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『漂うブログ』2

昨日のつづきです。


翻って自分のことを考えてみる。
ブログを始めて9年。調べてみたら、書いた記事は2,805件あった。もし私になにかあったら、このブログはそれだけの記事を抱えたまま、この住所で浮かび続けることになる。いつか「ブログ」という情報発信のためのツールが誰にも振り向かれなくなったとき、このブログは消されてしまうかもしれない。あるいは家主であるexciteさんが、何かの基準を適用して、消去してしまうかもしれない。書き始めた最初のころは、こんなこと考えもしなかった。


さすがに9年続けると、ブログ更新はごはんを食べたりトイレに行ったりと同じレベルの行為となってくる。「無駄に律儀な毎日更新」を心がけてはいるけれど、やっつけの文章しか書けないのなら書かない方がマシ。そんなときはさっさと布団をかぶって寝てしまうようにしている。

まあ、そんなことはどうでもよくて、2,805件の今後である。いつだったか忘れたけれど、ブログを本にしてくれるサービスを見つけて、自分の記事の数から試算してみたら10万だか20万だかになるのがわかって尻込みしてしまったことを覚えている。先のブログ主さんのブログなど、もし「本にして残したいので、賛助金を」なんて言い出す人がおられたら、少ないながらも出来る範囲の金額を提供したいと思うのだけど、こと自分のことになると、日々汲々としている我が家の(というか私の)懐具合で、ブログを本にするのに10万だ20万だと出せるはずもない。

自分の書いた文章が、後世に残すに足るものだと言っているのではなく、単純にニョーボや娘たちへの遺言というか、「おまえのダンナ(父親)は、こんなこと考えてたんだよ。」と、知っておいてもらいたい願望が、2805件を振り返ったとき、正直ある。


ブログを始めるとき、自分がブログを書いてることを、友人知人、同僚等、私を知ってる人たちには絶対に知らせない・・というふうに決めていた。ごく一部の例外はあるにせよ、それはちゃんと守ってきている。だから私は、「あの人が読むかもしれないから」という理由で表現に手心を加える必要はなかったし、自分の立ち位置は旗幟鮮明を心がけることが出来た。たとえばカテゴリー『それでいいのか日本人』は、私の考え方、ものの見方などが最もわかりやすく出ている記事ばかりだが、私の兄がもし読んだら卒倒しかねない。寛大なる兄は、私の言葉を海のように深い心で受け止めてくれるに違いないのだが、子供のころから兄に世話になりっぱなしの不肖の弟としては、正直なところ兄の心理的葛藤は出来ることなら避けたい。

もし兄にこのブログのことを知らせていたら、あそこの記事は書けなかったろう。思っていることを隠す、書けないブログだったとしたら、きっと早い時期に私は投げ出していたにちがいないのだ。

私が楽しみにしていたブログの主さんは、膨大な記事のブログを残して川を渡ってしまわれた。彼もきっと自分がいなくなったあとの自分のブログの扱いについて考えを巡らせたことがあるはず。残してほしい、削除してほしいという希望を誰かに伝えておられたのなら、それはもうとっくに実行されているはず。今現在削除されていないということは、積極的か消極的か無責任かは別にして「そのままでほっとけ」ということだったのだろうか。



さて、私はどうするか。ネット宇宙の塵として浮遊を続けさせるか、消してしまうか、それとも別の形にして残すか。そしてそれを誰に託すか。


脳が元気なうちに、結論を出すことにしようと思う。


gonbe5515



by starforestspring | 2017-08-31 17:14 | 雑感 | Comments(0)

『漂うブログ』1

ヒマ、かつ気が向いたら、パソコンでおもしろそうなブログを探している。
だが、なかなか「お、これはおもしろい!次も読もう!」となるブログがない。相性や趣味嗜好の違いということだろうし、 私の検索の仕方がマズイせいだろうとも思っている。

そういうワケで私が毎日定期的に訪問してるブログの数はごく少ない。その中で、もう4,5年くらい前からほぼ毎日訪問していたブログがあった。そのブログの記事の内容は驚くほど多岐にわたり、映画、ドラマ、写真、時事問題、国際情勢、旅行・・・等々、とにかくなんでもかんでも文章にしておられた。そしてその文章がどれもこれも面白い。読者に楽しく読ませる文章を書くことが出来る人はなかなかいない。なかなかいない中の一人を挙げるとこのブログからリンクを張らせて頂いている「ハリソン君」がいるけれど、その人の文章はハリソン君と同じくらいか、もしかしたら上をいってたかもしれないと、私は密かに思っていたのである。

「いってたかもしれない」
そう過去形で書いていることからお察しのとおり、1年くらい前にブログの更新が止まった。いろいろ検索して調べてみたら、どうやらブログ主さんは亡くなったらしい。更新の止まったブログを開いても文章は残っているけれど、埋め込まれていた写真はかなりの数が消えている。記事に対して寄せられたコメントも同じく消えている。

私が懸念するのは、ブログ主さんを失ったこのブログがこれからどうなるのかということだ。URLから判断するに、このブログはブログというカタチをとったHPのように思えるから、exciteやgooに住所を持ってる人とちがって、家主さんに勝手に消されてしまうということはないように思える。そういう意味では存続の心配はないと言えるのだけど、書き手を失ったブログが、なんだかとてもはかなく頼りなげで、見ていて気の毒なのだ。

あのブログは、今の姿のままで、ネットの世界に得た住所で、これからずっと浮遊し続けるのだろうか。文章だけでも残るのはありがたい。でも画像と文章が絶妙な関係性を持って一つの記事を構成していたものもあるのに、そこから画像だけが消えてしまったら、ブログ主さんの意図は読者に伝わらない。

今でもそのブログに出かける。そして出かけるたびに、窓が割れ、彫刻が崩れ、壁がはがれていく古い建築物に足を踏み入れるような気になる。近い将来、このブログはネット宇宙に静かに浮かぶ遺跡になるのか・・・嬉しくもないそんな予感を胸に、振り返り振り返りその建物を後にしている。


gonbe5515


by starforestspring | 2017-08-30 20:35 | Comments(0)

いつかは男爵

いつだったか、京都の花街を紹介したドキュメンタリーを見てた。ああいう花街で遊べる人たちは“旦那”と呼ばれる方々だそうだ。先祖伝来の家業を継ぎ、大きくし、次の世代に渡す段取りをつけながら日々を暮らす。そういう中で、同業や取引先さんたちとの親睦、情報交換、取り引き成立のけじめ等のために店で遊ぶのだとか。

先祖伝来の家業を継ぐさだめにある人たちに、羨望と同情の入り交じった複雑な感情を抱くのだけど、旦那衆が着物を着て町を歩き、店に出てる姿は、実にうらやましかった。

ハタチになって間もない頃、友人に某大手着物屋さんの展示会につれていかれ、周りをスタッフさんに取り囲まれて、あれよあれよという間に紬の着物を一揃え買うローンを組まされてしまったのは、私の人生における黒歴史のひとつだけど、それさえのぞけば私の和服に対する憧れは、人並み以上だと思う。

そもそも日本人は着物が似合うように出来ている。日本人の体型であればこそ、着物という服装が受け継がれてきたのであって。




洋服を着るようになったことで、畳がフローリングになり、座布団が椅子になり、座卓がテーブルになり、襖がドアになり、縁側がベランダになり・・・。生活が洋風化していくなかで、長年にわたり受け継がれてきた日本の文化がひとつまたひとつと、この世から退場させられてしまった。変化・・は世の常だし、人々に便利さを提供するけれど、便利さよりも、守っていくべき大切な固有の文化というものもあるはずで。

それらを全部放り投げたあと、この国に残るものはいったいなんなのか?私はたぶんそれを見ずにこの世を去ることになるだろう。それが悔しくもあり、嬉しくもあり。


いつになるかわからないけれど、夏冬の着物を揃え、中折れ帽をかぶって町を闊歩し神社や美術館を巡りたいと思っている。『ツバキ文具店』での男爵のように。
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そのとき、多部未華子さんのような女性が一緒に歩いてくれたら、きっと思い残すことはないだろう。


gonbe5515





by starforestspring | 2017-08-29 12:17 | それでいいのか日本人 | Comments(0)

市井の人々

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去年この本紹介させてもらったけれど、この本では大田垣蓮月さんという方も紹介されている。(恥ずかしながら私は全然存じ上げなかった)
由緒ある家柄の血筋として生まれながら、数奇な運命をたどる超絶美人。美人であれば、おとなしくしてそうなものだけれど、剣道や馬術、はては鎖鎌まで会得してしまうすごい女性。不幸な結婚をし、産んだ子どもはことごとく幼いころに死んでしまい・・・。

お気の毒な身の上でいらっしゃるのです。

尼となってから焼き物を作って生活の糧にするようになってからがさらに面白い。蓮月焼き、知らなかったなあ。

テレビでも、映画でも、そして本でも。歴史に名を残した人たちのことを知る機会は多い。だけれども、名を残さなかった人の中にも、素晴らしい人は大勢いたはずで。

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永六輔さんが旅をして、あちこちで出会った人たちから聞いた言葉を集めて一冊の本にしたのは、そういう人たちのことを、もっと大勢の人に知ってもらいたかったからだろう。

「ただ死ぬのは簡単なんだ。死んでみせなきゃ意味がないよ」

「人間は病気で死ぬんじゃない。寿命で死ぬんだよ。」

「豊かさを超えている貧しさって、あるんだよなア」


人間は複雑怪奇。
だから面白い。


gonbe5515

by starforestspring | 2017-08-27 20:35 | | Comments(0)

『Christmas Time In Blue』


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昨日の森高千里さんのディスクと一緒に見つけたのが佐野元春さんの日本武道館での1994年のライブ『Motoharu Sano with THE HEARTLAND』。ザ.ハートランドとの最後のツアーです。

私はそれほど初期の頃からの熱心なファンというわけではなく、「サムディ」 や「ヤングブラッズ」から彼の音楽に親しみ始めた一人。アルバムを聴くようになったのはずっとあとで30過ぎてから。「約束の橋」がドラマの主題歌になったあたりでまた聴くようになって、それからのめりこむようになったのだと記憶している。

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このライブを見て、つくづく思うのは、佐野さんほどステージ映えするミュージシャンは少ないのじゃないかということ。身長はそれほど高くないはずでいらっしゃるのですが、とにかく大きく見える。ステージでの振る舞いも、見栄えを計算してのわざとらしさや嫌みがなく、感情の発露が自然に表出してるように思える。そしてその音楽が多様でどれもが素晴らしい。

このライブでの白眉は、なんと言っても『ロックンロールナイト』だろう。曲のすばらしさもさることながら、佐野さんのボーカル、ハートランドの音、照明、それらがそれぞれに絡み合い、すばらしいものになっている。見てて聴いてて体が震えるってのは、こういうものだと。

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日本人らしくないと言ったら失礼かもしれませんが、特徴的な話し方をされます。そこがまた面白く、魅力的なのですが。ともやさんからは二回り下、拓郎さん、陽水さんからは一回り下のおトシで、既に還暦を超えていらっしゃいます。年齢には関係なく、ますますお元気に曲を作り、歌って頂きたい、そういう方でいらっしゃいます。

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私は『Christmas Time In Blue』が好き。この曲に対しては思い入れも他の曲とはちょっと違う。最初の鐘の音がね、好きなんです。それ以外にもいろいろあるんです、この曲には・・・。



gonbe5515




by starforestspring | 2017-08-26 20:50 | 音楽 | Comments(0)

遅れてしまってすみません。

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たしか昔、録画したはずだけど。。。とある映画を探すのに、棚のディスクをひっくり返していると、WOWOWで以前(2015年?)放送していた二つの番組を録画した懐かしいディスクを見つけた。いずれも森高千里さんで、ひとつはPVを集めた番組『森高千里の日 Music Video Collection』もうひとつは復帰したあと、東京のブルーノートでのライブを収録した『森高千里Special Live in Blue Note TOKYO』。


私はどういうわけだか森高さんが売り出した頃(ザ・森高あたり?)
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彼女になんの興味も持たずに日々を送っていた。どこかで彼女の歌声を聞いていたはずだし、映像も見てたはずなのに、全くのスルー。興味を持ったのは「渡良瀬橋」を聞いてからだと思う。この曲の歌詞とメロディーと、思わず知らず脳裏に浮かぶ映像は、とことん私を惹きつけた。

でも、不思議とそれ以上にはならず、森高千里イコール渡良瀬橋の図式がずっとのちまで続くことになる。江口洋介さんと結婚したのも知らなかったし、復帰がニュースになっていたのも知らなかったし。私にとっての森高さんは、渡良瀬橋という名曲を作り、歌っている歌手、それだけの存在であったわけだ。


遅まきながら、ここ2,3年前から、ようやく彼女の他の曲を聞くようになったのだ。彼女の書く詞は、彼女にしか書けないもののように思う。ドラムをたたき、キーボードも弾き、ギターも出来る。コスプレをして歌う、ただのアイコンとしてだけではなく、業界の中での立ち位置をしっかり持っておられる一人のミュージシャンとして認知されてるのだろうと思う。

若い頃だけに放たれるフェロモンに頼ったあげく、トシをとるにつけだんだん相手にされなくなってしまうアイドルが多い中、アイドルのように見えて実はその実力と才能とを磨きに磨き、自分だけではなく他の人のためにも使うことの出来る人。

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私はまだ、アルバムとして聞いたことはないのだけれど、『非実力派宣言』というアルバムのタイトルは、今になってこそわかる大いなるシャレのように思える。

昨日、庭仕事をしながらiPhoneに入れた彼女の曲をずっと聞いていた。昔から追いかけていらっしゃった方には本当に申し訳ないのだけど、

「ザ・ミーハー」って、いい曲ですね。


先日『明石家紅白』にご出演だったけど、高校生のお子さんをお持ちのママとはとても見えなかったです。お嬢さんと息子さんから見た母上は、今でもあちこちで流れる若かりし頃の森高千里さんと、ちゃんとつながるのでしょうか。私はこれまで“誇らしいママ”として、山口百恵さんを第一に挙げていましたが、ここに来てその座は入れ替わっています。あんなママだったら、さぞかし・・・・。
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江口一家がカラオケに出かけたら・・そんなシーンを想像してしまう、めちゃくちゃ遅れてきたファンの私です。




gonbe5515





by starforestspring | 2017-08-25 21:06 | 音楽 | Comments(0)

『パッセンジャー』

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邦題は『パッセンジャー』ですが、原題は『Passengers』です。
この、最後の“s”の持つ意味を色々考えてしまう映画でした。

観ようと思った理由はただひとつ、ジェニファー・ローレンスさんが観たいから。
美人のように見えて、じーっと見てみるとそれほどでもない、だけど全体を引いて見てみると、えも言われぬ魅力をお持ちの、不思議な女優さんです。

植民のために地球を捨てて新しい星に向かう120年の旅。予定より90年も早く目覚めてしまった二人が(そのうちの一人の目覚めは人為的なものでしたが)どう過ごしたか。予告編ではわからなかったことが本編で明らかになり、それがまた物語をいろいろ考えるきっかけともなり。

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「人間は一人では生きていけない」
人生をわかったような人が、よく垂れる説教のひとつですが、実際そうなってみると、この言葉は真理でしょう。ロビンソン・クルーソーやキャストアウェイのように自分一人しかいない孤島だったらその状況を受け入れる以外に方法はありませんが、この映画では5000人の「パッセンジャーズ」がいる。ジムの気持ちも理解できようってもんです。

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「こんなのありえねー!」ではなく、「こんな感じなのかな」と、近未来の様子を自然に受け入れることが出来る宇宙船のデザイン、船内の設備、バーのアンドロイド等は秀逸だったと思います。

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特にプールが素晴らしかった。あんなプールで泳いでみたい。

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観終わったあと、なんとなく腑に落ちなかったことがガスの目覚めと、ニワトリの存在であったのですが、全体の出来からすれば些末なことなのかもしれません。なによりラストに登場したアンディ・ガルシアさんに目を奪われてしまったので、それどころではないというか・・。アンディ、元気だったんだね!

ストーリー云々より、美術を鑑賞するつもりでご覧になれば、文句は出ない、そういう映画です。

・・・それにしても、ジェニファーはいい。
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gonbe5515




by starforestspring | 2017-08-24 17:39 | 映画・ドラマ | Comments(0)

藤原秀子さん(あるいはフォーク界のディーバ)

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昨日、「秀子さんの分まで」で、記事を終わらせたのですが、お察しのとおり、藤原秀子さんは既に亡くなっています。2013年だったそうです。知った時のショックといったら・・。 もう4年になります。




で、「 ぶっちぎりのナンバーワン」と書いているとおり、風船と言えばそれは秀子さんのボーカルでした。私が風船に惹かれたのは、秀子さんのボーカルがあったから。西岡たかしさんの作られる曲はどれもよかったけれど、それも秀子さんが歌えばこそ。こんなこと言うと、もしかしたら西岡さんはいい顔をなさらないかもしれないけれど、ホントのことだからしょうがない。

西岡さんの歌声も魅力的だし、お別れコンサートでの「これが僕らの道なのか」は、感動した。でもやっぱりごめんなさい、風船は秀子さんがいればこそ。再結成後の青木まりこさんにはまりこさんの良さがあると思います。でも申し訳ありません、私にとっての風船は秀子さんなのです>私限定

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秀子さんの歌声には、いろんな思い出が乗っかってるのです。
枚方の夏。落ち葉の並木道。プルプツ音の混じったレコード・・・。


秀子さんの歌声は、本当によかった。
「遠い世界に」は、多くの人に歌われたが、秀子さんの歌うそれは、他の人の歌うものとは別の曲だった。「血まみれの鳩」「もしも僕の背中に羽根が生えてたら」「ささ舟」・・みんなそうだ。


秀子さん、私は忘れません。


gonbe5515






by starforestspring | 2017-08-22 20:49 | 音楽 | Comments(0)

フォークの仏さま

これは名曲だ・・と思う曲のひとつに『花と空に』がある。
これは本当にいい曲なのです。

『十年目』というレコードを、ヤフオクで落札することが出来ました。

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もっと大勢の人と競合するかなと心配してましたが、なんと競合なし。最低価格での落札でした。競合相手となるはずの方々は、すでに持っていらっしゃるのでしょうきっと。

西岡たかしさん。彼の歌声を聞いてると、今の年齢を忘れて、何十年も前に戻ってしまうのはなぜでしょう。 不思議な方です。先の記事で、フォーク界の仏様、と書いてますが、うなづいて下さる方は多いのではないでしょうか。なんとなく、手を合わせたくなるんですよ、この方は。

今も歌い続けておられるようで、なによりです。これからもずっと頑張っていただきたい。泥臭く、人なつっこく、誰と話をしても笑いに持って行くことが出来る・・大阪の人の特徴をそのまま体現しておられる仏さま。


これからもなお、ご活躍されんことを。

・・・・どうか秀子さんの分まで。


gonbe5515




by starforestspring | 2017-08-21 17:59 | 音楽 | Comments(0)

『ハリウッド的殺人事件』

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『ハリウッド殺人事件』ならわかるけど、(『ナイル殺人事件』『オリエント急行殺人事件』『本陣殺人事件』等、お仲間多し)、『ハリウッド “的” 殺人事件』とは? 

“的” ってなんだよ “的” って!

観終わったら納得できました。この映画のタイトルに『ハリウッド殺人事件』は似合いません。『ハリウッド的殺人事件』こそ、映画の中身を表したタイトルと申し上げていいでしょう。原題は『Hollywood Homicide』です。調べてみたらまんま『ハリウッド殺人事件』なんです。ここに“的”の一文字を加えた邦題にした人のセンスを褒めてあげたい。

ファーストシーンは『HOLLYWOOD』の看板(山の上にあるアレです)と、その同じ文字を使った様々なカタチが延々と続きます。告白しますと、この部分には辟易してしまって、早送りさせてもらいました。ボタンを押しながら、これから始まる物語に一抹の不安を感じたものですが・・・いやあ、本編はおもしろかったなあ!

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射撃訓練、全然的に当たらない若手刑事コールデン(ジョシュ・ハーネット)と、ことごとく急所に命中させる老練な刑事ギャビラン(ハリソン・フォード)。この二人がコンビを組んでラップグループ4人が殺害された事件に挑みます。背後関係を探るために額に汗して聞き込みを行う二人、捜査を続けていくうちに、新たな事実が次々と浮かび上がり、二人の身辺にも危険な匂いが立ちこめてくる・・・なんて緊迫したドラマを期待したら大間違い。捜査はあくまでもユルく進みます。なぜかと言えば、コールデンもギャビランも刑事という本業以外に副業を持っていて、どちらかといえば、そっちの方に時間を割きたいというのが本音だから。

手を抜くわけではないんです。普通の『なんとか殺人事件』は、殺人事件の捜査と解決が物語の本題なわけですが、この映画においては刑事二人の私生活が本題で、事件はあくまでサイドストーリーなのです。そういう構成を許せない人にとっては、この映画は腹立たしいものでしょう。でも私のように、血は見たくない、人が死ぬのも見たくない、毎日の仕事で毛羽立った心を、慰撫してくれるような、そんな映画こそWelcome!という人間にとって、コイツはサイコーでしたね。笑った笑った。

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心ある方々から、「真面目にやれ!」 と叱られそうな二人の副業、実は犯人逮捕に役立ってしまいます。(しまいますっていうのも変な言い方だけど)副業に精を出すことが、本業に役立つ。ある意味理想の関係ではありませんか。


町を走り、川を渡って容疑者を追跡するコールデンを、ゆっくり車を走らせながら見守るギャビラン。このシーンには笑えます。そしてこのシーンがあるからこそ、終盤のカーチェイスがとても面白く、見応えがあります。スローカーブのあとストレートを投げ込まれたようなもん?
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強い意志と強靱な体、悪に立ち向かって自らが傷つきながらも、ついには勝利する、そういうスーパーヒーローのハリソン・フォードも好きですが、こういうトボけた味わいのちょっと生活に疲れたようなハリソンも好きです。目隠しされてズボンを脱がされ、にやついてるハリソンは見ものです。

恥ずかしながら私、最後までギャビランはゲイだと思ってました。彼の“彼女”がどうしても女性に見えなくて。どうやら女性 のようなんですけど、男に見えないこともない、そういう女性でした。これからご覧になる方は、そこの部分の感想も伺えたら幸い。


まあとにかく、まったりと、心穏やかに、時を刻んでいく時計の針につきあっていたい方にはお勧めです。



gonbe5515






by starforestspring | 2017-08-20 16:34 | 映画・ドラマ | Comments(2)


タベリストgonbe     よしなしごとつづり


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