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デカワンコの効能

昨日のとんねるずのスペシャル、
途中でスイッチを切りましたが、ひどかったです。

小学校1年生をゲストに呼んでキャバクラの話題って、どうですか?
いくら番宣で来てるからって、あの扱いはないと思う。

もうすこし、大人の対応をしたらいかが?
ホストならホストらしく、ゲストに対して気配りをすべきでしょう、相手が1年生でも。

オレらの番組に出してやってるって感じ(そんなつもりはないんだろうけれど)を受けました。
視聴者にそう思われた時点でアウトですよ。
私、かなり、腹立ちましたよ。
とんねるずさんたちには、これまで何度も助けられてきました。
が、昨日のあれをみてしまうと・・・。

残念です。


そんなこともあったのですが、
昨日、今日と『デカワンコ』を観ました。
第8話と第6話。
“マッハのシゲさん”
“見てないじゃん!”
の回ですね。

本当に、なんて言うんでしょう。

このドラマはいいです。本当にいいです。

多部未華子さんの魅力はもちろんですが、
出演者みんなが、生き生きとしています。

もう何度も観ているドラマですが、また観たくなるんですよね。
鬱ったときの薬にお勧めです>現在私、服用中。


『デカワンコ』
やっぱり名作です。

      gonbe5515
by starforestspring | 2011-09-30 18:37 | 雑感 | Comments(0)

サンマの炎

昨日また、庭で炭火をおこし、

サンマやらエリンギやら、カボチャやらを焼いて食べました。

網の上のサンマから油が下の炭に落ちて炎が上がる。

ボワ~~ッ!っと、炎。

目の高さまであがりましたからね。

けっこう、ワイルドでしょ?>でもちょっとアセったな。


焼き上がったサンマは、見た目真っ黒で・・・。

中はいい具合なんですよ、中は!

外側が黒く焦げたって、夜そんなに明るくないところで食べるんですから、気にはなりません。

やっぱり気分ですよ、気分!



サンマを

外で

焼いて

食べる。



もう、私、これだけで幸せな気分になれますからね。

なんて安上がりなんでしょう!>#サンマ一尾100円くらい。


最後に焼きそばを作ってみんなで分けました。

おなかがいっぱいになってしまって、9時半前に寝ました。



いろいろ鬱な気分になる今日この頃。

少し忘れることが出来ました。

今夜は『デカワンコ』を見るつもりです。


     おわり。


   gonbe
by starforestspring | 2011-09-29 17:22 | 雑感 | Comments(0)

愛のむきだし   2

ごめんなさい。

ほんっとにごめんなさい。

鬱な時は、鬱な発想しかできません。

タイトルが出るまで58分にもわたるお話は、
この映画を見る人たちを、映画の世界に入りやすくするためのものでした。

釣りで言うところの“コマセ”
お笑い芸人で言うところの“ツカミ”

だったんです。


ここだけを見て、あとの物語の展開を予想出来る人がいるでしょうか。

女の子のスカートの中を撮影するための修業、
側転しながらの撮影、目にも止まらぬ早さでの左右同時撮影。
そんな技を会得、上達するために、まじめに精進してる“ユウくん”とその仲間たちを見て、

「おいおい、なんかバカなことやってんじゃん」


なんてヘラヘラ笑って(今朝、9時20分の私)
この先“彼ら”が巻き起こす愉快な笑えるお話を想像してたらアナタ、

思いっきり裏切られますゼ。


ストーリーについてのお話は、見ていただくに越したことがないので、ここでは述べません。
この映画を見て私が感じたことだけ、書きます。

圧倒されます。
満島ひかりさんの演技に。
西島隆弘さんのまっすぐな情熱に。
近寄りがたい安藤サクラさんの妖しさに。
後ろから蹴りを入れたくなるほどの、渡部篤郎さんのダメ神父ぶりに。

私、この監督(園子温さん)を、最近の新聞で見たことあるんです。
『ヒミズ』で。
ヴェネツィア国際映画祭で出演者二人に新人賞を獲らせた監督として。

正直に言います。
この映画、『愛のむきだし』一作で、私は彼を自分の好きな監督リストに載せようと思いました。
他の作品は見てません。
でも、
この作品を作ったのが彼であるのなら、

黒澤明
チャールズチャップリン
スタンリーキューブリック
レオスカラッックス
溝口健二
市川準
岩井俊二
ジョーライト

彼らとともに、私が好きな監督の一人として、リストすることにします。


「見えない弾がいつもどこにいても飛んでいる。それに当たって死ぬなんて、誰も信じていない。でもその見えない弾は無数にこの街に放たれ、どこにでも飛んでいる。それが見える人には殺人も事故死も唐突ではない。」

このセリフと映像にノックアウトされました。

私は私の人生を経験した身において、この映画に打たれるところがたくさんありました。

それだけです。
私と同じ人生を歩んでいないみなさんが、同じ衝撃をこの映画から受けるとは思えません。

が、

私が受けなかった、あなただけの衝撃がきっとあるに違いない。

そう信じます。

『愛のむきだし』

おそるおそるでも構わないので、この扉を開いてみてはいかがでしょうか。


このシーンで使われている曲は、ヴェートーヴェンの交響曲第七番第二楽章。
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このシーンで使われているのも、ヴェートーヴェンの交響曲第七番第二楽章。
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この交響曲は私の大好きな曲。
私の葬儀のときに流すよう、ニョーボに伝えてある曲。

この映画において、この第二楽章は、

暗黒(コリント)
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光(ラストシーン)
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の象徴として使われています。

これは、

崇高な、そう言って差し支えない、愛の物語です。
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【新約聖書コリント使徒への手紙第十三章】
このセリフを語る時の満島さんは、
ゼロ教会に洗脳されてしまったヨーコが憑依していました。
ただセリフを読むだけではない、間、強弱、速さ・・・・素晴らしかった。

満島ひかりさんの“伝説”となるにちがいないシーンです。

ーーーー
最高の道である愛。

たとえ、人間の不思議な言葉、天使の不思議な言葉を話しても、
愛がなければ私は鳴る銅鑼、響くシンバル。

たとえ、予言の賜物があり、あらゆる神秘、あらゆる知識に通じていても、
愛がなければ私は何物でもない。

たとえ、全財産を貧しい人に分け与え、
たとえ、称賛を受ける為に自分の身を引き渡しても、
愛がなければ私には何の益にもならない。愛は寛容なもの。

慈悲深いものは愛。

愛は妬まず高ぶらず誇らない。
見苦しい振る舞いをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人の悪事を数えたてない。

愛は決して滅び去ることはない。
予言の賜物なら廃りもしよう。
不思議な言葉ならば止みもしよう。
知識ならば無用となりもしよう。

我々が知るのは一部分、また予言するのも一部分である故に、
完全なものが到来するときには、部分的なものは廃れさる。

私は幼い子供であった時、幼い子供のように語り、
幼い子供のように考え、幼い子供のように思いを巡らした。
ただ、一人前の者になった時、幼い子供のことは止めにした。

我々が今見ているのは、ぼんやりと鏡に映っているもの。
その時に見るのは顔と顔を合わせてのもの。
私が今知っているのは一部分。
その時には自分が既に完全に知られているように、私は完全に知るようになる。

だから引き続き残るのは信仰、希望、愛、この三つ。

このうち最も優れているのは、愛。

ーーーー
こちらで見ることが出来ます。
新約聖書コリント使徒への手紙第十三章。

でも、本編全部をご覧になることを、心の底からお勧めします!


  gonbe


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安藤サクラさんは、この映画に欠くことの出来ないバイプレーヤーでした。
・・・・あんまりお近づきになりたくないキャラですが、“人生を捨ててしまいかねない妖艶さ”があります。

不思議な女優さんです。
by starforestspring | 2011-09-28 15:15 | 映画・ドラマ | Comments(4)

愛のむきだし  1

個人的なことで恐縮なのですが、

最近の私は   鬱   です。

もうなんというかその、



すきにせーや

・・・・で?


な毎日を過ごしております。



キケンデス。



そんなこともあって、昨日の更新もパスしてしまいました。



今、

『愛のむきだし』を見ています。

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開始58分。

「をいをい・・ここでタイトルがでてくんの?」な、映画です。

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ツボです。

これは、ほんとうにここまでは、

サイコーです。


たまらんなあ、このばかばかしさ。

この哀しさ。


これからどうなるのか。

楽しみです。


なんか・・・こころが、西の空が少し明るくなってきたような気がします。


      gonbe


私の   鬱   なんて、しょせんこの程度です。。

フッ。。。
by starforestspring | 2011-09-28 09:20 | 映画・ドラマ | Comments(0)

唇をかみしめて

昔、『刑事物語』という映画がありました。
シリーズ作品でした。
で、
その何回目かは覚えてないのですが、そのラストシーン、
あれはたしか・・・・砂浜をあるいていた・・・ような記憶があります。>『潮騒の詩』?

なんというか、いかにも映画的なタイミングで、吉田拓郎さんの♪唇をかみしめて♪が入るのです。

なんで『刑事物語』を見てたのかは覚えてません。
が、入ってきた♪唇をかみしめて♪がめちゃくちゃいい曲で。
もう、そのメロディー、歌詞に全神経を傾けていた記憶があります。

『潮騒の詩』1984年公開だそうです。

とにかく、私はこの曲が好きです。
吉田拓郎さんの曲の中で一番すきです、たぶん。
#なにしろいい曲がたくさんあるので、どれが一番なんてなかなか・・・・

拓郎さんは広島生まれ、
この曲は、広島弁で歌われています。
私は京都生まれ。
想像なのですが、広島生まれの方には、京都生まれの私より、この曲に込められている思いというものがもっと痛切にわかるのではないでしょうか。

方言には、その土地に暮らしている人にしか分からないニュアンスってものがあります。
どんなに努力したって、他所者にはわからないものがあるんだろうと思います。


私は吉田拓郎さんが好きです。
私にとっての永遠のヒーローと言ってもいいかもしれません。
#師匠は高石ともやさん

今日、この曲を含むたくさんの彼の曲を聞きました。
で、最後にもう一度♪唇をかみしめて♪を聞きました。

やっぱりこれは『名曲』と言って差し支えないですよね。


1975年の『つま恋』
2006年の『つま恋』

両方のDVDを見たくなりました。

近ごろ、唇をかみしめることが、多いんです。

なので、今日もウイスキーを飲んでます。
飲みながら書いてます。

これで、何杯目でしょうか。。



♪唇をかみしめて♪



  gonbe
by starforestspring | 2011-09-26 18:57 | 音楽 | Comments(0)

『ジウ』の多部未華子さん

『ジウ』最終回の多部さんを見て、ホッとしました。
細かい表情の変化、セリフの抑揚、しぐさ。

私の中の多部未華子さんが、ようやく“大人の女性”になったような気がします。

制服を着ている多部さんより、スーツやワンピースを着ている多部さんをこれから見ていくことになるのですから、いいきっかけになったと思います。


多部さんは、最後の黒木さんとのやりとりで、これまで見てきた多部さんに戻ってくれました。
よかったですよね、最後のセリフ。

私自身、多部さんがこれから取り組んでいく作品や、新しい領域への挑戦を、追いかけていきたいと思います。
彼女の過去作品完全制覇はもちろんやりとげるつもりですが、それはあくまで“今”の彼女の“過去”を知ることが目的です。
より楽しみなのは彼女の未来。
これからどんな風に変わっていくのか。どんな役に取り組んでいくのか。
どんな“女優 多部未華子”になっていくのか。

私にとって『ジウ』は、現在から未来へ続く多部未華子さんの、最初の一歩になりました。

これまでももちろんそうでしたが、これからも「本気出して」彼女を追いかけていきます。

  gonbe5515


お互いの名前を呼びあっての敬礼シーンもよかったですよね。
by starforestspring | 2011-09-25 23:41 | 多部未華子さん | Comments(1)

立秋をすぎて

昨日は、おはぎをたべました。
ひさしぶりでした。
お酒も好きですが、甘いものも好きなのです。

変ですか?



『それでも生きていく』
DVDBoxの発売が決まったら、連絡してもらえるよう、Amazonでポチッとしてきました。
希望としてはBlue-rayなんですけど、どうなるでしょう?


昨日、『ジウ』が終わりました。
DSMはこの秋にはないとのことですので、次の楽しみは12月公開の『源氏物語 千年の謎』ということになりますね。
10月1日から前売券発売だそうで、先着2万名に多部未華子さん演ずる紫式部をイメージした“オリジナルいろは歌扇子”がもらえるそうな。

#公式HPより


多部さんが出るというので、『いきなり!黄金伝説』を早送りしながら見ました。
1ヶ月1万円で生活ですか。。(実際には8000円切ってましたが)
人間、工夫すればいろんな知恵が出てくるもんだなあと感心しました。
番組の終わり頃、勝者予想の時の、黒木メイサさんが言ったセリフ、『一生懸命やってる屋台の人に失礼だ!』っていうあのひと言が、よかったですね。
そうですよ、私もそう思いました。
実際彼がああいうことを本当にする人かどうかはわかりません。
番組だから・・・面白くするために・・・という部分もあったかもしれませんし。
芸人さんも大変です。


立秋をすぎて、今日から毎日すこしずつ“夜”のほうが長くなっていきます。
朝晩の気温も急に下がってきましたし、空も高くなったような気がします。
庭のキンモクセイが道行く人を振り向かせるのももうすぐです。

さんまが美味しい季節になりました。
次の休みには、外で炭の火をおこして、七輪で焼いたさんまを食べようと思います。


この季節になると、どうしても食べ物のことで頭がいっぱいになりますね。

今年の秋も、いい毎日をすごせればと思います。



   gonbe
by starforestspring | 2011-09-24 16:18 | 雑感 | Comments(0)

西遊記キャプチャ館

昔読んだ中国文学で、思い出せるものと言えば、
三国志、史記、水滸伝、金瓶梅、聊斎志異、阿Q正伝、大地・・・。

こんなもんでしょうか。

今となってはどんな内容だったかさだかではありません。
水滸伝や三国志なんかは、楽しく読んだと思います。
聊斎志異の荒唐無稽さにはちょっとひきました。
そうだ、教科書で読んだ芥川龍之介さんの『杜子春』には、いたく感銘をうけた記憶がありますね。


私も意外だったのですが、不思議なことに、西遊記は読んでないのです。
孫悟空や、猪八戒は知ってるんですよ、ちゃんと。

でも読んだ記憶がない。


先日映画『西遊記』について、なにか書こうと思って書き始めたんですが、
いやあ、書くことが思い浮かびませんで。
つい、“豪華な出演者たち”と書いてお茶を濁してしまいました。
“豪華な”というところに、異論をお持ちの方もおられたことでしょうが・・

・・・・まあ、そういう映画だったですよ。


「もうすこし、声を小さく、力を抜いて喋ってくれない?聞いてて疲れるから。。」
何度も心でつぶやきました。


でも、多部未華子さんは可愛かったです。
今晩『ジウ』が最終回を迎えることになっており、
門倉美咲は殉職してしまうのではないか・・・という噂がまことしやかにささやかれているこの状況で、昔々の多部未華子さんの写真を取り上げてどうするという声もあるかもしれません。
が、いいキャプチャが取れたので、あえてここで、ご披露つかまつります。

なんというかその、今日はそういうことで・・・。


かわたさんのところで見て、どういうシーンだろ?と思ったやつ。
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この目がね、好きなんですよね。
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同じ目とは思えません。
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これはもしかして、演技をわすれてますか?
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いい!
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食べてるシーンが大好きなもので。
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キリッとしたお姫様。
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親しみやすいお姫様。
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いやあ、本当にこうしてみると、一人でありながら、何人分ものキャラクターを演じられそうなこの表情の豊かさと、セリフの聞きやすさ、演技の幅の広さ。

やっぱりこの方は、少女のころからすでに、尊敬に値する女優さんだったのですね。


gonbe5515
by starforestspring | 2011-09-23 15:50 | 多部未華子さん | Comments(0)

西遊記  と  それでも生きてゆく最終回

『西遊記』観ました。

かわたべさんが「gonbeさんにとって拷問の様相を呈する・・・」とアドバイスを下さった作品ですが、多部未華子さん出演作品完全制覇を目指す私には、やっぱり避けて通る訳にはいきません。

で、感想なんですが・・・・。
よくもまあこれだけ豪華な俳優さんたちを集めたなあと。
鹿賀丈史さんと岸谷五朗さんが、ひと目見てそれとわからないメーキャップをして出演、しかも悪役ですよ。
他にも小林稔侍さん、それだけでいいんですか?と恐る恐る聞きたくなる役だし、谷原さんなんか本当になんというかその・・な役回りだし。

でも、多部未華子さんはよかった。
特に面立ちのことをいえば、この映画での彼女のそれが、私は一番好きかもしれません。


で、西遊記のロールを観てて気づいたのですが、
『西遊記』と『それでも生きていく』の脚本は、同じ脚本家さん(坂元裕二さん)の手によるものなのですね。

で私、
これから分かり切ったことを書きます。
分かったようなこと、書きます。
すみません、最初に謝っときます。

映画にしろ、ドラマにしろ、その作品の質を決めるのは、制作する人たちの志の高さですね。
脚本だけが良くてもダメ、監督だけが良くてもダメ、出演者だけが良くてもダメ。
その作品に関わるもろもろのことが、みんな同じところを目指しているかどうか、
その作品に、もっとも思い入れのある人の志の高さまで、制作に関わる人たちがたどり着こうとしているかどうか。

そんなことが、作品の善し悪し(観る人からの)を決めるのではないでしょうか。


私が尊敬してやまないチャップリンと黒澤明さん。
これは私の想像ですが、二人とも制作に関わるみんなから好かれたわけではないと思うのです。

「え〜〜?」
「なんでそこまで・・・」
「またかよ」

なんて、煙たがっていたんじゃないでしょうか。
でも、逆らうわけにはいかないから、渋々言われたとおりにやるしかなかった。

二人はそういう声に気づきながらも、
そういう声におもねることなく、自身が信じるところを目指し続けた。
その結果が、時を越えて今に残る、二人の作品の数々だと思うのです。
渋々言われた通りにやってきた人たちも、出来上がった作品を見て、
いつのまにか自分が、思いもしないところに立っていたことに気づいたんじゃないでしょうか。


『雨上がる』
『海は見ていた』

この二作品は脚本が黒澤明さん、監督は別の人です。
『赤ひげ』
『七人の侍』
『生きる』
等々、数々の名作の脚本に携わった(これらの作品の脚本は共同執筆です)黒澤明さんの脚本なら、その作品は名作となるに違いない・・そう期待してこの二作を観ました。

が、その結果は“期待外れ”でした。

森田芳光監督によりリメイクされた『椿三十郎』の出来のひどさなんかをみれば、映画がいかに総合芸術かということがよくわかります。

『西遊記』
『それでも生きてゆく』

この二作の脚本を書いたのが同じ人であっても、その作品の出来の善し悪しと脚本の出来の善し悪しとは同じではない。
『西遊記』の坂元さんと、『それでも生きていく』の坂元さんの間には、もちろんご本人の変化とか考え方とか、リアルにいえば技術の向上とか、そういう差があったかもしれませんが、結局この二作の出来を分けたのは作品に関わる人たちの“志”の高さの違いだと想像するのです。

多部未華子さんの作品の中の『夜のピクニック』
その原作は、ほんとうにいい素材だと思います。
なんというか、青春と呼ばれる短い期間の中にいる者だけが感じるもの、思いつくもの、友人との関係、不安とか、期待とか、迷いとか・・自分とつながるものに対する思いとか思い込みとか。
“その時だからこそ”感じるに違いない、“その時でしか”感じることの出来ない、でもあとから思い返せばちょっと照れ臭くなるような、そんなものがたくさんつまった小説だと思うのです。

でき上がったものはどうだったか。

私はがっかりしました。

制作スタッフが違えば、きっと違う作品になっていたと思うのです。


『それでも生きてゆく』
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このドラマは、制作に携わった人たちの志の高さが、画面の端々から、セリフのひと言ひと言から、感じることの出来た、近ごろには稀有な作品だと断言できます。
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『デカワンコ』は確信犯的にめざしたユルさが、出演者たちの真剣さと、遊び心と、芸達者とで、これまでにない空気を作り出した画期的なドラマでした。
『それでも生きてゆく』は、制作陣が目指す高みを、出演者たち一人一人が見上げ、そこをめざし、たどり着こうとし、そうするうちに、相乗的効果によってそれぞれの力以上のものが発揮され、いつのまにか元の高みを越えてしまったドラマではないかと思います。
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視聴率が低かったのは、
くだらないドラマに慣れてしまった、慣らされてしまった視聴者が、このドラマに関わる人々の志についていけなかった結果とみていいでしょう。
逆に言えば、今の日本に、このドラマの目指すものを理解出来る人、受け入れることが出来る人、我とわが身に置き換えて苦しむことが出来る人が少なくなってしまった象徴とも思えます。
#私自身が、そういうものを理解できる側にいるということを自慢したいのではありません。

織田くん主演の『椿三十郎』を楽しく見た人たちの中には、三船敏郎さん主演の『椿三十郎』を最後まで観られない人がきっといる。

『切腹』
『上意討ち』
『雨月物語』
『東京物語』

今、これらの作品を地上波でCMなしで流しても、退屈になって途中でチャンネルを変えてしまう人が必ずいる。
もちろん昔だっていただろうけれど、現代のほうがはるかに多いはず。
私はそう思います。

「なにをえらそうに」

そう思われるのを覚悟の上で、私は言いたい。

『それでも生きてゆく』の良さがわからないほどに今の視聴者はこれまでずっと続いてきたくだらない番組の垂れ流しに毒されてしまったのだと。
作る側の人間も、困難に挑むのを避け、視聴率さえとれれば・・という、安易な方向に流され、そうして高みを目指す気概も、理想もなくしてしまったのだと。

いつのまにか、自分が、元いた場所からはるか下の方に立っていること、元いた場所を見上げることすらしなくなり、自分が今立っているところしか見えなくなっていることに気づいていない。

『それでも生きてゆく』
このドラマの残したものが語られる日が、いつかきっと来るに違いない。

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そう、確信しています。

  gonbe
by starforestspring | 2011-09-22 12:26 | 雑感 | Comments(1)

ジウ、それでも生きていく?

台風15号、とんでもない雨を降らせているようですが、
みなさん、ご無事でおいででしょうか?
北陸は、なんてことない状況です。
いつもこうです。
なんか、申し訳なくて。。。。


今日、『それでも生きていく』の最終回を観た。

よかった。
すごく良かった。
信じられないくらいいい脚本。

セリフ。場所。表情。間。小道具。



「ああ デート的なあれですか?」

「デート的っていうか・・・・デートです」

から始まり、

「いってきます」

でおわる、その間の二人の様子に・・・。


追いかけ、なんとかつかまえようとする洋貴、
自分の気持ちを押さえ込んで、洋貴を振り切ろうとする双葉。

「さよなら」って言われたら、洋貴は絶対手を振り返さなかっただろうけれど、「いってきます!」って言われたら。。。

うまいなあ。ほんとに、この脚本、いいなあ。



“デート”でフリスビーを投げながらの二人の会話。

「神社におみくじ結んである木、あるじゃないですか。昔、郵便ポストだと思ってたんです」

「え、誰が届けるんですか?」

「な、なんかそういう届くシステムがあって、不思議な手紙の木みたいな・・」


このシーン、新しい毎日が始まってからのふたりが、相手への想いを記した紙を木に結びつけていたことにつながっている。

二人の言葉を書いた紙は、お互いの元には物理的には届かないんだろうけれど、同じ朝日を見ていると信じている二人の心には、きっと、必ず、届いているんだろう。

おみくじを木に結びつけるのは、『思いを結ぶ』っていう意味があるんです。
ふたりは相手にあてた言葉を木に結びながら、自分の想いがいつか実を結ぶことを知らず知らず願っているんじゃないでしょうか。

“まじめに生きる”ことなのか。
“思いが届く”ことなのか
とにかく木に紙を結び続けている間は、ふたりの心はずっとつながったままだと思うのです。


人は人の人生を変えてしまうことが出来る。
人は人の人生を変えることが出来ない。

その両方のことを、このドラマは見せてたと思う。
どちらを信じようと、どちらも信じようと、どちらも信じまいと・・。


悲しみの向こう側へすすめ



本当に、心が大泣きしました。


・・・・・・で、
このあと予定通り『ジウ』を観ようとしたのですが、
すぐにじゃないほうがいいと思って、しばらくしてからにしたのです。


観終わりました。

正直に言うと、

この二つのドラマを同じ日に観たこと後悔しました。

『ジウ』の制作スタッフさんたち、
『それでも生きていく』を観て、穴を掘って入りたくなったりしませんかね。
>ちょ、ちょっと言い過ぎですか?



ジウ、それでも生きていく?


このドラマのDVDが出たら、すぐに買います。
っていうか、先行予約特典を狙います。

永久保存ですよ。これは。

名作です。

はい。

第7話から観てすらこうなんですから、初回から観てたら、きっと今ごろはまだ泣いてますね。

これから『星にねがいを』のメロディーを耳にしたら、きっとこのドラマを思い出すに違いありません。
ピアノで弾かれるあの曲を聴いたときの双葉の表情が、本当に印象的でした。

いいドラマでした。
記憶に残るドラマでした。
すみません、途中から観たものが偉そうに断言しちゃって。



このドラマの脚本書いた坂元さんって、
多部未華子さんの『西遊記』の脚本も書いてるんですよね。
『Mother』も。

ちょっと意外な気がしました。

こんな記事もみつけました。

  gonbe5515
by starforestspring | 2011-09-21 19:00 | 雑感 | Comments(0)


タベリストgonbe     よしなしごとつづり


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