『半分、青い。』7分間の夏休み

昨日と今日の『半分、青い。』にちょっと感動した。

聞こえないことについての「あるある」に期待していたけど、一番いいものを昨日見せてもらった。こばやんと鈴愛のデート、こばやんの右側を歩いていた鈴愛が話しかけられて「すみません・・」と、彼の左側に移動する。私もこれをよくやる。それを自然に見せる小技も習得している。だからこそ、鈴愛のこの「すみません・・」が、いじらしかった。

本当にこのドラマで、聞こえない人についての理解が広がればうれしい。



今日の回の「夏休み」

『半分、青い。』7分間の夏休み_b0137175_18111047.jpg

夏休みが始まり、浮かれる鈴愛に律が言う。「前みたいにみんなで遊べなくなる。」

金華山のロープウェイ。花火。最後の夏に鈴愛がみんなと一緒に楽しみたかったことが、最後の夏だからこそ出来なかった。

感心したのが、夏休みの始まりから終わりまでの見せ方。
ドラマが始まって5分で夏休みが始まり、9分で『いつもポケットにショパン』を読み始め、
『半分、青い。』7分間の夏休み_b0137175_18111039.jpg
鈴愛の独白「律は秋風羽織をいっぺんには貸さず、ひとタイトルずつ貸してくれた。もしかしたら、貸して返してを続ける限りは、ほんの5分でも私と律が会えるから?なんてことを考えるようになったのは、秋風羽織に影響されているのだ、と私は思った。」が10分。

『半分、青い。』7分間の夏休み_b0137175_18124615.jpg
その独白の間に、メロンソーダを飲み、山に出掛け、スイカを食べ、花火をする。そして線香花火が落ちて砕け、夏休みが終わったのが12分。


7分で一か月半をきれいに自然に、見せてくれたことに、お礼を言いたい。こんなのをみせてもらうと、前作と比べることが申し訳なくなってくる。(ので、これからは前作に触れないことにする)


「私の中に、大人がなだれこんでくる」
「四角い青空。これが私の青春だ。」

ナレーションで話を進めるにしても、ただ、説明するだけではなく、こんなにきれいな言葉が続くなら、なんにも耳障りなことはない。手抜きだとも思わない。どんどんやってくれとさえ思う。

最近は、朝と夜、二回見ている。
『半分、青い。』赤丸急上昇中。


gonbe5515





# by starforestspring | 2018-04-24 18:18 | 映画・ドラマ | Comments(0)

私見に 疑問を呈する 持論を展開 してみる。

近頃、ある言葉に対して、なんとも言えぬ悪寒を感じるようになった。

「私見を述べた。」
「疑問を呈した。」
「持論を展開した。」

コメンテーターと称される人たちの言葉を紹介するスポーツ紙の記事で、最近これらの言葉が頻繁に使われるようになった(ような)気がする。

だいたい、「私見を述べる」っていうのは、自分個人の意見を、「すみませんねえ、私はこう思うんですよ、ゴメンナサイ」とか「いえいえ、私の言うことですからどうせたいしたものじゃないんですけど、ちょっとだけ言わせてもらうと・・」みたいに、少し控えめに、思うところを言わせてもらう時に使う言葉のはずである。

それがスポーツ新聞の記事では、「○○は私見を述べた」というふうに使われる。その○○が、上記のような、「控えめに思うことを言ってる」のを紹介するのであれば用法としては正しい。だけどその記事を読む限り、○○はなんの遠慮も、謙遜もなく言ってるようにしか思えないのである。

これ、ちがうでしょ?○○がそこで言ってるのは、“自分が正しいと確信している”意見でしょ?


逆なのが、「疑問を呈した」
言葉の意味は、「それ、違うんじゃないですか?」と、相手の行動、考えに対して、否定的な反応を示すこと。相手の言葉や行動に対して「おかしいんじゃない?」みたいなことを言うわけだから、言う本人が、相手と同等かもしくは上位にいて初めてこの言葉を使えるわけだ。だから、野球選手のプレーや成績を評価するなら、同じ野球という競技に関わっていなければならないと思うし、サッカーだって同様。でも、“疑問を呈する”人は、たいてい野球もやらず、サッカーもせず、全くの門外漢であるにも関わらず、自分の言うことに自信満々なのだ。私はそういうところが気になってしょうがない。


と、ここまで書いて、私は自分の思い違いに気がついた。これは記事を書く側のほうに問題があるのではなかろうか。言ってる人が悪いんじゃないんだと。少なくとも言ってる人だけが悪いのではないのだと。

言葉それ自体ではなく、使われ方なのだ。

問題を煽り、コトを大きくし、おもしろおかしく騒ぎたてる。一のものを十のように見せ、白を黒っぽく見えるように加工する。そのくせ、「ああ、それは白です」と言う人をどこかから探してくる、もしくは誘導質問をして言葉を引き出す。

そういう“作為”の存在を感じること、私の悪寒の原因はそれなのだ。


コメントを求められる方々に申し上げる。彼らに乗せられてはいけない。おだてられて調子に乗ってはいけない。彼らがほしいのは、あなたの真意ではなく、言葉の切れ端なのだから。


言葉それ自体に罪はない。



gonbe5515




# by starforestspring | 2018-04-23 17:40 | 雑感 | Comments(0)

夢と知りせば・・

ごく少数の番組を除いて、原則として私は民放を見ない。当然、コマーシャルにお目にかかることもない。

ないけれど、なにかのタイミングで、たとえば家族がテレビを見てる横を通り過ぎるとき、テレビのスイッチを入れたとき、前に家族が見てたチャンネルが最初に開くときとかに、音声と映像の切れ端を目にする。

それが私のコマーシャル体験なのだけど、奇跡的に多部未華子さんご出演のコマーシャルと遭遇することがある。先日見たのは『三井アウトレットパーク』のもの。富山県は小矢部市に何年か前にオープンした施設。

夢と知りせば・・_b0137175_17482241.jpg
私は多部未華子さんがコマーシャルをしてらっしゃるものは、積極的に生活に取り入れるようにしている。家族を連れて訪れたり(やよい軒・ Ropé Picnic )、自販機でお茶を買うときはそれ以外買わなかったり(おーいお茶)、お菓子が食べたくなったときは、かならずカゴに入れたり(ハッピーターン)。

ただ残念ながら、このアウトレットパークにはまだ行ったことがない。富山市から小矢部市まではそれなりの距離があるから仕方がないにしても、タベリストとしては申し訳ない限りだ。


閑話休題

寝てるときに見る夢。そこに知ってる誰かが出てきたら、それはその人に関わる強い印象とか、会いたい気持ちが夢として現れたとされている。現代においては。

ところが、昔(平安時代)は必ずしもそれだけではなかったそうだ。自分の思いが自分の夢に出てくるよりむしろ、相手の思いが自分の夢に出てくる。そう解釈されていたそうな。

この言でいくと、山崎アナウンサーは、しょっちゅうおばたのお兄さんの夢に出ただろうし、南沢さんの夢には、若林さんが毎晩訪れているのかもしれない。してみると、多部未華子さんが毎日見る夢には・・・・?

私たち、もしかしたら安眠妨害なのかもしれません>タベリスト同盟のみなさま。

思うから出るのか、思われてるから出るのか(こんな風に書くと幽霊みたい)それはどっちも正解なのだろうけど、やっぱり私は『思うから出る』のほうを取りたい。これまで何度か見た多部未華子さんの夢は、それこそ私が彼女に会いたいという思いが伝わったものだと信じたい。(そもそも多部未華子さんは私を知らないのだから『思われてるから出る』はありえないのだ)

だからこそ、ほとんど見ない民放の、ごく少ないタイミングで、三井アウトレットパークでちょっと上のほうを向きながら微笑んでる多部未華子さんの姿に遭遇すると、今も変わらずタベリストであることが証明されたようで、なんだかうれしい。

夢と知りせば・・_b0137175_17482212.jpg
“ごく少数の番組”に『探偵ナイトスクープ』がある。
この番組の臨時秘書として、多部未華子さんが出演されるということを、今日yamarine師匠に教えていただいた。
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『さんまのまんま』や『みなさんのおかげです』に出演されると聞いた時もうれしかったけど、今回のナイトスクープは格別でありますな。なにしろハリソン君や私は松尾さんの次の秘書として、多部未華子さんご就任を熱望していたのですから。

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5月25日の放送だそうだ。この日に間違いなく夢を見ることができます。思いは届く・・・んですな。ありがたいことです。

多部未華子さんと、マネージャーさんと、yamarine師匠に感謝です。


おもひつつ 寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを

小野小町


gonbe5515



# by starforestspring | 2018-04-22 17:56 | 多部未華子さん | Comments(0)

107ソングブック

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時々、全部通して聴きたくなる『107ソングブック』
ナターシャーセブンのメンバー、我夢土下座のメンバー、それから笠木透さん、そのほか、いろんな人が手作りで作ったシリーズ。我が家にあるのはCD。レコードではないのがくやしい。

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なんかね、やっぱりいいですよ。アメリカの古い歌、ブルーグラス、アイリッシュ、ともやさんたちのオリジナル。昔から聞き続け、耳に、唇に覚えている曲は、いいものです。安心して聴ける。聴けば落ち着く。


どれを聴いても心が拒否反応を示さない。音楽の好き嫌いって、いろいろあると思うんですが、ナターシャーセブン(と、その仲間たち)の歌は、好きとか嫌いの対象ではなく、あるのがあたりまえになってるのですね、私にとっては。

私が彼らの歌と一緒に暮らしていた頃が、一番楽しかった時代だったからかもしれない。やりたいことをやりたいようにやっていた。なろうと思えば、なんにだってなれる、そう信じられた。

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たかすけさんがいなくなり、しょうごさんもいなくなり、笠木透さんもいなくなり・・・。旭あにい、永六輔さん、古井さん。。。

亡くなった人たちの名前を呼びながら指を折る。
それが世のさだめなのだとわかっていても、悲しくてしかたない。


gonbe5515



# by starforestspring | 2018-04-21 17:26 | 思い出 | Comments(0)

I cannot speak English

今日、スパムメール以外で、初めて英文のメールをもらった。
海外から日本に帰って来られてる方で、お持ちの携帯が、

“Sorry my cell phone cannot write Japanese. ”

なのだそうだ。

私が送信したメールに対する返信だったのだけど、メールを開くと、私の目が英文を認識せず、自分が書いた文章だけが目に飛び込んできて、一瞬、“本文なし”に見えてしまった。

内容?
ええ、ちゃんと理解できました。先方さまも、気を遣って平易な文章を心がけて書いて下さったようで。

返信を英語で・・・と考えたのだけど、ちょっと考えてやめにした。日本語での送信は出来ないけれど、日本語の受信は出来るのだから、日本語のほうがいいだろうと思って。

この方とは、昨日電話で話をさせてもらったのだけど、もしかすると、日本語で話をするのも久しぶりでいらっしゃるのかもしれない。

海外で暮らしてらっしゃる日本人は多いと思う。言葉、文化、気候、習慣。ありとあらゆるものが違う国で、日々の暮らしを重ねるのは、楽しい部分もあるだろうけれど、大変な部分も多いにちがいない。

久しぶりの帰国なのだとしたら、なつかしい日本語と、懐かしい食事と、懐かしい人々に囲まれて、楽しく過ごしていただきたいものだ。

明日の朝、お会いすることになっている。ちょっと楽しみ。


・・・・And that's the way it is.

gonbe5515




# by starforestspring | 2018-04-20 15:50 | 雑感 | Comments(0)


川面を見つめて時の流れを知ったタベリストgonbe     よしなしごと残日録


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