『西郷どん』

今日は暖かい一日でした。気温20度を越えた?つい先日まで、雪が降り、除雪をし、カイロを体にくっつけていたのに。まあ、春が来るのは、嬉しいことです。一歩一歩棺桶に近づいている実感もあったりするにせよ・・。


今日、『西郷どん』を見ました。
『風雲児たち』で西郷どんは結構なページで紹介されています。鈴木さんは、その西郷どんのイメージを壊さない面構え、演技をしてらっしゃると思うのです。

歴史の結果を知る私は、これから彼が歩む道のり、たどり着く地点を承知しているわけですが、それをわかっていてもなお、このドラマのこれからが楽しみでなりません。

なぜか。

彼の人生を変えたもの、彼の背中を押したものを、映像でしっかりと見せてくれているからです。今日の『江戸のヒー様』において、斉彬が西郷どんにお庭方を命ずるシーン。ああいうのを見せてくれるなら、私はなんの文句もございません。セリフと動きに紛れて見えにくかったけれど、感極まった西郷どんの頬を伝う涙。その一筋に、西郷どんの迷いなき思いをしっかりと受け止めることが出来ました。

『西郷どん』_b0137175_22575425.jpg

行動の裏には、動機がある。
それをしっかりみせてくれるかどうかが、感情移入出来るかどうかの別れめでしょう。

「マーチンショウ」も「北村笑店25周年」も、「安来節乙女組」も、あれだけ大げさに盛り上げといて、実際のところを一切映さず、「三ヶ月後」のようなテロップひとつで“終わったこと”にしてしまう某朝ドラに、イヤだと言ってもむりやり顎を押さえて、爪の垢を一年分くらい流し込んでやりたい気分です。


『西郷どん』失礼ながら始まった当初はそれほど大切に思っていなかったのですが、大河ドラマだからこそ出来る丁寧なドラマ作りをちゃんと踏襲してくれているところが好感度大。>ふきさんもまさかの復活!

『ワールドスポーツMLB』『ブラタモリ』に加えて、次の回が楽しみな番組がひとつ増えました。


・・・・And that's the way it is

gonbe5515





# by starforestspring | 2018-03-04 22:33 | 映画・ドラマ | Comments(0)

「ワールドスポーツMLB」が帰って来た!

ティンホイッスル吹いてみた。いい音が出ます。

平昌が終わって、新聞紙面が穏やかになった。

テレビのほうは、久々に「ワールドスポーツMLB」が戻ってきた。MLBニュースはやっぱりおもしろいです、大谷のエンゼルス入団、牧田や平野のメジャー挑戦。今年もまた、画面にくぎづけになりそうな予感。

青木のヤクルト復帰。イチローの所属球団未定。上原まさかの日本復帰?などなど、目が離せない話題がたくさんありますが、私は今年もまた、NPBはほったらかして、MLBに夢中になることでしょう。

小細工抜き。力と力。打てるもんなら打ってみろ!の勝負を私は見たい。

古い話で恐縮ですが、私がまだプロ野球中継を見ていたころ、ジョンソンという選手が巨人に入団しましてね(背番号5 巨人に入団した初めての外国人選手)その大騒ぎを覚えています。あのころ、日本に来る外国人選手は、ほとんどみんな、MLBで通用しなくなった(と言われる)選手たちばかりでした。メジャーリーグ>日本プロ野球の数式が通用していた頃です。

それが今や、大枚はたいてでも日本選手をほしがるMLB球団があるのですから、時代の変わりように言葉もありません。

「ワールドスポーツMLB」は、当然ながら日本選手が所属するチームの試合を優先的に放送します。正直申し上げて私はエンゼルスはそれほど好きなチームではないのですが、今年はこのチームの露出が格段に上がることでしょう。見ますけどね。


パイレーツやオリオールズの試合が見たいのだけれど、日本選手の誰か、入団してくれないかしら?



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gonbe5515



# by starforestspring | 2018-03-02 21:47 | 雑感 | Comments(0)

ティンホイッスル

前からほしかったティンホイッスルを買った。
甲高い音がするティンホイッスル。私がこれまで聞いて来た音楽のあちこちに顔を出してたこの笛を、前から吹いてみたかった。

手に入れたものの、練習時間をどうひねり出すかが問題。本を減らすか、映画を減らすか、ブログを減らすか、睡眠を減らすか、仕事を・・あ、これは減らせない。

アイリッシュミュージック。
タイタニック号の船底で、ジャックとローズが踊っていたときに演奏されていたもの・・と言ったらつかんでもらえるだろうか。私はああいう音色がたまらなく好きなのだ。

今日届いた一本を最初の一歩として、いつか聞いてくれてる人たちが自然に踊り出したくなるような、そんなメロディーを奏でられたらと思う。



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gonbe5515




# by starforestspring | 2018-03-01 21:00 | 音楽 | Comments(0)

『寝ずの番』

雪が積もった朝、我が家の犬は雪に鼻をつっこんでクンクン匂いを嗅いでいる。

想像するに、野生のころの名残りで、雪の下に隠れた小動物を探しているのではないか。あるいは他の犬が残していったマーキングの確認か。本人(本犬?)もなぜだかわからず、気がついたらついついやってしまってるというところか。長い年月を経て我が家の愛犬に伝わってきたDNAの不思議。好むと好まざるとに関わらず備わってしまう本能のなせる業に、驚かずにはいられない。

『寝ずの番』_b0137175_14011488.jpg
『寝ずの番』という映画を観た。
ようこんな映画作ったなと。劇場公開されたときの、客席の空気はどんなものだったのだろう。少なくとも、交際を始めたばかりのカップルが間違ってデートでこの映画を観たとしたら、さぞや居心地の悪いことだったろう。

ユーモアを解するには、教養が必要だと言われる。この映画は放送禁止用語が数えきれない回数出てくるけれど、その放送禁止用語の“使われ方”を解する教養を、観る者に求めているような気がしてならない。

Amazonのレビューでは“下ネタ”という言葉が使われている。けれど断じて言っておきたい。これは下ネタではない、艶話なのだと。下ネタと解する人は、下ネタとしか受け止められない程度の教養しかないのだ。「お○そ」「チ○ポ」「○ま○こ」出演者たちが大きな声で連呼するこの言葉に、眉をひそめる人、大笑いする人、ニヤッと笑う人、ポカンとする人。その反応の違いが、その人の教養や経験や性的嗜好の差なのだ。

下ネタというのは、下卑た笑いを伴うものだ。艶話は、違う。明るくあっけらかんとして、笑い飛ばせる話だ。この映画を下ネタのかたまりと受け止める人は、性を隠微なもの、秘めるべきもの、汚らしいものと理解しているに違いない。


落語の大看板、笑満亭橋鶴が病院で最期のときを迎えようとしている。師匠の最後の願いを聞いた一番弟子は、それを叶えるために弟弟子に女房をつれてこさせ・・・。
『寝ずの番』_b0137175_14011482.jpg
師匠の最後の願いがなんだったのか、それを書いてしまうわけにはいかないのが辛いところだ。これから観る人にばらしてしまうと、その人が観たときの大笑いを奪ってしまうことになってしまうので。私は笑った。大笑いさせてもらった。バカバカしくて涙が出そうになった。

『寝ずの番』_b0137175_14011493.jpg

笹野高史、中井貴一、岸部一徳、木下ほうか、田中章たち弟子がとにかく秀逸。その妻たち木村佳乃、土屋久美子、真由子たちのハジケっぷりもお見事。

『寝ずの番』_b0137175_14011487.jpg
自分が死んだあと、この映画のように思い出話を語り合ってもらい、陽気に、楽しく、寝ずの番をしてもらいながら送ってもらえればと思う。そして橋鶴師匠のように笑いながら三途の川を渡っていきたい。

『寝ずの番』_b0137175_14011480.jpg

映画を見終わったあと、もう一度巻き戻して出てきた都々逸や小唄のセリフを書き留めた。こういうのを歌ってサマになる大人でありたいものだ。

男と生まれてご婦人が嫌いなやつはいない。種を残す。それが男の本能なのだから。積もった雪を見れば犬が鼻をつっこむように、男は穴に突っ込まずにはいられないのだ。

「ガキの頃からイロハを習い、ハの字忘れてイロばかり」


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gonbe5515




# by starforestspring | 2018-02-28 14:14 | 映画・ドラマ | Comments(0)

終わりに寄せて 2 PyeongChang2018

朝の連続テレビ小説「わろてんか」
大河ドラマ「西郷どん」

同じNHKの作品かと疑ってしまうほど、このふたつには質の違いがある。
同じ泣いてるシーンでも、(近場で言えばつばきさんの泣きと須賀さんの泣き)冷静に見てることが出来るつばきさんのそれと、思わずもらい泣きしてしまいそうな須賀さんのそれ。
この違いはどこからくるのですか?

脚本だと私は思っとりますが。



昨日ああいう風に書いておきながら、次の大会でキム・ボルム選手が「平昌での屈辱をすすぐため」に、リンクに立っている可能性を否定しきれない。あの時の屈辱をバネに・・って話、あの国の人は好きそうだし、まして負けた相手が日本人だし。



金メダルを取った選手が日本人であった場合、今大会では君が代が流れるシーンの放送はカットされたそうだ。オリンピックに政治は持ち込まないというのが、クーベルタン男爵の掲げた理想だったはず。モスクワやロスアンゼルスでそれが覆されてしまったことは、今に至るも痛恨だけれども、大会に参加し、競技で最高の成績を収めた選手が日本人であった場合“のみ、その国旗が掲揚され、国歌が流されているシーンを放送しないということが、どうしてIOCの議論の的にならないのか不思議でならない。

終わりに寄せて 2 PyeongChang2018_b0137175_15481555.jpg
それを国民が望んでいると判断する放送局、それを当然とうけとめる視聴者、そのモノサシはいったいどういうものなのか、とことん聞いてみたいものだ。
終わりに寄せて 2 PyeongChang2018_b0137175_15481525.jpg
K国のことが少しでもわかるかしらと、最近私は東亜日報、中央日報、朝鮮日報、ハンギョレの日本語版を読んで、勉強させてもらっている。まだ3ヶ月くらいなのだけど、ぼんやりと見えてきたものがある。よくもわるくも、K国は、日本が気になってしょうがないのだ。

終わりに寄せて 2 PyeongChang2018_b0137175_15481588.jpg

よその国のことだから、そこがどこに向かって走ろうが、私にはどうだっていいのだけど。

日本も、いい人ばかりいるわけじゃない。同じ国の人間として、恥ずかしくなるような人も大勢いる。私自身がその一人かもしれない。

このオリンピックでの日本に対する対応をとって、それがK国すべての人にあてはまるわけではないことは充分承知している。私一人が旗幟鮮明にしたところで、お国にとっては痛くも痒くもないことも承知している。失笑の対象にさえなるだろうことも承知している。友人の何人かを失ってしまうかもしれないことも承知している。

それでも私は正直に、大きな声で、はっきりと申し上げておく。

私のK国に対する印象は、すこぶる悪いものだ。もともと悪かったけれど、このオリンピックにおける様々な出来事でさらにさらに悪くなった。

日の丸と君が代と同様に、アメリカの国旗と国歌を、中国の国旗と国歌を、画面から排除することが出来るのなら、話は別だが。




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gonbe5515



# by starforestspring | 2018-02-27 15:29 | 雑感 | Comments(0)


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