見える場所で、麦を踏みながら歌い続けた。

春夏秋冬、四季それぞれに当てはめることが出来る歌を歌っていた拓郎と、秋と冬が似合う歌ばかり歌っていた加川良。それが二人の売れ方を分けた‥私にはそう思えてならない。

だけれども

売れることと後世に残ることとはまた違う話だと思うのだ。決して負け惜しみではなく。

売れることが悪で、売れないことが善というわけではないのだ。そしてまた、売れることが善で、売れないことが悪というわけでも決してない。聴き手にその人の歌がどう届くか、どう響くか、そこが本質だ。その人の歌で人生が変わった人の人数は、売り上げ額で集計できるものではないはずだ。

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加川良はたしかに拓郎ほどは売れなかった。売れなかったけれど、私にとっては生き方やものの見方を変えてくれた人生の師匠であり、心から敬愛する音楽家なのだ。「フォーク界を二分する両巨頭」の座を吉田拓郎と分かち合えなくても(たとえ分かち合っていたとしても)彼の歌、彼の歌声は、私にとって思い出であり、歴史であり、教訓であり、指針であり続けるのだ。

加川良はすでに逝ってしまった。しかし、まだ生きている私は、毎年秋が深まってくると彼の歌を聴き、口ずさむ。そうすることで、焚火の前に身を預けているときのような心持ちになれる。

そう、彼はまだ、消えてはいない。


♪マッチ1本 火をつけて
♪明日をのぞいたら
♪夜空いっぱい 思い出が
♪ふるえていました

  加川良『流行歌』より抜粋


gonbe5515

       <文中敬称略>




by starforestspring | 2018-11-05 11:48 | 音楽 | Comments(0)

私のディーバ 藤原秀子さん


五つの赤い風船のボーカル、藤原秀子さんは、私のディーバである。彼女の歌声には心臓の鼓動がある。血の流れがある。こたつの暖かさがある。

そんな秀子さんがアルバム『ゲームの終わり』、一枚目最初の曲で「私は地の果てまで」を歌い始めるとき、形容しがたい感情の波と体の震えを感じるのが私だけであってもかまわない。そのことが、アルバム『ゲームは終わり』をいつまでも忘れられない理由なのだろうと思う。
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♪苦しいからって 逃げないでいるのは
♪あなただけ なのでしょうか
♪私は逃げる 地の果てまで
♪どこまでも どこまでも

♪一人一人が 逃げないでいたら
♪あなたは今 どうしているのか
♪いろんな夢が あなたをさそい
♪そしてあなたを 狂わす

♪それも気づかず 君は一人で
♪生きているのと 言わないで
♪私が逃げても 追う人もいない
♪人はみんな そうしたもの

♪私は逃げる 地の果てまで
♪どこまでも どこまでも
♪一人一人が 逃げないでいたら
♪あなたは今 どうしているのだろう

♪それも気づかず 君は一人で
♪生きているのと 言わないで
♪私が逃げても 追う人もいない
♪人はみんな そうしたもの

♪私は逃げる 地の果てまで
♪どこまでも どこまでも
♪一人一人が 逃げないでいたら
♪あなたは今 どうしているのだろう

  「私は地の果てまで」  作詞・作曲 西岡たかし


この曲のあと、『ふる里の言葉は』が続く。

♪君は覚えているのだろうか
♪歩き続ける旅路の果てに
♪ふる里の言葉はない
♪ふる里はボクにはない

秀子さんの歌声は、あの頃と同じく、私の心にしみ込んでくる。とても懐かしいもの、忘れてはいけない時代、忘れてはいけない日日、忘れたくない瞬間を運んできてくれる。

一人でこのアルバムを聴いていると思わず知らず、涙をひとすじこぼしてしまうことがある。もちろんそんなこと、私以外に誰も知らない。知られたくもない。

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♪歩き続けるボクの心には
♪これが人生と知らないままに
♪ふる里の言葉はない
♪ふる里はボクにはない

♪昨日死んだおまえのために
♪明日生まれるおまえのために
♪ふる里はやってはこない
♪ふる里はどこにもない


秀子さん、もう5年です。

gonbe5515



by starforestspring | 2018-09-18 12:40 | 音楽 | Comments(0)

時と場合

半年ほど前、長年愛用していたiMacがおシャカになった。
iTunesに入れていた楽曲、保存していたビデオデータ、ともに沈んだ。

それからは、AmazonPrimeで音楽を拾って、スマホにため込んでいるのだけど、当然のことながら、以前の楽曲と同じものを揃えることは出来ない。とはいえ、特に不便を感じることもなかったのでほっといたのだけど、最近になって困ったことが起きている。

朝の散歩のときに聴く曲がない。

目が覚めて、眠い目をこすりながら犬を連れ出し、近所を歩く。そういうときに激しい音は耳に入れたくないし、かといって再びベッドにもぐりこみたくなるような音もお断りだ。

そういうわけで、洋楽だとサイモンとガーファンクル、日本だとさだまさし、薬師丸ひろ子、森高千里なんかがよかろうと思って聞いているのだけど、限られた曲数なので、短いサイクルで元の曲に戻ってしまう。たとえば、モーツァルトやショパンなんかをリストに加えられるとありがたいのだけど、なかなかこれは!と思うものに出会えない。

冬の日本海に演歌は似合うけれど、夏の砂浜で聴こうとは思わない。スキー場でユーミンは似合うけれど、ベートーヴェンを聴こうとは思わない。高速を飛ばしているときに佐野元春はイケイケ気分になるけれど、加川良では走っていることそれ自体が申し訳ないことなのだと思ってしまう。

聴く音楽は、状況に左右される。

ということでPrimeさん、もっと大判振る舞いしてはくれませんかね?


gonbe5515

草むしりをしているときに作業がはかどるのは、誰がなんと言おうと落語。





by starforestspring | 2018-09-17 11:50 | 音楽 | Comments(0)

『ゲームは終わり』

私が加川良さんの『枚方のあきちゃん』を聴くたびに、今も特別な感情に襲われるのには理由がある。いまさらそれについて詳しく述べるつもりはないけれど、枚方での日々には、欠かすことの出来ないアルバムがあった。

ある年代以上であれば、ご存知の方も多いと思うが、五つの赤い風船の解散コンサート『ゲームは終わり 五つの赤い風船解散記念実況版』である。

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このアルバム、兄が所蔵している。私も擦り切れるくらい聴いたのだが、なにぶん兄の所有物であるので、好きな時に聴くわけにいかず、まして京都と富山、なかなかターンテーブルに乗せる機会はない。

さればと、Amazonで探してみたのが5年くらいまえだろうか。当時すでに廃盤になっており、中古はプレミアのついた超高値。しかたなくあきらめていたのだが、最近また「聴きたい!」気分になり、今度はヤフオクをチェック。

そしたらなんと!何点か出品されているではないか。しかも完全版のCDまで出てる。へえ!

もちろん、即決価格設定のやつをポチッとし、(品物を見つけてからポチッまでの時間は、これまでの最短記録だったと思われる)昨日自宅に届いた。

聴き倒しましたよ。ええ。もう、最高です。さすがに涙まではでませんでしたが、一枚目A面一曲目「私は地の果てまで」のイントロは震えながら聞きました。また三枚目A面一曲目「吉祥寺」のバンジョーの音も。

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人間面白いもので、悔しいことや悲しいことはたくさんあったはずなのに、そしてその当時は毎日生きていくのが辛かったはずなのに、トシを取るといいことしか思い出せない。思うに記憶の引き出しに、自分で鍵をかけていて、開かないようにしているのだと思われる。自己防衛でしょうな。

そして明るい記憶、何度でも思い出したくなる記憶はもうオープンスペースに出してあって、いつでもどうぞ、よろしかったらお手にとってみませんか?状態。このアルバムは、私が悩みながら迷いながら日々を過ごし、かつ夢とか希望とかいう言葉をまっすぐに信じていた、たぶん私にとって最も幸せだった日々を彩ってくれたものなのだ。

♪今も昔も変わらないはずなのに なぜこんなに遠い
♪本当のことを言って下さい これが僕らの道なのか

叫ぶように歌いながら、頬を切る寒風の中をバイクで走ったあの夜も、オープンスペースに置いてある。

出品してくださった方に、心からの御礼を申し上げておいた。
本当にありがたい出品だった。


今夜も聴こう。


gonbe5515











by starforestspring | 2018-08-31 11:55 | 音楽 | Comments(0)

「Puff」

これまでどれほどの音楽を聴いてきたのか数える術もないけれど、特別な思いで聞く音楽というものがいくつもある。毎日夕方5時、小学校の校庭に響いた、ドヴォルザークの「新世界より」。馬車の屋根の上のスピーカーから流れてくる「パン売りのロバさん」。この歌に潜むいろんな不思議について考えてしまう「やぎさんゆうびん」。

どれもが大切なものとして、心のヒダに残っている。


「Puff」

Puff, the magic dragon lived by the sea
and frolicked in the autumn mist in a land called Honah Lee.
Little Jackie paper loved that rascal puff
and brought him strings and sealing wax and other fancy stuff.

Together they would travel on a boat with billowed sail
Jackie kept a lookout perched on puffs gigantic tail.
Noble kings and princes would bow whenever they came.
Pirate ships would lower their flag when puff roared out his name. oh!

A dragon lives forever but not so little boys.
Painted wings and giant rings make way for other toys.
One grey night it happened, Jackie paper came no more
and puff that mighty dragon, he ceased his fearless roar.

His head was bent in sorrow, green scales fell like rain.
Puff no longer went to play along the cherry lane.
Without his life-long friend, puff could not be brave.
So puff that mighty dragon sadly slipped into his cave. Oh!

Puff, the magic dragon lived by the sea
and frolicked in the autumn mist in a land called Honah Lee.

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ホナリー島に住む魔法のドラゴンとジャッキーペーパーという名前の男の子の物語。

ドラゴンの命は永遠だけど、ジャッキーペーパーはそうではない。

ある灰色の夜、ジャッキーペーパーは遊びにこなくなった。

ドラゴンはひとりぼっちになってしまい、自分のすみかに帰ってしまった。


二人がどんな風に遊んでいたか、なぜジャッキーペーパーは来なくなり、ドラゴンはひとりぼっちになってしまったのか。いつもその理由を考える。

成長して大人になったので、ドラゴンと遊ぶ時間がなくなった。ドラゴンと遊ぶよりもっと面白いことを見つけた。二人はずっとなかよしだったけれど、永遠の命を持たないジャッキーペーパーは年老いて亡くなってしまった。

それとも?


PPMが歌う「Puff」を、今日久しぶりに聴いた。「Puff」のメロディーと3人のハーモニーは、私をいつでも別世界に連れて行ってくれる。

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gonbe5515





by starforestspring | 2018-07-10 14:16 | 音楽 | Comments(0)


タベリストgonbe     よしなしごと残日録


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