カテゴリ:映画・ドラマ( 542 )

『日々是好日』

さて・・・今日はなにを書こうか。
パソコンに向かったときに、最近多部未華子さんについて書いていないことに気づいた。

で、今日久々にwikiで多部未華子さんを検索してみた。これまで何度も読んでるところだが、新しい項目が増えていた。映画の項で

・日日是好日(2018年公開予定、東京テアトル / ヨアケ) - 美智子 役

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なんと!新作映画が今年公開されるらしい。共演は黒木華さん、樹木希林さん。多部未華子さんは、主役黒木さんの従姉役だそうだ。樹木希林さんは茶道のお師匠さんとして、二人を教えるらしい。多部未華子さんと黒木華さんの共演!素晴らしい。二人の演技が、私たちをどんな世界に連れて行ってくれるのか、今から楽しみだ。

原作は森下典子さんのエッセイ。 さっそく図書館に予約しました。

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気になる監督は大森立嗣さん。はて、どんな作品を撮った方だろうと調べてみたら、多部未華子さんが参加していた『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』の監督さんでした。大森監督には、素晴らしい女優陣の魅力を存分に引き出す演出をお願いしたいものです。

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多部未華子さんを拝見する機会としてのドラマや舞台に、もちろん異存はございません。舞台の臨場感はなににも勝るものですし、『サロメ』での感動は今も鮮烈に覚えています。が、やはり映画が一番ありがたい。来週を待たなくていいし。

私、小正月の日に「日々是好日」という画像を使用させていただいております。この映画のことを知ったとき、すぐにそれを思い出しました。なんたる偶然!壁一面に掛けてる写真のご利益がこんなところに現れたのかもしれません。

公開時期は不明なのですが、これからはこの映画に関する情報を逃さないよう、しっかり網を張っておこうと思います。


あれ?もしかして、知らなかったのは私だけですか?>タベリスト同盟のみなさま


・・・・And that's the way it is.

gonbe5515





by starforestspring | 2018-01-20 15:06 | 映画・ドラマ | Comments(6)

『お葬式』

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私がはじめて経験した葬儀も、伊丹監督と同じく、ニョーボの父親のものだった。
喪主である義弟と義母とが葬儀のだんどりをつけていく、その姿を横目で見ながら、葬儀というセレモニーに関わる不可思議な慣習に初めて触れた機会だった。

この映画でも、お坊さんへのお布施の金額や、通夜に準備する食事の量、それから火葬場での待ち時間に出す弁当の数などなど、慣れた人に教えてもらわなければ気が回らないようなコトがたくさんでてくる。

冠婚葬祭というのは、特に身内のそれは、生きてるうちにたびたびあるものではない。生まれてから死ぬまでの年月で平均すれば、5年に一度というほど多くはないだろうし、10年に一度くらいのものではなかろうか。>個人の思い込みです。

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だもんで、やはり専門家のアドバイスに従順に従うのが一番簡単かつ安心なのである。誰だって “一般的には” や “ほとんどの方は” “この地域では” に対抗出来る論理的武装など持ち合わせていないのだ。

いやまて、一度あったな。
私の父が亡くなったときの兄がそれだ。父は私と同居していて亡くなった。父の死を知った兄は、京都から飛んできてそのまま喪主を務めることになった。通夜の日の朝、葬儀社の人が兄のところに弔電を読む順番の確認をしに来られた。私の住む町内では、町内会の役員さん(町内会長、副会長、会計、監査役等)たちが“お手伝い”という名目で、いろいろな段取りや手配をしてくれることになっていたのだが、その時たまたま兄の横にいた町内会長さんがその問いに対して「そりゃあやっぱり議員さんが先やでの」と答えたのだ。

兄は町内会長の言葉にうなずかなかった。曰く「闘病中はもちろん、ふだんの生活でもまず間違いなく会ったこともなく、言葉を交わしたこともないはずの国会議員や市会議員より、老人会や、私や弟(私のこと)の勤務先からいただいた弔電のほうを大切にしたい」と。

「いやいやお兄さん、ここらではそれが当たり前になってるがや」と反論した町内会長に対し、兄は静かにしかし毅然とした態度で「ここらあたりがどうかは知りませんが、亡くなったのは私たちの父です。父を送るという、私たちにとって大切な儀式を、選挙活動に利用されたくありません。お断りします。」と言い放ち、断固として拒否した。

兄よ、まったく同感ですぜ。私はもちろん同意した。

兄はとある政党の党員である。その党は富山ではごく少数派であるから、弔電を送ってくる議員さんたちのほとんどは兄の党の“反対勢力”からのものである。兄はそういう反対勢力の議員さんの名が、弔電の最初のほうに延々と続くことを嫌った・・とも考えられる。しかしそれはたぶん関係ない。あったとしても些末なものだろう。兄が最も避けたかったのは、“心の入っていない弔電”を、父の葬儀の場に持ちこんでほしくないということだったのだろう。父の死を受け入れるしかない私たち家族と、なにがしかの縁で父とつながっていた人たちが駆けつけ、父を見送ろうとしてくれる。そういう場所で、父とは縁もゆかりもない議員さんたちの名で、さも心寂しげな、白々しいお悔やみの言葉を神妙に聞くことなど、兄には耐えられないことだったのだ。(もちろん私にとっても)

町内会のみなさんは不満顔であったが、葬儀における権限者は喪主なのだから、喪主の意向に従うしかない。結局、議員さんたちから届いた弔電は通夜でも葬儀でも、一通も読まないことに決まった。この一件以来、町内での私の評価は「変わり者」ということになったそうだが、私にとってその評価は勲章である。

話を映画に戻す。この映画は、伊丹監督が奥様の宮本信子さんのお父上が亡くなり、喪主を務めた経験を元に一気書きした脚本で撮影されたそうだ。遺族の戸惑い、葬儀に集まる人々と遺族とのやりとり。死者を送る悲しい場ではあるけれど、生きているものには、久しぶりの再会を喜び、息災を確認出来る場ともなる。そのことを、走り回る子供たちや楽しげに酒を酌み交わす親族たち、やがて生まれる新しい命に注がれる優しい言葉とまなざしによって描かれている。


映画『お葬式』は、誰もが必ず経験する葬儀を、ユーモアを交えながら現実的に取り上げた初めての映画でもあるらしい。確かに最初から最後まで、葬儀の場が舞台である映画などなかったことだろう。死んでしまったものは、葬儀によって送られる。生きているものは葬儀が終わるとまたもとの生活に戻って生きていく。この映画が高く評価された理由のひとつは、その対比がしっかり描かれていることだろう。

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ただ、私はこの映画を楽しく見ることは出来なかった。「なるほどあるよね、こういうこと」とうなずくことはあったけれど、「いい映画を観た!」と、喜ぶことは出来なかった。それは豪雨の中、併走する2台の車で、カツサンドの受け渡しをするシーンは必要だったのかという不満がひとつ。(この時点ではまだ主人公にとって葬儀が現実問題になっていないという意味なのかもしれないが)

もうひとつは、昨日が1月17日であったこと。この映画を観ながら、23年前のあの地震と、テレビに映る光景とを思い出していた。あの地震によるすべての葬儀は、この映画のようなユーモアが立ち入る隙などなかったはずだ。そんなことが頭をよぎり、よりにもよってこの日に『お葬式』という映画を観ている自分のアホさかげんにあきれていた。


後世に残る名作・・とまでは思えない映画。でも色々考えるきっかけにはなりますよ。
私の感想はそういうものです。



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gonbe5515



by starforestspring | 2018-01-18 17:53 | 映画・ドラマ | Comments(0)

『風雲児たち~蘭学革命篇~』

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元旦に放送されたスペシャルドラマ。

希望コミックス版第1巻から、毎号の発売を期待と不安で待っていた『風雲児たち』。こう言っちゃあなんだが、思い入れは人一倍なのだ。

そんな『風雲児たち』がドラマとしてどう表現されるのか。「登場人物を演ずる役者さんが、私のイメージと違う」「大切にしてきたものが、汚されるかもしれない」そんな不安が、元旦の放送から今日に至るまで、見ることが出来なかった理由である。

さきほど見終わったので、ひとこと言わせていただく。

「ありがとう。よくぞやってくれました。」


解体新書が、良沢から玄白の手に渡ってしまったあとの、良沢と玄白の煩悶と珉子と峰子の落胆。残る良沢と進む玄白、医学の発展のため、それぞれの信念を貫くための選択を後悔しまいとする後ろ姿には、泣かされてしまった。

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原作で描かれる登場人物の個性を表現することを目指してくれた役者さん。原作のセリフ、カット割りを、忠実に再現してくださった監督さん。翻訳に取り組む良沢、玄白、淳庵と、お茶を運んできた良沢の娘峰子とのやりとりや、平賀源内が小田野武助に描かせた“真上から見た鏡餅”など、読み込んでいないとわからないようなところを、しっかり脚本にのせてくれた三谷幸喜さん。みなさん本当にありがとう。


このドラマからは、原作に対する敬意を感じることができた。それがなにより嬉しい。エンドロールに、原作のキャラクターと役者さんとを一緒に映してくれた心配りもありがたかった。しつこいけれど、もう一度制作に関わった方々に御礼を申し上げる。本当にありがとう。


特に、峰子役の岸井ゆきのさん、あなたは唯一、私の峰子像でした。

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幕末篇第30巻は2月27日に発売です。


・・・・And that's the way it is

gonbe5515





by starforestspring | 2018-01-17 16:01 | 映画・ドラマ | Comments(0)

映画と方言  『チア☆ダン』おまけ

私が“方言”の存在を初めて意識したのは、10代の時に東舞鶴在住の人と話をしたときだった。それまで、叔父、叔母が住む大阪の言葉だけが京都以外の言葉だった私に、舞鶴弁は衝撃的だった。わからない単語、不思議なイントネーション。日本語はこういう形にアレンジできるのかと、感動したのを覚えている。

いつだったか、秋田出身の子と山形出身の子とがそれぞれの方言を使って会話してくれる機会があった。リアル東北弁を聞くことが念願だった私が、是非にとお願いしたことだったけれど、彼女たちは少し困った様子で「でも・・たぶんわからないと思いますよ」と、私のほうを申し訳なさそうに見たものだ。

その後1分間ほど、彼女らが早口で交わしたやりとりの内容(彼女らによるとお互いが生まれた場所と家族構成について紹介し合ったらしい)は、私には全然わからなかった。それが言葉として通用するものだということさえ理解出来なかった。

「山形と秋田とだって、言葉は違うはずなのになんで君らは会話ができるの?」私の問いに彼女らは「京都と奈良の人が会話出来るのと同じことです」と言下に言い切った。なるほど、アホな質問をしたものだ。


京都府の北側で接している福井県。富山や石川の人に言わせると、「不思議な方言」だそうだ。言葉やイントネーションが独特なのだと。私が敬愛する須賀原洋行先生は福井のご出身で、福井弁を日本の標準語にしようという壮大な計画の第一歩として、奥様であるよしえさんに、福井弁講座を開いた時の話を漫画にしておられたことがある。ただ残念ながら漫画だとイントネーションや発音がわからない。

リアル福井弁って、どんなのだろう?一度聞いてみたい。

頭のすみっこにほったらかしにされていたその願いを、映画『チア☆ダン』はかなえてくれた。もちろん演じてるのは福井出身ではない女優さんたちだから、福井県民の人たちはツッコミどころが多いかもしれない。でも私のような初心者にとっては、とてもいい入門編だったと思う。

そういう意味で『チア☆ダン』は、福井弁を知らしめるいいきっかけになったのではなかろうか。須賀原先生も喜んでいらっしゃるにちがいない。

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『くちびるに歌を』は長崎弁、『スウィングガールズ』は山形弁、『舞妓はレディ』は京都弁。他にも作品中の会話に方言が使われている映画はたくさんあると思うけど、これからももっと多くの方言映画が生まれていくことを期待している。

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全米大会決勝、ステージに向かう直前にひかりと彩乃が交わした会話で、Jetsのメンバーは素に戻れたに違いない。それは方言のもつ不思議な力のひとつなのだ。


方言、大切にしましょうね。


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gonbe5515


さらにおまけ
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この女優さんの今後に大いに注目したいと思う。








by starforestspring | 2018-01-14 12:32 | 映画・ドラマ | Comments(0)

『チア☆ダン女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』

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創部3年目でチアダンス全米選手権を制覇した、福井県立福井商業高校チアダンス部の実話をもとにした映画。

高校生が仲間と力を合わせて努力を重ね、衝突や挫折を繰り返しながら夢に向かっていく・・・。思い出してみると『くちびるに歌を』『うた魂!』『スウィングガールズ』『ちはやふる』『ウォーターボーイズ』などと同じ、青春映画の定番パターン。

この映画は実話を元にしてるし、タイトルにもしっかり書かれているから結果を最初からわかっている。なので、そこに至るまでの経過に感情移入できるかどうかが「よかった」「たいしたことなかった」の分かれ目。そういう意味で言えば、主人公ひかりの家庭環境や、けがをしての脱落と復帰。それからメンバー落ち・・など、主人公がだれよりも順風満帆でないところがよかった。

ほかの主要メンバーについても、「なぜ彼女は踊るのか」についての背景がそれぞれに提示されているので、ひとりひとりに寄り添うことが出来る。おまけにちゃんと敵となるキャラクターが登場し、最後に粉砕されるのもお約束。

クライマックス、全米大会決勝でひかりがセンターに入ったあとの演技は、編集のおかげで、「これがあのJetsか?と突っ込みたくなるほど素晴らしい。

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つまり、青春感動映画のど真ん中を堂々となぞった映画なので、よほどのことがないかぎりコケるわけがないのだ。


全米大会のロケにもう少しお金をかけることが出来ていたなら、いかにもアメリカ的な観客の声援を映すことが出来たろうし、全米大会なら、やっぱりこうでなくちゃ・・と思えるような舞台装置も準備することが出来ただろう。監督さんもこのへんを残念に思っておられるのではなかろうか。

まあ、なんにせよ、私は楽しく観ることができました。登場する高校生たちがちゃんと制服を着ていたことが、その理由のひとつであることは間違いありません。子供からお年寄りまで、そして口うるさいオッサンも、安心して観ていられる青春映画。

お勧めしておきます。
半年くらいしたら忘れるだろうけれど。



そうそう、先日放送された『さんま・玉緒のお年玉 あんたの夢かなえたろかSP』に、現役のJetsメンバーと、顧問の五十嵐先生がご出演でした。映画を観たばかりだったので、夢と現実の両方を行き来した、不思議な気分でした。
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総勢100人以上のチアダンは壮観でした。本物にまさるものはない、改めて思ったことです。



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gonbe5515




by starforestspring | 2018-01-13 11:39 | 映画・ドラマ | Comments(0)

『スーパーの女』

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私にとっての伊丹十三さんは、映画『家族ゲーム』のお父さん、それから女優宮本信子さんの旦那さん・・というものだ。

私は氏がメガホンをとった映画を一本もまともに観ていない。よくわからないけど、なんとなく近づきたくない、そんな映画だと感じていたからだ。『お葬式』『タンポポ』『マルサの女』『ミンボーの女』。名前はちゃんと知ってる、でも観ていない。『お葬式』での山崎努さんのセリフ「俺は春死ぬことにしよう。」は知ってる、でも観ていない。


今回思うところあって、『スーパーの女』を観た。思ったのは、真っ正直な作りかただなあということ。良心の物語。正義は勝つ。いい人の元にはいい人が集まり、いい人でなくてもいい人に変わる。最後のカーアクションは、ご愛嬌だったけど、予想していなかった分、ハリウッドなみに見えてしまった。

スーパーマーケット。イトーヨーカドーとかではない、街角にある平屋の四角い建物のそれを舞台に一本の映画を作ってしまう。私たちにとってそこにあるのがあたりまえすぎて、興味の対象になりにくいものを取り上げた、その視点がおもしろいです。それだけでもう、一本とられた!って感じ>シャレではありません。

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専務と副店長がホテルに行って「鮮度、落ちてるな・・」には笑ってしまった。老いてからの恋って、駆け引きとかsexにいたるまでの盛り上げ方とか、そういうのを充分知り尽くしているから、途中をはしょってしまうができる。しかも知らず知らず合意の上で。それがまたおかしくて哀しくて。ホテルでの二人のやりとりと動きは、私にはとても身につまされるシーンでした。

それと、たいしたことじゃないけど、回転寿司の店で飲み会食事会をやってるシーンはガン見してしまった。回転寿司の店っていうのは、カウンターかボックスでおとなしく食べるだけって思っていたので、なんだかとても新鮮だったのです。

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スーパーマーケットという日常を舞台に、エンターテイメントを創った伊丹さんに感心した。セリフ回し、手持ちカメラなど、好き嫌いが分かれるかもしれないけれど、私は楽しく見ることができました。

次からは制作順に観ようと思います。まずは『お葬式』それから『タンポポ』。どんなエンターテイメントになっているのか楽しみです。

観ていくうちに、私が氏の映画を遠ざけていた理由を再確認するのか、遠ざけていたことを反省するのか、それもまたたのしみです。



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gonbe5515




by starforestspring | 2018-01-11 20:19 | 映画・ドラマ | Comments(0)

『この世界の片隅に』

DISCASに予約してから届くまで、相当の日数がかかりました。やはり人気なのでしょう。お恥ずかしいことに私、この映画についてはタイトルとこの画像しか知りませんで。

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広島に住む浦野すずという少女が、娘に、そして嫁となって終戦を迎えるまでの日常が、丁寧に淡々と描かれます。国家としての日本が歩んでく道のことを知りもせず、知らされもせずすずの日常は過ぎていく。絵を描いたり、笑ったり、叱られたり、迷子になったり。誰にでもある、ごくありふれた日常。

時々画面に、何年何月というのが出て来ます。(物語は昭和8年12月から始まる)昭和16年12月8日、20年8月6日、8月9日、8月15日になにが起きたのか。それを知ってる私たちにとって表示される何年何月は、知ってる日までのカウントダウンなのですが、その日を生きてるすずにとっては、繰り返される毎日の中のひとつでしかない。

明日何が起きるのか知らずに日々を生きているすず。なにが起きるのか知ってる私たち。

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たとえば来年の1月に、アメリカが北朝鮮を攻撃したとする。やけくそになった北朝鮮が、韓国に日本にアメリカに核ミサイルを発射しまくる。そのミサイルのひとつが私の頭上に落ちてきて、私が吹っ飛ぶ。

そんな出来事を知ってるのちの人たちが、私の2017年12月30日を知ったとしたら。さぞや面白い意見が聞けるに違いない。


日常が、流れていく先。
そこになにがあるか、誰にもわからない。
わからないけれど、時間は止まることなく進んでいく。

私はすずを、まるで上から見下ろすように眺めている。そのことが不思議で。そのことが申し訳なくて。

広島弁そのもののように、ゆったりとながれる時間。涙と笑いと悲しみと。それは大きな声では語られない。一本の糸。この世界の片隅で生きる人たちの一本の糸が縦横に紡いだ布、それが世界なのだ。

冒頭流れてくる『悲しくてやりきれない』この曲が選ばれた意味がわかるのは、映画を見終わったあとのことだろう。
そして最後に手を振る右手の意味も。

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のんは、いい仕事をした。


gonbe5515


数え切れないほどのエピソード、そのひとつひとつが実にいい。
こんな毎日の上に、あの日々があったのか。違う目線で、戦争を思うことが出来ました。
繰り返し見たくなる映画と申し上げておきます。







by starforestspring | 2017-12-30 21:29 | 映画・ドラマ | Comments(0)

『明石家サンタ』

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明石家サンタを見た。
ここ数年、見たのを後悔してばっかりだったけれど、久々に笑わせてもらった。この番組に求められるのは、間と速さ。長々と喋る人に合格は多くないように思う。

「どんな不幸なことが?」
「東芝の社員です」
 カランカラン! ♪おめでとクリスマスおめでとクリスマス♪

この人が不幸かどうかの判断は分かれるところだと思うけれど、一昔前の明石家サンタは、こういう一発芸ものがごろごろしてた。この人でさらに笑えたのが、景品がハイアールの家電製品だったこと。いやあ、たてつづけに笑わせてもらえて実にうれしい。出来すぎなくらい。あれ、自宅で使えないんじゃないですか?

今年の明石家サンタは、私が求める“心を解放してくれる笑い”をくれました。途中いらっとするところはありましたが、それでもここ数年のに比べればはるかによかった。大きな声で笑わせてもらって、嬉しいです。笑いは人を幸せにする。某局の朝ドラで藤吉やてんが言ってることは間違ってないのだけど、やってることを全然笑えないところが・・(以下略)


「○○才をいったりきたり」
「建築関係トントントン」


ちょっとした工夫、頭の回転の速さ、選ぶ言葉、で印象が変わる。
バカバカしいことをやりながらも、実にディープな世界を見せてくれる明石家さんまさん。おみごとです。

勉強になります。



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gonbe5515





by starforestspring | 2017-12-26 16:59 | 映画・ドラマ | Comments(0)

お笑い大阪 春の陣

ひさしぶりに『わろてんか』について書く。

まだ見てるのです。
朝の出勤前、ほかにやることもなし、民放の番組は腹が立ってくるし(あのムダに明るいノリについていけない)、かといって朝から海の向こうの政治や経済についてのニュースもなあ・・・。そういう消去法です。


ここまで見てきて思うのは、脇役あっての『わろてんか』だなと。
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これまで途中で投げ出した朝ドラがいくつかあります。主役交代に抗議の意味でとか、どうしてもナレーションになじめなかったりとか。結局のところ自分勝手な理由ばっかりでした。この『わろてんか』は、説明不足、エピソード不足がひどすぎないかと。それからご都合主義が過ぎるのではないかと。

これまでずっと引っ張ってきた寺ギンとの軋轢が、たった15分で解決してしまうんですよ?しかもそれが芸人たちのおちゃらけ派からの集団離脱。その離脱は、藤吉とてんが築いてきた信用があったから・・らしい。(風太談)

え?

それに、芸人たちの借金肩代わりの2,500円という大金(当時の価値でいくらくらいか知らないけれど、風鳥亭の購入資金は5,000円ではなかったか?)を、てんはいったいいつの間に貯めていたのだろう。へそくりと言うには、額が多すぎだと思うのだが。いつも台帳を見て、そろばんはじいてるだけだったじゃないか。

なのに今日になって実は私、貯めてたんどす、ウフッ・・なんてのは、視聴者に対してあまりに過大な脳内補完を強制するものだと思うのだが、いかがか。

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『わろてんか』当初の予想どおりというか、残念ながらというか、見続ける理由は濱田くんと徳永さんのやりとりという、そこだけです。このふたりが絡むところは、私、身を乗り出して見てます。今日の風太とトキの“別れのシーン”から「番頭さんとよばれたかった」までのやりとりはお見事だった。

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ま、そんなこんなの『わろてんか』感想文でございます。
来週から風太の出番が多くなりそうで楽しみ。


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gonbe5515







by starforestspring | 2017-12-23 20:05 | 映画・ドラマ | Comments(0)

『かぐや姫の物語』

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ずっと前からDISCASのリストに載せていたのだけど、後回しになっていた作品。
・・・後回しにしていたことを激しく後悔。

多くの人が知っているかぐや姫。昔からの愛されキャラと言って差し支えないはず。いまでは携帯のコマーシャルにも登場しておられる。
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物語の大筋は『竹取物語』と同じ。映画で異なっているのは、捨丸、相模、女童などのオリジナルキャラクターが登場するところ。
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前に『君の名は。』を見たけど、私はこっちのほうが断然好き。
この作品の絵は、きっちりしてなくて、手描きの味わいがあるのです。また、途中姫が疾走するシーンが何度かあります。ここでの描写が素晴らしい。緊迫感、スピード感。走ってる姫の感情が、その線で表現されてると言いましょうか。
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『竹取物語』を片手にしながら見ておりました。平安時代に書かれた物語が、時代を越えて受け継がれていくことに感謝したいと思います。この物語が書かれた時代の人々の暮らし、制度、死生観などを、しばし想像してみるのも、なかなかおもしろい行為だと思います。


今は亡き地井武雄さんの、遺作だったそうです。(翁の声を担当された)

作品中、いちばん心惹かれたのがこの女童。
その体型、動き、目。なんとも言えぬほんわか感がたまりませんでした。

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gonbe5515




by starforestspring | 2017-12-22 15:32 | 映画・ドラマ | Comments(0)


タベリストgonbe     よしなしごとつづり


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