夏休み

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♪麦わら帽子はもう消えた
♪田んぼのカエルはもう消えた
♪それでも待ってる夏休み

今年の夏は梅雨明けが早く、そしてこの猛暑。“命に関わる”なんて言葉が、連日天気予報で連呼されている。

先日、ある人(55歳日本人男性)と話をしてて話題になったのがこの暑さ。地球温暖化だヒートアイランドだと、とおりいっぺんの言葉が出た後、ふと彼が言ったのが、「昔は暑さで人が死ぬなんてなかったのでは?」

♪姉さん先生 もういない
♪きれいな先生 もういない
♪それでも待ってる 夏休み

一人もいなかったということはないはず。でも、10人近くの方が毎日暑さが原因で亡くなるなんて、さすがになかったのではないか。

私が覚えている夏は、今やどこにも見つけられない。風鈴、氷柱、川遊び、プールのあとみんなで食べるスイカ、ステテコ姿のおじさんと、ビール瓶。

昔はよかったというのではない。スイッチひとつで冷たい風が吹き出してくる機械が各部屋にあることはありがたいし、桶に水をためなくても、蛇口をひねれば冷たいのから暖かいのまで自由に出てくる穴もありがたい。今の私は、そういう恩恵を体全部で享受させてもらいながら、この夏をすごさせてもらってる。

♪絵日記つけてた 夏休み
♪花火を買ってた 夏休み
♪指折り待ってた 夏休み

それでも、ときどきはあのころのことを思い出すのだ。あの頃の私たちは、暑さに立ち向かってた気がする。夏休みになると、始まる前の誓いはどこへやら、連日朝から友だちと一緒に川に出かけ山に登り。長じてからは、ボートをこぎ、かき氷を食べコーラをがぶ飲みし。さらに長じて、アロハを着てバイクにまたがり、浜辺で花火を振り回し、ビールを飲み汗をかきながら朝まで過ごした。

“命に関わる”暑さなのだ、それはわかっている。ただ、オッサンには、夏休みに入ったというのに、児童公園や空き地に、小学生の姿が一人も見えないことが少々寂しいのだ。

♪畑のトンボは どこ行った
♪あの時逃がして あげたのに
♪一人で待ってた 夏休み

子供は体温の調節が大人のようにはうまくいかない。そんなことで命を落とすなんて、親には空も自分自身も許せないだろう。とはいえ、夏の暑さに汗みずくになり、冬の寒さに身を縮め、春と秋の風におもいっきりからだを伸ばす。そういう経験の繰り返しも、暑さ寒さに耐えられる体を作るためには必要なのではなかろうか。


♪スイカを食べてた 夏休み
♪水まきしたっけ 夏休み
♪ひまわりゆうだち セミの声

子どもの声がしない夏休みは寂しい。

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子どもの声が聞けぬならせめて、一天にわかにかき曇り、バケツをひっくり返したような夕立を希望。


gonbe5515


#文中、引用させてもらった歌詞は、よしだたくろうさんの『夏休み』です#



# by starforestspring | 2018-07-22 12:32 | 雑感 | Comments(0)

『ブラタモリ』門司

ワールドカップ開催のために、しばらくお休みしていた『ブラタモリ』、前回は下関へ、今日の放送ではお向かいの門司を訪れるらしい。

恥ずかしながら私は山口県に行ったことがない。関門海峡も通ったことがない。東北地方は車で一回りしているし、船で津軽海峡を越えて北海道にも渡ったことがある。ところが山口県から向こうは、未踏の地。関門海峡に行ったことがない私には、前回と今回の『ブラタモリ』は見るもの全部が珍しい。海峡の幅が700mしかないとか、一日に通る船が500隻もあるとか、早い潮流と浅い水深から事故を防ぐために“導灯”というものがあるとか。もしここにへぇボタンがあれば、連打すること間違いなし。

この番組のせいで(おかげで)行ってみたい土地のリストは増え続ける一方。でも考えてみれば、なにも寅さんの映画のように全国を飛び回らなくても(タモリさんも移動が大変だろうし)、東京のあちこちを歩き回るだけでも番組は出来るような気がする。番組名のとおり、そこらへんをブラブラ歩きながらでも、高低差や暗渠や地層について語れることは多いのではないか。大きな広い範囲はもちろん面白いけれど、時にはごく狭い範囲を深く掘り下げて見せてもらえればと思っている。

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アシスタントの林田さん。京都で教わったことをちゃんと覚えていたり、タモリさんとのやりとりからぎこちなさが消えてきたりでいい感じ。固くなりがちな案内人とタモリさんとのやりとりを、うまく中和するのがアシスタントの仕事の一つだと思うので、これからも視聴者目線で、わからないところはどんどん突っ込んでいっていただきたい。

録画予約を絶対はずすことができない私にとっては数少ない番組のひとつ。今夜帰って、ビール片手にテレビに向かうのが今から楽しみでしょうがない。



gonbe5515



# by starforestspring | 2018-07-21 12:03 | 映画・ドラマ | Comments(0)

『ミックス』 一生懸命生きてる奴、バカにすんなよ。

今さら改めていうほどのことでもないけれど、

映画に求めるものは、人それぞれ違う。
映画が表現するものもまたそれぞれ違う。
求めるものの違いによって、優劣が決まるものでもない。
表現するものの違いによって、優劣が決まるものでもまたない。

『赤ひげ』の計算されたカメラワークが素晴らしいと思います。
『シン・ゴジラ』の特撮に感心した。

いいじゃないですか、ひとそれぞれで。

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今日の休日、『ミックス』を観た。
疲れた体と疲れた頭をなんとかしたいと思っていたときに、このディスクがDISCASから届いた。ちょうどいい、休息になりました。挫折、挑戦、勝利、敗北、新たな始まり。見終わって3時間たつと、「あれ?ラスト、どんなだったっけ?」となっているけれど、観ている間の私は実に楽しい時間を過ごしたのでした。

たとえば、今日『彼女がその名を知らない鳥たち』を観たのだとしたら、私は今頃疲れて寝ていることでしょう。『ミックス』だったから今こうしてキーをたたける。映画は、時と場合とで選ぶことが肝要なのだとしみじみしじみ。

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それにしても、蒼井優という女優のすごさよ。
『ミックス』での楊、『彼女がその名を知らない鳥たち』での十和子。その振れ幅の大きさには驚くばかり。「仕事ですから」と、彼女はこともなげに言うにちがいない。でもそれをやって不自然に見えない人は、そんなに多くはない。

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楊の「立て!ゴミども!休むときは死ぬ時よ!」のセリフで、疲れがふっとんだ。

なんの予定もない一日。あるいはやらなければならないことをやってしまったあと。シャワーを浴びて、冷蔵庫からビールを出してきて、のんびりと時間を過ごしたいときに見るにはいい一本。「え?この人が?」という人たち登場するので、お見逃しないよう。

楊が出てる場面は彼女から目を離さないことをお勧めする。


gonbe5515

# by starforestspring | 2018-07-20 18:45 | 映画・ドラマ | Comments(0)

『名文どろぼう』

9月の末日が私の定年退職日。たまってる有給休暇を消化しようとシフト表とにらめっこしていたら、会社の経営母体が変わるという発表が突然あった。吸収合併ではなく、新会社への移管だとのこと。私の有休は、風前の灯火・・・。

というか、たぶん、ムリ。
なんでこのタイミングで。。
ショックデカすぎです。

DISCASで映画をかたっぱしから借りてるのだけど、このブログで紹介したくなるような作品になかなか巡り合えず。自分の選択眼にちょっと自信がなくなってしまったので、図書館で本を借りてきた。その中の『名文どろぼう』が面白い。(竹内政明著 文春新書)竹内さんの本にはずれなし。勉強になります。

ひらがなを一回だけ使い、重複させず、かつ意味の通る歌。
この条件で作られたイロハ歌は、どなたもご存じだと思う。でも、それと同じ条件で別の歌を作った人がいるというのはご存知だったろうか?それがこの本で紹介されている。びっくりした。(上記のリンクの、なか見!検索で読めるので、興味のある方はどうぞ)

知らなかったことを知るって、いくつになっても心が躍るもんですね。

知らないままでいたかった・・ということも確かにあるけれど。


gonbe5515




# by starforestspring | 2018-07-19 14:02 | | Comments(0)

野党の皆様に申し上げる。

毎日暑い日が続く。
休みの日には、汗みどろになって庭仕事をしている。心の支えは村田蔵六さんの 「夏は暑いのが当たり前です。」のお言葉。まったく、おっしゃるとおり。冬に暑いわけではなく、夏に寒いわけでもなく、夏に暑いのですから、文句を言うわけにはいかない。

サッカーに限らず、スポーツにおいて多くの場合、点を取り合って、取った点が相手より多ければ勝ち。そういうルールが一般的だと思う。政治とスポーツを並列にしては申し訳ないけれど、日本の政治はオウンゴールを期待するばかりなのか?


自らの政治理念を公にするのでもなく、相手の政策に立ち向かうわけでもなく、反対ありきと揚げ足取りと。

この国をどうしたいのか。どちらの方向に持っていきたいのか。アメリカなのか中国なのか、EUなのか、単独路線なのか。そこをはっきりしないまま、加計だ森友だの重箱つつき。そんなことをやってる場合ですか?

アメリカだ中国だEUだ、そんなことはどうでもいいのです。この国が、この国として、独立独歩で歩んでくれさえすれば。国内問題を中国に“ご注進”する新聞社だとか、歴史問題を自虐的に取り上げるメディアだとか。日本にいたくなければお好きな国に行けばどうですか?

明治維新。幕末から明治への俊才たちの行動に対して、後世いろいろな見解が表明される。しかし!忘れてはいけない。いろいろ言う人たちは皆、その場に居合わせたわけではない。

平成30年、国会において野党に分類される政党の皆様にお尋ねしたい。あなたがたは、この国をどうしたいと考えているのか。それを実現するために、今現在なにをしているのか。

それをお伺いしたい。

一選挙民として。



gonbe5515





# by starforestspring | 2018-07-17 18:37 | それでいいのか日本人 | Comments(0)

2018ワールドカップRussia 10 終わっちまった悲しみに

終わっちまった悲しみに
今日も日差しが照りつける
終わっちまった悲しみに
リモコンを手に途方に暮れる


それはそれとして、柴崎クンご結婚、おめでとう。
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フランスの優勝で、2018ワールドカップRussiaは幕を閉じました。
クロアチア、及びませんでしたね。でもこれは、頂点に向かうためのベースキャンプの一つになることでしょう。彼らは力強いプレーを見せてくれました。世界のサッカーに新しい風が吹いたのです。

そしてジンクスはまた現実のものとなりました。私はいったいどうすればいいのでしょう。応援することで、負けてしまうなんて。笑い事ではすまされません。

ベルギーはまたもや見事なカウンター。もうほれぼれしますね。プレミアやリーガ、セリエAなどに比べると、格下に見られてしまってるようなベルギーのリーグですが、今大会の活躍により、注目度が増すのではないでしょうか。

この大会を「下剋上大会」と書いていた記事を読みました。そのとおり、FIFAランク下位の国が、上位の国を破る試合の多かったこと!参加国中ランク最下位(70位)だったロシアが、ベスト8まで進んだことも驚きでした。始まる前はグループリーグ敗退を信じて疑わなかったのです。ロシアの皆様、本当に申し訳ない。


日本の未来について考えると気が滅入る。決勝トーナメントに進んだことで大方の人たちは安堵しているように見える。いやいやいや。次の大会につながるものがなにか残ったのでしょうか?「おっさんJapan」と揶揄されたことは、決して的外れではなく、この大会でピッチに立った選手の中で、カタールにも出られそうなのは誰だ?

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これを逆手にとって、まったく新しいメンバーの登場に期待しようか。高くて強くて速いチームの誕生を待つことにしようか。

gonbe5515





# by starforestspring | 2018-07-16 17:06 | サッカー | Comments(0)

「ワトソン君、一緒に来てくれたまえ」

最近、時間をもてあますことが多い。もてあましていること、それ自体が仕事なのだから文句も言えないのだが、たまった仕事を右から左にちぎっては投げ、ちぎっては投げ・・という状態に慣れてしまってる身には、これが退屈でしかたがない。

なのでこのごろ「青空文庫」を開くことが多い。これまで岡本綺堂さんの『半七捕物帖』や太宰治さんの作品の再読などをしていたのだけど、昨日からコナンドイルの(青空文庫では “ドイル アーサー・コナン”と表記されている)ホームズものを読み始めた。

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青空文庫では、ドイルの小説を複数の訳者が訳しておられるのだけど、その中の大久保ゆうという人の訳(文章)が実にすばらしい。なめらかにつながる言葉。息継ぎに困らない文章。読みやすく、わかりやすく、かつ19世紀のロンドン、ベーカー街をのぞき見てるような気にさえなってくる。

いくつかの作品が、別々の訳者さんで紹介されているので、比較していただければその違いは明々白々。原文を読んだわけではないので、もしかすると訳としては大久保ゆうさんよりお上手な人がおられるのかもしれないけれど、“読める作品”にしておられるという意味において、大久保ゆうさんの文章は素晴らしいと思う。


探偵シャーロックホームズが盟友ワトソン博士とともに難事件を解決していく小説、青空文庫の大久保ゆうさんの訳でぜひ。

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gonbe5515






# by starforestspring | 2018-07-15 12:58 | | Comments(0)


タベリストgonbe     よしなしごとつづり


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