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小さいおうち

先日私は『花とアリス』について、
『極端な話、映画の真ん中をすっ飛ばして、最初の10分ちょっとと最後のアリスのダンスシーンからラストまでを観るだけでも映画を観たような気持ちになれるんじゃないだろうかとさえ思いますね。』と書きました。

あとで考えてみると誤解を招きそうな表現だなあと思ったので改めて言い直します。
最初と最後だけみれば充分という意味では決してありません。最初と最後が際立って素晴らしいという意味です。
観られるものなら、全編観て下さい。
花とアリスの自然な会話の妙、珍しく明るい木村多江さん、万年筆に込められた父と娘のウヲアイニー、空に舞うトランプ、雨の中を踊るアヤシイ黒い人、「すげえな花ちゃん、なんでもありだ」、池のほとりのレストランでのところてん、アリスの涙、ふうちゃんの写真・・・見てもらいたいところがたくさんあります。
はい、いい映画なんです。

さて、昨日
『小さいおうち』を観ました。
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おばあちゃんが孫から「自叙伝」を書くことを勧められ、その言葉にのって書き始める。その内容は・・・。

戦前、戦中のとある山の手の中流家庭のお話。
道ならぬ恋に落ちてしまった奥様、お相手はご主人の部下。
そしてそのふたりのことを気に病む女中さん(おばあちゃん)
よくありそうで、なさそうな。。

残念ながら私には、映画を観たという満足感が得られませんでした。
それは奥様と部下の道ならぬ恋(言ってしまえば不倫)についてのお話を現代から過去へさかのぼり、また現代に戻ってきて実はあの時の手紙は・・と謎(?)が解かれ、それを知った孫が感極まって涙を流す・・・という流れにちっとも感情移入出来なかったからです>私が。
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最も残念だったのは、奥様がお出かけになる時の帯の向きと、お帰りになった時の帯の向きが違ってる。それは最初に観客の前にはっきりと映される、たいていの人はそこで気づく。気づかなかった人も、その違いに気づいた女中さんの表情の変化から、それと察することが出来る・・という二段構えで見せておきながら、さらに加えてナレーションで「帯の向きがちがっておりました」と解説する。

これはやりすぎでしょう。もしかしたらこの物語の最も大切な部分を台無しにしたような気がします。

スクリーンの中で見せておきながら、わざわざそうして撮っておきながら、言葉で説明する。
結局言葉で説明するのなら、それまで見せなかった奥様の着替えのシーンを見せ、着替え終わった後ろ姿で帯の柄を思わせぶりに見せる必要はなかったでしょう。家を出てから帰ってくるまでに『帯が解かれ結び直された』ことを知らせたいのなら、奥様が下宿の階段を上がっていって、部屋のに入ったあと、部下が下にいる下宿のおばさんに「お茶はいりません」と言って襖を閉めたそのあとに、部屋の中の二人の様子を映すなり、帯が落ちるショットのような、頭の中で想像させるようなショットを入れるなりすれば済む話。

二段構え、三段構えで観る者にお出かけになってからお帰りになるまでに起こったことを想像させるシーンを度々提示しておきながら、結局“言葉で説明する”っていうのは、観る者を信用してないか、撮った映像に自信がないかのどちらかではないかと。

このあたり、ご覧になってない方にはなんのこっちゃでしょうが、ご覧になった方にはこのシーンの感想をお聞きしたいものです。

そうそう、もうひとつ。
結局奥様とだんな様は空襲にあい、「防空壕で抱き合った状態で亡くなっていた」とやはり言葉で説明されるのですが、じゃ、その空襲のシーンで赤い屋根の小さなおうちに焼夷弾が落ち、燃えさかる炎の中から聞こえた悲鳴は誰のだったんだと。女中さんは実家にもどり、あの家にいたのは、奥様と旦那さまと坊やだけだったはず。それともたまたま叔母さんが遊びに来てた?親友が遊びに来てた?で、奥様と旦那様と坊やが防空壕に逃げたあとも家に残ってて、直撃を受け悲鳴を上げ炎に包まれた?不自然ですよそれ。

坊やが生きてた理由も知りたいなあ。

しつこいようですがもうひとつ。
戦争中というのにあの服装。あの暮らしぶりは・・・。
敵性語である英語の本を持っていることを非難され、本を焼くように言われた花子が、その英語の本をわざわざ表紙が見えるように持って空襲の中を逃げるシーンを見せられた時に似た違和感を感じました。

・・・・とまあ、クソミソに文句を言ってまいりました。
が、ここで私自身落ち着いて考えてみました。
これは、もしかしたら謎かけなのではないか。
こんなに単純なものではないのではないか、私が気づいてないだけで。

う~む。
そういえば、おばあちゃんの部屋に飾ってあった小さいおうちの絵。遺品整理の時に簡単に捨てられた絵。あれは板倉さんの記念館に飾られてた絵(板倉の寝室に飾られてたらしい)によく似てた。
それから・・「こうして小さいおうちの恋は終わりました」というナレーション。
終わりました・・と言ってはいるけれど、実際にはタキは手紙を届けてなかったわけですから、“終わった”のではなく、“終わらせた” わけで。にもかかわらずあえて“終わりました”と表現してるのはなぜだろう?

実はタキは時子の事が好きで、板倉と時子との仲を嫉妬していた。
タキは板倉のことが好きで、戦後板倉と交際があり、そのため板倉は終生独身を通した。

この映画なかなかに深い “の” かもしれません。
それともまた原作を買って読んでみるか?

とにもかくにも、スクリーンの中では、納得のいかないところがたくさんあった不思議な映画でした。黒木さんの困ったような表情とふくれた時の表情を見られたこと、それから久しぶりに松たか子さんのお元気な姿を見られたことが収穫でしょうか。
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gonbe5515

中嶋朋子さんの登場の意味も不明だなあ。
あのシーンのあのセリフは結局あとの展開になんの影響も及ぼしていないぞ。




by starforestspring | 2014-09-30 18:52 | 映画・ドラマ | Comments(0)

秋、キンモクセイ。

散歩をしていると、あちこちからのいろんな匂いを感じるようになった。
秋という言葉がようやくぴったりくる時期になり、朝晩は窓を開け、気持ち良い風をいれている家が多くなったからだろう。
そして匂いは外へ。
みそ汁、焼き魚、煮物。

そういう食べ物の匂いにまざって漂ってくるのが・・・・キンモクセイの匂い。いや、ここは香りというべきか。

街を歩いていてキンモクセイの香りを感じると、首を左右に振って香りの元、キンモクセイの木を探してしまう。もうこれは必ず。どこから流れてくるのか突き止めずにはいられない。
そして目指すそれを見つけると、なんだかとてもホッとするのだ。

キンモクセイの甘い香りはときには強すぎるかもしれない。
でもだからこそ、遠く離れた場所までそれは流れていき、香りを感じた人をきょろきょろさせる。

我が家の庭のキンモクセイは、昨日一斉に花を開いた。
剪定や肥料やりなどの世話を全くしないのに、毎年ちゃんと花をつけてくれる。
そして近所にそのかぐわしい香りを振りまくのだ。

通りすがりにこの香りを鼻孔に感じた人は、やはりきょろきょろしてくれるだろうか。
そして我が家の庭にあるキンモクセイを見つけて微笑んでくれるだろうか。

この花が落ちたら、今度こそちゃんと世話をすることにしよう。
来年も、再来年も、きょろきょろしてもらうために。

gonbe5515

自分が面白いと思った本が、新聞の書評で褒められてるのを読むといい気分。
最相葉月さんの『なんといふ空』お勧めです。
by starforestspring | 2014-09-29 19:21 | 雑感 | Comments(2)

『花とアリス』

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ひさしぶりに観たくなったので、観た。

一部の人たちには“ロリコン監督”と評されているらしい岩井俊二監督の作品です。
いやいや、それは誤解です。岩井監督の“少女”の撮り方が上手いだけですよ。
私は好きです、この監督。

かなり昔、『LoveLetter』という映画で岩井監督を知りました。
以降、彼の作品をTSUTAYAで探して立て続けに観ました。
『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』
『PICNIC』
『スワロウテイル』
『四月物語』
『リリィシュシュのすべて』
『虹の女神』

『LoveLetter』は別格として、これを除けば『PICNIC』『スワロウテイル』が好きでした。
そして、『花とアリス』を観たのです。

最初の10分とちょっと。一見の価値ありと私は思います。
女子中学生の通学風景。なにげない会話。なにげないしぐさ。歩く。走る。踏む。遠くから男子を見つめる。そういうごくありふれたシーンを岩井俊二監督は実に魅力的に見せてくれるのです。そして中学生は高校生になる・・・。
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極端な話、映画の真ん中をすっ飛ばして、最初の10分ちょっとと最後のアリスのダンスシーンからラストまでを観るだけでも映画を観たような気持ちになれるんじゃないだろうかとさえ思いますね。蒼井優さんのダンスシーンは必見ですよ。
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#ちなみにここでかかってる「ウヲアイニアラベスク」はいい曲。
「花とアリス」のサウンドトラック13曲目です。

『リリィシュシュのすべて』と『花とアリス』とで私は蒼井優さんの大ファンになったのです。

『Dr.コトー』『おせん』『龍馬伝』『亀は意外と速く泳ぐ』
『ニライカナイからの手紙』『100万円と苦虫女』『フラガール』
もう貪るように観ましたもの。特に『亀は意外と速く泳ぐ』のクジャク役はサイコーでした。

ホントに素敵な女優さんだと思います。
美人か・・と問われたら「え~っと・・」と口ごもってしまう、でもブサイクではない。
そこにいるだけでオーラを放つような、そんな存在感があります。
同じような存在感を発しているのが黒木華さんとお見受けいたします。
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『花とアリス』ストーリーはごくごくありふれたものです。でも映像がね、素敵なのですよ。花とアリス、彼女たちを包み込むような日常のなにげない風景。それを追うカメラが実に素晴らしい。桜の木の下を歩く二人のすがたなんてそれはもう、息をのむってこういうことかと思いますよ。
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 #市川準さんもそういう映画をお撮りになる方でした。既に亡くなっておられるのが残念です。

そういうわけでまだご覧になってない方はシャレのつもりでご覧になるのも一興かと。

・・・・多部未華子さんとの出会いがなかったら、蒼井優さんは今でも私のナンバーワン女優だったでしょう。


gonbe5515

たくさんの監督さんが蒼井優さんを撮ったわけですが、誰も彼女に“ゆでたまご”を食べさせようとしなかったのでしょうか。映画の中で観てみたかったですね。
by starforestspring | 2014-09-28 16:37 | 映画・ドラマ | Comments(2)

『永遠の0』 小説を読んで

読み終わっていた小説が映画化され、それを観る。
映画を観て、そのあと原作を読む。

どちらのパターンもこれまで数知れずあった。
『永遠の0』はあとのパターン。

この映画に限っていえば、映画を観たあと原作を読むのが正しいかもしれない。
映画を観て「?」として引っかかった部分を原作が補完してくれる。

小説で取材をしていた整備兵の部分が映画ではカットされていたので、映画の終盤、宮部が特攻出撃の直前、零戦を大石と取り替えるのを頼む動機がよくわからない。この部分が一番キモなのに。原作の整備兵の取材の時に出た言葉「宮部さんは発動機の音で異常があると私たちに再整備を頼んできた。私たちは内心“またか・・”と思ったけれど、バラしてみると宮部さんの言葉どおり必ず異常が見つかった。」というセリフ、これが伏線なのだ。これが宮部の最後の行動につながってくる。

発動機の不調を見抜き、命が助かるくじを自分が手に出来ることを知った。十死零生の特攻出撃の直前、妻子の元に生還できる可能性が生まれたことを知った。しかし・・・宮部は大石にそのくじを譲る。この時の宮部の心の揺れ、宮部の葛藤と決断と覚悟とが、強く強く迫ってくる。これは小説を読まなければわからない。

姉と弟の会話の中ではにかんでしまう部分も多くあったけれど、それを除けばこの小説は読み応えがあった。

エピローグ。
こういうのは蛇足に終わるきらいもあるのだけど、この小説においては読む者の気持ちをストンと落ち着かせてくれる効果を生んでると思う。

映画に唯一注文をつけさせてもらう。
松乃が景浦に救われるシーンをいれてほしかったなあ。。



gonbe5515

この小説で生き残りの兵士たちが語ったことは、フィクションではなく、戦時中普通に起きていたことだったんだろうと思うとさらにいろいろ考えてしまう。
by starforestspring | 2014-09-27 10:32 | | Comments(0)

お酒雑感

小学校に入学したとき、叔母の店で入学祝いに父にキリンビールを注がれたことがある。

高校の修学旅行は九州だった。
そこで“父への土産”という名目で『猿酒』ってのを買った。>当時は未成年でもお酒が買えた。
帰りのフェリー、騒いでた勢いで友人とそいつを飲んだ。これが実に美味しくて。
話がはずんではずんで。朝まで語り合ったことは忘れられない。

松山にいたとき。(20代半ば)
いきつけの店にちょっとコワモテの方がよく来られてた。その方の後ろには必ず何人かのお連れ様。店で一緒になると、挨拶くらいはしていた。
ある日その店で一人で飲んでると、誘われて別の店に連れていかれた。
バーのカウンターに私とコワモテの方が座り、後ろのボックスにお連れのみなさん。
家族の事とか、将来のこととか、つきあってる彼女の事とか、その方のお仕事のこととか、いろんな話をした。
あれはもしかして、リクルートだったのだろうか?

お酒にまつわる話は枚挙にいとまがないのですが、
私の場合、幸いにして楽しい思い出が多い。
思い出したくないこともふたつやみっつありますが、それとて今は「そんなこともあったねえ」のレベルに近づいている。

飲んでるときに暗い歌はダメですね。
波が打ち付ける岸壁に、ひとり風に向かって涙を流しているようは雰囲気の歌はさらにダメです。
じゃ、ひたすらノリのいい曲がいいかと言うとそれもまたノーサンキュー。

私はいつもウイスキーをストレートで飲んでますが、
先日カクテルを作るのに酒屋で買った氷(固くて大きくて透明)がまだ余ってる。
もったいないので昨日久しぶりにロックで飲んでみた。
飲んでるとき、重なっていた氷が崩れて「カラン」って音が。

あれはいいBGMでしたね。

gonbe5515

さ、今日も帰って飲みますか。
by starforestspring | 2014-09-25 20:08 | お酒の話 | Comments(0)

夕凪の街桜の国

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今日、古本屋で『夕凪の街桜の国』を探しに行きました。
出版社はわかってる、タイトルもわかってる・・・なのになかなか見つけられなくて。

多くの本の中から目指す本を見つける、それは私の楽しみであるわけですが、今日は急いでいたので店員さんに尋ねてみました。

しばらく悩んでいた彼女「すみません」という言葉とともにその場を離れていったのですが。。。。

5分後、『夕凪の街桜の国』を右手に抱えてまだ店内にいた私のところに小走りでやってきました。
「これですよね?」

素敵な笑顔でした。

昨日といい今日といい、現代に期待するのをやめようとしている私の気持ちに、一筋の光を見せてくれたふたり。

ありがとう。これから読みます。

gonbe5515
by starforestspring | 2014-09-24 19:11 | | Comments(0)

iPhone6

人の心をうごかすもの、それは誠実さ。

iPhone6
予約してしきました。
大きさについてあんなに文句を言ってたのになんでまた・・と不思議に思われることでしょう。

こういうわけです。

私、ソフトバンクのプラン変更をしに通りがかったショップに入ったのです。
今のプランが適正じゃないような気がずっと前からしてたのですね。
店のドアをくぐった時点で、私の頭の中にiPhone6のことはまったく頭にありませんでした。
それが証拠に入ってすぐのところに置いてあった6のサンプルをまるっとスルーしましたから。

で、
対応してくれたスタッフさん、これが40才に手が届くかな・・というほどの男性。
仕事のために笑顔と愛想を必要以上に振りまいてます・・てのじゃなく、物静かな佇まいで、人の良さが自然と体内からにじみ出てくるってタイプ。
私は現状のプランを見せて、この使用状況から鑑みてもっと安くなるプランはないかい?と聞いたのです。
すると彼、私の携帯をササッといじったあと即答するには
「“通話し放題”に切り替えられたらよろしいと思います」
確かに少しですが安くなるんです、これに切り替えると。
で、彼にお願いして、切り替えを済ませました。

ホントならこれで用事は終わり。
あとは店を出て行くだけなんですが、私、彼の対応にいたく感じ入ったものですから、もうすこし話をしたくなったのですね。なにが気に入ったかというと、彼は私の話にじっと耳を傾け、私が話し終わるのを確認してから自分が喋るのです。説明の内容も、立て板に水ではなく、ひとつひとつゆっくりと喋り、私の反応を観察しています。私が理解してるとみると次の話にうつる。そういう話かたなのです。
私の知る限り、ソフトバンクのショップスタッフでこういう人は少数派です。

幸い周りに順番待ちのお客様もおられなかったので、私は安心して、話を続けることにしました。初対面の40前の男性に対し、こういう状況でネタに出来ることといえば・・・まあiPhone6のことを持ち出すのが自然ですよね。

「iPhone6、売れてます?」
「おかげさまで」
「私、たしか10月には今のiPhoneの2年契約が終わるはずなんだけど、6に機種変したら、どれくらいの料金になるもんだろう?もちろん使い方は今と同程度と仮定して」
「変わらないと思います」
「そうなの?」
「はい、機種変ですから」
「へー、そうなんだ」
「あ、お客様。6に変えたあと、この5はどうなさいます?」
「これ?ウチの家族、みんな1台ずつiPhone持ってるから手元に残す必要はないんだ」
「そうですか・・・すると、今私どもで行っておりますキャンペーンの対象にあてはまりますので、35,000円で下取りさせて頂くことができます」
「35,000円?・・あれ?ドコモは40,000円超えてなかったっけ?」
「はい、超えてます。ただそれは“乗換え”の場合です」
「あ、なるほど乗換えの場合ね。」
「下取りということで計算させていただきますと・・・・月々のお支払いはこれだけになります」

提示された金額を見てびっくり。プラン変更したあとの金額よりさらに1,000円ほど安いのです。
私の頭の中でなにかがブチッと切れました。

「6予約します。色はグレーでお願い」

店に入って10分ちょっとの出来事でした。

もし彼が、私に対してごくふつうの対応をしていたら、プラン変更した時点で退店していました。
だから6の予約をすることはなかった。断言出来ます。

人をうごかすもの、それは誠実さ。

真理です。

gonbe5515

福井から応援スタッフとして富山にやってきて、今日の仕事が終わったら福井に戻る、名前も知らない某ソフトバンクショップの君、いい仕事したよ。これからも頑張ってくれ。ホントは君から6を受け取りたかったよ。
by starforestspring | 2014-09-23 19:13 | 雑感 | Comments(0)

浜の真砂

昨日に引き続きお酒の話。
私、ジンなら『ボンペイサファイア』『タンカレー』『ビーフィーター』をだいたい買うのだけど、ウォッカの場合は特にこれというものは決めていませんでした。たいていの量販店に置いてある『ストリチナヤ』『ズブロッカ』『スミノフ』『ウィルキンソン』『ギルビー』くらい。『ストリチナヤ』が多かったかな?
それが、最近「これは美味しい!」と思えるウォッカに出会いまして。

アブソルート
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これは実になんというか、スルッとのどに入っていきます。(一昨日買ったのもこれ)
透明な、どこまでも透明な感覚。
お酒っていうのを忘れてしまいそうなくらい。>個人の感想

ズブロッカとかストリチナヤとかは、それぞれの主張があるのですが、こいつにはありません。そういうところがカクテルのベースとしてはいいのか悪いのかは知りませんが、カクテルにして良し、ストレートで飲んで良しのウォッカとして、これからひいきにしていこうと思っています。

もちろん!
いつかは『スピリタス』に挑戦します。
 #聞くところによるとこのウォッカ、地元のポーランドではストレートで飲む人はいないとか。
まあ、飲んでるときは煙草を吸うな!ってほどアブナイお酒ですから。
“舌に突き刺す強烈な刺激のあとにくるほのかな甘み”っていううたい文句に惹かれるんですよねえ、一度は経験してみたい。


ご存知の方も多いと思いますが、世の中にはこういう本があって。
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仕事の関係でこの本と首っ引きになってた時期があったのですが、その数の多さにめまいがしましたですよ。いったいこの地球上にどれだけのお酒があるのだと。


アフリカのお酒ってどんなのだろうとか、
イランとかチュニジアにはどんなお酒があるのだろうとか、
これまで見たことも聞いたこともないお酒を飲んでみたいものですね。
日本のお酒だって新潟で作られるお酒と高知で作られるお酒の味は違います。
日本でさえそうなのですから世界は推して知るべし。

私の知ってるお酒の世界なんて、しょせんネコの額みたいなもんです。
せめて人間の額くらいにはお酒を知りたい。( = 飲んでみたい)


gonbe5515
by starforestspring | 2014-09-22 18:32 | お酒の話 | Comments(0)

愛しのバラライカ

昨夜はふと思いついて、帰宅途中ウォッカを買い、バースデーパーティーの前に、バラライカというカクテルを作って飲みました。
バラライカ。
名前の転がりが素敵だと思いませんか?
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私はこれと、ジンバックが好きなのです。
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バラライカの作り方はごく簡単。
ウォッカ2 :レモンジュース1 :ホワイトキュラソー1の比率で氷(酒屋で売ってる固い氷を使います)シェーカーに入れ、シェイクシェイク!
冷凍庫に入れといたカクテルグラス(なければ薄手のグラスでOK)に注いで出来上がり。ウォッカをジンに変えればホワイトレディという名前のカクテルになるのですが、あいにくジンを切らしてましてそれは飲めず。ふだん、ジャックばかり飲んでますから、たまにこういうカクテルを飲むと新鮮な気分になれていいもんです。

カクテルというと、ホテルのバーとかで飲むっていうイメージがありました。
でも簡単に自分で作れるもんなんですよね。もちろんプロのバーテンさんが作るのとは比べものにならない素人仕事ではありますが、自分で楽しむ分にはそんなこと全然気にする必要はないと思います。ジン、ウォッカ、キュラソー、リキュール、ジュース(各種)、タンサン、トニック・・・これくらいあれば、いろんなのが作れます。要は“混ぜる”だけですから。>暴論

カンパリとソーダを混ぜればカンパリソーダ。>ちょい苦い。
カルーアと牛乳を混ぜればカルーアミルク。>コーヒー牛乳の味 
二つを混ぜるだけ。これだって立派なカクテルです。

書店に行ってカクテルのレシピが載ってる本を買い、飲んでみたいなあと思ったカクテルに必要なお酒を少しずつ買い足していけば、いつのまにかそれなりに数が揃い、作れるカクテルの数も増えていきます。カクテル作りの面白いところは、自分でいろんな組合せを試せるところ。失敗作もありますが、「ウマッ!」ってのに出会えた瞬間のうれしさっていったらないですよ。

若かりし頃、あるバーのマスターに共同経営を持ちかけられた経験があります。
マスターに言わせると私はバーテン向きだと。>本人を前に熱弁をふるってくださいました。
私の心は揺れましたが、結局丁重にお断りいたしました。
今でもそのことを後悔していませんが、シェーカーを振るとあのマスターからの誘いを思い出してしまいます。

バーのカウンター、あっちとこっち。
それは大人の世界の表と裏、過去と未来、涙と微笑、虚構と真実。

今とは少し違う世界に足を踏み入れてみたいあなた、
不思議なカクテルの世界へどうぞ一歩お入りください。


gonbe5515




by starforestspring | 2014-09-21 14:40 | お酒の話 | Comments(0)

秋桜

スコットランドの独立に対する住民の意思表示は『NO!』の数が勝りました。
反対派も賛成派も、今日からまた同じスコットランドに住む者として手を携えて行かれることを希望します>アンタ何様?

いや、でも私、この住民投票の行方には注目してたんですよね。
独立したら・・・こうなってこうなってそれから・・と、いろんな予想をし、英連邦に残留したら・・今までと同じってわけにはいかないんだろうなあと>いい意味で 予想し。実際、キャメロン首相は、スコットランドに対して自治権の大幅な拡大を約束しましたしね。でもそれを聞いた北アイルランドとかウェールズとかから「じゃ、うちも!」って声が挙がってるとか。
今後の展開にまだまだ目が離せません。


さて、
9月もあっという間に2/3が過ぎました。ここしばらく、秋晴れの日がつづきます。
朝晩はホントに涼しくて、そろそろ半袖でいるのが辛くなってきました。
川辺には薄紅色のコスモスが風に揺れてます。

天高く馬肥ゆる秋・・と申しますが、メタボ予備軍となりつつある私、あんまり暴飲暴食はできません。いや厳密には暴食はできません。自分のおなかが迫り出してくるってすごくジャマなんだってことを、最近実感してるからです。胸から下腹にかけてはまっすぐのラインを維持したいものです。

ですが、食べ物が美味しい季節ですので、暴食を控えようとする私の意志もなあなあになってしまう可能性大。もう、なんだって入っていってしまいそうですもんね、この季節。私はサンマが大好きですので、(ついでに言えば明石家さんまさんも好きです。あの方は私がトークの師匠とあがめる天才)食卓にサンマと大根おろしと醤油があれば、ほかにおかずは要りません。どれだけだってご飯が食べられます。秋風が吹くようになって二度、ニョーボがサンマを焼いてくれました。その都度ごはんは大盛り三杯いってしまうわけです。これからますますサンマが太ってくる季節、私のおなかは大丈夫でしょうか?

食べ物って食べるまでの過程も大切で、それは味に影響すると思うのです。サンマだって、キッチンのグリルにスイッチで一発点火、上下から丁寧に炎を浴びて焼いたものより、炭に火をおこして、団扇であおぎ、「アッチッチ」とか言いながら、網の高さを調節し、強火の遠火で焼く。煙はたくさん出るし、脂が落ちて炎が舞い上がるし、それはそれは手間がかかります。でも、結果真っ黒焦げになったとしても、やっぱり私はそのサンマを美味しく感じると思います。なぜそうなのか。私は自信をもって言えるのですが、自分がかけた手間と“郷愁”という味付けがほどこされているからだと思うのです。

先日『夕凪の街 桜の国』という映画を観ました。麻生久美子さんが柔らかな広島弁を喋り、親思いで明るく健気な女性を演じておられたのが印象的でした。
夕凪の街の舞台は昭和33年の広島。
昭和33年は私が生まれた年。この映画に出てくるいろんなもの、看板、家の壁、舗装されてない道路、姉さんかぶり、七輪・・・。そういうものを見てると、なんとも言えぬ感情が胸に押し寄せてくるわけです。昭和30年代後半、サンマは外で七輪で焼いてました。秋ともなると、あっちこっちからサンマを焼く煙が上がりました。それをとりまく子供たちの歓声。父親が仕事から帰ってきて、駆け寄っていく足音。子供を叱る母親の声。泣き出す子供。あやすお兄さんやお姉さん。向こう三軒両隣の世界はとてもにぎやかでした。

なにもなかったけど、いろんなものがあった。
貧しかったけど、ほしいものが手に入ったときの喜びは格別だった。
辛いことも多かったけど、楽しみもあった。

昔を振り返り、思い出すことが楽しく感じるなんて、まさか思ってもいませんでした。
そういやさださんの「秋桜」の一節に
「苦労はしても笑い話に時が変えるよ心配いらない」
てのがありましたね。


今日は私の誕生日です。
今日からまた新しい一年を生きていこうと思います。
いろんなことに感謝して。


gonbe5515
by starforestspring | 2014-09-20 15:50 | 雑感 | Comments(2)


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