カテゴリ:時事( 107 )

「Please look at me.」

b0137175_17014015.jpg
安倍首相とトランプ大統領との握手動画、ご覧になりましたでしょうか。
私はなんというか、ひさびさに愉快なものを見たという気分です。

「ほほえましい」
「ぎこちない」
「間が悪い」
「キモイ」
「なかよし二人組」

動画をご覧いただければわかるのですが、カメラマンから二人に対して日本語で「こちらお願いしま~す」という声がかけられています。で、大統領、日本語のその言葉の意味がわからなかったんでしょう、安倍首相に聞いてるようです。すると安倍首相、その言葉を訳してこう言います「Please,look at me」 大統領、意外に素直なのでしょうか。それとも前後の状況から類推することが苦手なのでしょうか、首相の言葉(日本語だと、私を見て下さい)をそのままに受け止めて、安倍首相をじっとのぞき込むように見つめてそのままの姿勢を維持。

そのあとの首相の対応がさらにおかしくて、むくつけきおっさんに見つめられて照れたのか、その視線に耐えられなかったのか、カメラマンのほうを指さしたり、視線をそらしたり。私がパトロール中の警察官だったら、絶対職務質問したくなるに違いないレベルの挙動不審ぶり。

握手が終わったあとの首相の表情を、なんと表現すればいいのでしょう。どういうふうに解釈すればいいのでしょう(映像を拡大してご覧ください。21秒から23秒あたりです)

実に間の悪そうな表情をしておられます。自分の意図したように大統領に「こちらお願いしま~す」を説明できなかったことにほぞを噛んでいるのか。
b0137175_17014041.jpg

この短い動画の中で交わされる二人の笑顔から、両国の未来にバラ色を感じるか、それとも途中に出てくるすれ違う視線と握手が終わったあとの首相の表情から暗雲を感じるか、解釈は分かれそうです。

そんなこんなの、実に興味深い二人の握手シーンでありました。

とにかく私は楽しませてもらいました。
これだけ繰り返しの鑑賞に堪えるニュース映像も珍しい。

「Please look at me.」
年末の流行語大賞の候補に挙がること、間違いなしと思われます。


gonbe5515



by starforestspring | 2017-02-12 17:11 | 時事 | Comments(0)

大統領の向こうにあるものを見よ。

最近の、特に民放のドナルドトランプ大統領の報道について感じてしまうこと。それは朝とか昼の帯番組、分類はバラエティーと報道の間を狙ってます・・みたいなやつで“コメンテーター”とかいう肩書きをもらって喋っている人種たちへの懸念。彼らは、ドナルド・トランプ氏が、アメリカ国民に選ばれた大統領だということを忘れているか、軽んじているか、もしくは心のどこかで“そう長くはもつまい”と思っているのではないだろうか。

昔から、ああいう番組が大嫌いな私だから、よけいねじ曲がった見方をしてしまうのだろうと思う。思うけれども、それでも言わせてもらうと、彼らの言葉のところどころに、一国の元首に対する敬意というものが、欠けていると感じることがある。

トランプ大統領を批判することは(その行為自体は否定しない)彼を選んだアメリカ国民の意思を批判することになる。ちょっと前まで私がそうだったので、あまり偉そうなことは言えないが、あの国に住んでる人たちの思いを、あの国に住んでない人が論ずる時は、慎重でなければいけないし、謙虚でなければいけないはず。

たとえば移民問題。私たちの国は、年間27人しか移民(難民)を受け入れていない。
移民と同じ職場で働くこともなく、路上でたむろする数人の横を通り過ぎることもなく、風俗習慣が違う彼らとの暮らしに軋轢を感じることもない私たちが、そういうことが当たり前になってる人たちと同じ考え方、見方が出来るとは思えない。 「この国民にしてこの政府あり」という言葉がある。いい意味にも悪い意味にも解釈できるこの言葉から考えると、今のアメリカ政府はアメリカ国民のレベルで出来ている。移民政策にしろ、通商問題にしろ、それを主導するトランプ大統領の後ろには、彼を支える大勢の国民がいる。

思い起こしてみれば、共和党の大統領候補に彼が名乗りを上げたとき、誰も本気にしなかったし、金持ちの道楽・・と、まともに受け止める人は少なかったことを覚えている。


私自身、クリントン候補との討論会を見たとき、「クリントン圧勝」と信じて疑わなかった。
素人の私にもわかるくらい、二人の政策に対する姿勢、経験の差は明らかのように思えた。
淡々と語るクリントン氏の言葉を時に遮り、時に大声で否定するトランプ氏の見苦しいやりようは、どう見ても大統領の器ではなかった。


それが、今や大統領だ。そんな彼を、アメリカは選んだのだ。大統領選挙のあの日、私は選挙速報をずっと追いかけていた。赤色に塗りつぶされる州が順々にアメリカ地図を埋めていくのを、信じられない思いで見つめていた。目の前で起きている出来事が信じられなかった。


結果が出て、就任式を終えて、連発する大統領令の中身を新聞やネットで読みながら、私は思った。よっぽどのことなのだと・・。トランプ大統領が始めた、私たちから見たらとんでもないこと、理不尽にしか思えないことは、アメリカ国民が願っていたことなのだと。

テレビで笑いながら、したり顔で喋っているコメンテーターさんたちに申し上げる。自分が公にした言葉に責任を持てるか?手のひらの向きを、ずっと変えずにいられるか?

トランプ大統領は、一年で終わるかもしれないけれど、再選を果たして8年勤め上げるかもしれない。

繰り返し申し上げる。
軽々に彼を論ずることは、厳に慎むべきだと。
アメリカ国民に対する敬意と斟酌をもって、大統領のやることを見つめるべきだと。


#言いたいことはたいてい言ったので、トランプ大統領についての話はひとまずこれで終わるつもり。


gonbe5515


安倍さん・・・ゴルフしながらクラブの選択を笑顔で喋るより、ソファでふんぞり返るトランプ大統領が不機嫌になるかもしれないような、耳が痛くなるようなことを言う時間もちゃんととるべきじゃないでしょうか?

相手が喜ぶことばかり言うのが友じゃない。嫌われても、煙たがられても、相手の為になると思うことなら堂々と言わなければ。そういうのをこそ、いい友人関係と呼ぶのではないですか?
それが出来ないようなら、ただの幇間持ちに成り下がりますよ。
by starforestspring | 2017-02-10 21:33 | 時事 | Comments(0)

アメリカ大統領ドナルド・トランプ閣下に申し上げる。

b0137175_2017152.jpg

我が家に届く読売新聞、トランプ大統領の言動に対して“公正かつ中立的立場”で報道しようという姿勢は伺えるのですが、なんというかこう、その記事の行間からそこはかとなく“批判的”な匂いを感じてしまうのです。それはたぶん、トランプ大統領の言動に対して肯定的な立場を表明する政府や人々を紹介する記事より、批判的な意見を述べる政府や人々を紹介する記事のほうが多いように思えることと、トランプ大統領に対して、ああするべきだ、こうするべきだという趣旨の発言を、社説において、展開しているからだと思います。


トランプ大統領自身は、相変わらずお国のメディアがお気に召さないようで、記者会見などよりツイッターを介して情報発信を続けておられます。

そのお気持ちも、わからなくもないですが、メディアを通したくないのなら、ツイッターという限られた情報量のものではなく、別の方法を探されたらいかがかなと。

たしかに伝わるものはあるでしょうが、 140文字で大統領がやろうとしてることや、その理由、根拠を提示するのはムリでしょ? あれは、あくまでつぶやきなんだから。個人の立場であれば、ツイッターを通してなにを言おうがご自由に・・ですが、アメリカという国を代表する大統領というお立場にいらっしゃる方が、そんな“簡便なツール”を使うってのは、私は反対です。

大統領選挙において、自分の落選を予想したメディア。やろうとしてることを、ことごとく否定的に報道するメディア。それらに対するお腹立ちも重々わかります。そういうのを通さず、バイパス的にメッセージを届けたいというお気持ちもわかります。が、繰り返しになりますが、ツイッターはあまりにも軽すぎる。

誰もがみんな、自分のやろうとしてることに賛成してくれるわけではないのです。国民全てに支持された大統領なんていないのです。敵は必ずいる。たいていの場合、大勢。あなたはクリントン候補に260万票もの大差をつけられたではないですか。そこは真摯に受け止めるべきではないでしょうか。


敵に対して粘り強く思うところを説き、少しずつでも味方にしていく。自分に否定的な報道しかしないというのなら、自分の行動でもって、国民の賛同でもって自分の政策の正しさを訴え、一つ一つの批判を論破していく。そういうめんどくさく、時間がかかる手段こそ、大統領たるあなたが取るべき道だと思うのです。

大物は、細かいことに頓着しないものです。
そしてアメリカ合衆国大統領は、大物であることを期待され、大物であることを宿命づけられているものだと思います。

やりたいことがあるなら、そこらのスーパーに買い物にいく一般庶民のレベルでチマチマやってないで、メディアを相手に堂々とふるまったらいかがです?お嬢さんのブランドを販売しないことを決めた百貨店に、文句言うなんて小さい小さい。

器を疑われますよ。


gonbe5515
by starforestspring | 2017-02-09 20:46 | 時事 | Comments(0)

世界の行く末

『ザ・リアルボイス ダイナーからアメリカの本音が聞こえる』
再放送、ご覧になりました?

最近、新聞や雑誌にトランプ大統領に関連する記事が多い。
壁、指定国からの入国制限、日本車、イスラエル大使館、水責め・・。
就任直後にこんなに賑やかな大統領も珍しいのではないか。

これまでの“新大統領”たちも、同じようなペースで仕事をしてたのかもしれないが、注目度という点では、トランプ大統領が突出してる。支持・不支持がまっぷたつということもそうだし、「支持する」「支持しない」の度合いが、「まあまあ支持する」「どちらかといえば支持しない」ではなく、「熱烈支持!」「断固不支持!」と、双方とも両極端に思える。

試してみてわかったのは、トランプ大統領ってのは、支持側に立って見たときと、不支持側に立って見たときの印象が正反対。熱烈支持、断固不支持の極端に分かれる理由がわかる気がする。

彼が放つ言葉、出かける国、非難の矛先、蜜月を目指す国。
これからの彼の動きに、世界中が注目し、振り回されることだろう。


浅薄な考えだろうとは思うけれど、アメリカが世界の警察たらんとしたときに、世界のバランスは取れていたように思う。それを放り出し、自国の利益のみを追求していこうとする大国アメリカ。その姿が常態となったとき、ロシア、中国、中東各国、そしてEU・・・世界中の国々はどう動くのか。

不謹慎な言い方をすれば退屈はしない。
正直言えば、不安ばかり。世界がどこに向かうのか、それが心配。

網の目のようにつながっていることで保たれてきたバランス、抑止力というものが、アメリカの「いちぬ~けた」で、バタバタと崩れてしまう。そんな予感に恐れおののいている今日この頃。


gonbe5515

メイ首相とのぎこちない手つなぎには笑った。
これから会う首脳たちは、どんな“扱い”を彼から受けるのだろう。




by starforestspring | 2017-01-29 19:51 | 時事 | Comments(0)

『ザ・リアルボイス ダイナーからアメリカの本音が聞こえる』



番組のタイトルを見てひらめくものがあったので録画予約をしておいた。
雪の降り続く昨日の休日、お酒を頂きながら拝見。1時間50分という、結構長い番組なのですが、退屈などとんでもない、お酒を飲むのも忘れて見入ってしまった。みなさん、これは面白い番組です!(いいとか悪いとかではなく“面白い”)

日本の新聞やラジオ、テレビで報道されるアメリカ大統領選についての話題。“大方の予想を裏切って” 大統領に“ 就任してしまった”ドナルド・トランプ。彼が大統領に就任した理由について、新しい情報を得ることが出来る番組です。放送で紹介されたのは(収録したものの中からなんらかの基準で選ばれたものでしょうが)日本でいうところのファミレスに集う、アメリカで実際に生活している人たちが自分の言葉で率直に語った“本音”。アメリカが抱える問題のほんの一面(もしかしたらそのものズバリの本質)を、遠く離れた日本に住む我々に教えてくれます。

なるほど、トランプ氏に投票した人の気持ちはこういうものか。

もし私が、アメリカ人としてアメリカに住んでいたら・・・。私はトランプ氏を支持していたでしょうか。それとも不支持のプラカードを掲げて歩いていたでしょうか。

『タクシードライバー』という映画の中のワンシーン。トラヴィスが年長のドライバーに相談を持ちかけます。トラヴィスの悩みについて、同僚ドライバーは理解することが出来ず、一言こう彼に告げます。
「余計なことは考えるな。俺たちは敗者なんだ。なにも変わりゃしない」

アメリカ人である私が、エグゼグティブなのか医者なのか、弁護士なのか。
自動車産業の工員なのか、セールスマンなのか、ホームレスなのか。
農業、漁業、林業、畜産業。
どんな私だったら、トランプ氏に投票していたのでしょう。
どんな私だったら、プラカードを掲げ、デモに参加していたのでしょう。


一を知って十を語るつもりは毛頭ないのです。番組をひとつ見ただけで、自分の考えがコロッと変わるほど、単純でもありません。(コロッと変われればいいのにと思うこともあるけど、そうなるにはあまりにもひねくれてしまった)

ゼネラルモータースに勤めていた“非正規雇用者”が解雇される。
国内から海外への工場移転が決まったことで解雇される。
移民の流入による治安の悪化。
海外駐留米軍のにかかる予算。




ただ、この番組によって、これまでにない新しいアプローチの方向を提示してくれたことに感謝しています。

『ザ・リアルボイス ダイナーからアメリカの本音が聞こえる』
再放送は1月28日(土)午前9:00~ BS1で放送予定です。

日本でもこんな番組作ってくれないかと思うけど、社会問題に関して、公に自分の意見をはっきり述べてくれる人は少ないかもしれない。


gonbe5515

アメリカ人の本音もおもしろかったのですが、ダイナーで供される一人分の食事の量にも驚き。











by starforestspring | 2017-01-24 16:34 | 時事 | Comments(0)

トランプ大統領就任演説を聞いて

私の思い込み、勘違いだったのかもしれないが(いずれにしても、アメリカ人のみなさんには迷惑なことに違いない)アメリカという国、国民は、高邁な理想と夢を掲げ、それに向かって迷いなく歩んでいくものだと固く信じていた。民主主義国家のリーダーを自覚し、世界の警察として君臨する。そして世界の国々がそれを是認している。国民一人一人がそのことを誇らしく感じてると思っていた。彼らが国旗を仰ぎ、胸に手を当てて国歌を歌う。メジャーリーグのスタジアムであれ、オリンピックの表彰台であれ、紛争地での兵舎の前であれ、そういう姿を目にすることで、私はそれを疑わずに生きてきた。そういう彼らをうらやましく思い、敬意を抱いてきた。


アメリカ合衆国第45代大統領、ドナルドトランプ氏は、その就任演説の中で、理想、夢、民主主義国家のリーダー、世界の警察、およそ私がアメリカという国に抱いていたイメージについて一言も触れなかった。触れないどころか、「今日からこの国は、アメリカ人だけのための国になる」 と宣言した。

トランプ大統領は言う。これまでの政府は「アメリカの産業を犠牲にして、外国の産業を豊かにしてきた。」「他の国の軍隊を支援して、われわれの軍を犠牲にしてきた。」

そしてそういう政府は今日を境にもうなくなったと。
これからは「全ての問題についての決断はアメリカの国民の利益のために下される」と。

協調とか、理想とか、世界中のあらゆる国と培ってきた信頼関係とか、そういうものはなかったことにして、これからはアメリカ国民のことだけを考えるらしい。A国がB国に攻め入ったところで、それがアメリカの利益に関係ないことであれば知ったこっちゃない。つまりはそういうことを、あの雨が落ちる議事堂の前で右手の指を丸めながら (日本ではお金を意味する指の形であるところが笑える)新しい大統領は高らかに宣言した。

「アメリカの製品を買い、アメリカ人を雇う」
実にわかりやすい!外交や経済や軍事バランスのことを何も知らない人にも、その意図するところは簡単に伝わるだろう。スローガンとして本当に良くできている。スローガン以外のこと・・具体的なリードやボディ、スペックにはなにも触れていないことを除けば。

いいのかそれで?

国と国の外交、経済は、目の前で手交されるお金の額だけで計れるものではないだろう。さまざまな国の、さまざまな流通を経て、回り回って自国にお金が落ちてくる。金は天下の回りもの。今出て行った行ったお金が、誰かの手を経て、それとわからないうちに、自分のところに返ってくる。そういうものではないか。

などと、言ったところで、アメリカ国民はそういう大統領を選んだ。その大統領とともに、これから歩んでいくことを決めた。反対デモがあろうが、車がひっくり返されようが、燃えようが、そんな程度で大統領は変わるわけではない。騒ぐ彼らを制止しようとする警察や軍隊は、大統領の命令に従うのだ。


アメリカは太平洋と大西洋の狭間で、これから亀のように縮こまる。国民の利益を損なわないかぎり日光東照宮の猿たちのように、目をつぶり、耳をふさぎ、口を閉じる。

であれば、日本がどこへ行こうと、なにをしようと、うるさく口出しはしてこまい。
この機会をチャンスととらえるべきだ。これから虎の前に立つ狐だなどと、私たちの国を呼ばせずにおこう。

アメリカへの期待は捨てよう。 幻想も捨てよう。甘えも捨てよう。
これからは自分たちのことは自分たちでやるのだ。自分たちの足で立つ道を進もう。
金で左右される同盟関係に、なんの信頼関係があるものか。なんの未来があるものか。アメリカが利するということは、すなわち日本が損するということではないか。アメリカと日本が共に利するということは、どこか別の国が損するということではないか。外交は、ビジネスではないだろう。握手で始まり、契約書にサインをするかしないかで結果が語られるものではないだろう。

太平洋の向こうは、もう変わってしまった。そして、私たちも変わる時が来た。
私たちの国を信頼し、頼りにし、パートナーとして手を差しのべてくれる国々とつきあっていこう。

そしていつか、理想と夢を語れるようになれればいい。
私たちの目指すところを、小さな声でもはっきりと語ることが出来る。そんな日が来ることを願い、共に歩いていこう。


gonbe5515


アメリカ合衆国はこれからどこへ行くのか。
なにも出来ないちっぽけな一人だけれど、これからも追いかけていきたい。
by starforestspring | 2017-01-22 18:56 | 時事 | Comments(0)

トランプ “大統領” いよいよ。。

b0137175_19193479.jpg


アメリカ合衆国第45代大統領として、ドナルドトランプ氏がまもなく就任式に臨む。(大統領選関連記事はカテゴリ“時事”にあります)
国の選挙制度にのっとり勝利した候補者が(たとえ獲得票数が対立候補より200万票少なかったとしても!) 大統領となることに、異論を唱えるわけにはいかない。

とはいえ、就任時の支持率が史上最低だとか、民主党議員が就任に反対して60人くらい欠席しそうだとか、100もの団体が周辺でデモを行うとか、式に彩りを添えるコンサートの出演を大勢のアーティストに 断られたとか・・、8年前のオバマ大統領の就任式とは違い、“お祝いムード” より“ お祝いしたくないムード” のほうが勝ってる感があることは否めない。
b0137175_19193429.jpg


make America great again!(アメリカを再び偉大に!)

トランプ氏がたびたび繰り返すこの言葉。ナショナリズムを刺激するには適度な熱さを持つ言葉だと感心しているのだけど、さてアメリカが“偉大”であるとはどういう状況なのかが日本人である私にはわからない。経済的優位性、軍事的優位性、“アメリカ人”による閉ざされた国の中での平和・・思いつくことはいくつかあるけれど、「これが、そう」といえる正解はたぶんみんなそれぞれに違う。

こういうフレーズの、都合のいいところはこれだろう。人によって作るイメージが違う、期待するものが違う、けれどこれまでとは違う“なにかが”訪れてくれるような、引っ張ってきてくれそうな、そんな期待を持たずにはいられない言葉。

有権者は自分が求めるものをトランプ氏が生み出してくれることを期待して、彼に票を投じた。しかしそれぞれの期待するものがなんなのか、その内容ごとにグループ分けがされ、内容ごとに人数がカウントされてるわけではない。なにをやって、なにをやらない。その決定権はあくまでトランプ“大統領”側にある。有権者は自分の期待するもの、願っているものが、彼のカバンの中に入ってることを願うことしかできない。

全ての願いが彼のカバンに入ってるとは限らない。
全ての願いをくみ取り、全てが実現することなど、絶対にない。
国民が求めているものは、それぞれに違う。願いも夢もみんな違う。
全員にいい顔をすることなど出来ない。政治家とはそういうもののはずだ。


移民の流入を防ぐためにメキシコとの国境に壁を作り、その費用をメキシコに負担させる。イスラム教徒の入国を拒否する。海外で作られた商品を国内で販売する場合にはこれまで以上の税をかける。低所得者層への所得税を免除する。アジアや中東から駐留米軍を引き上げる。本当にそんなことが出来るのか。本当にやってしまうのか。

トランプ氏の大統領就任に反対している人たち、その根拠は、とどのつまり「そんなこと出来るわけがない」ということではないだろうか。


有権者は8年前の「change」のとき以上に、「change」を求めてトランプ氏を大統領に選んだ。
彼の行うことが、「偉大なるアメリカを取り戻す」ことにつながると信じて。
その願いは本当に叶えられるのか。

今はまだ、叶うと信じているだろう。きっと叶うと信じたいだろう。

しかし、自分たちの願いが泡のように消えるとき、いや、泡にさえなれず、なかったことにされたとき、彼らはどうするのか。


自分に不利益な情報を国民に提示するメディアに対して「偽ニュース」と言い放ち、質問の機会さえ与えないミスタートランプ。自分自身が移民の孫であるのに、移民の入国を制限しようとするミスタートランプ。歴代の大統領が築き上げてきた同盟関係をいとも簡単に壊してしまいかねない発言をするミスタートランプ。

あなたはいったいどんな大統領になるのか。
私はトランプ氏を支持してる訳でない。選挙戦中ずっとクリントン氏が大統領になることを願っていた。私にとっては希望しない結果になったけれど、トランプ氏が偉大な大統領になる可能性を信じないわけではないし、期待を捨ててるわけでもない。

候補者ではなく大統領となった彼の言葉や行動は、これまでとは違う目で、違う重みで有権者に伝わっていく。
「身から出たサビ」
いつの日かこのブログで、ミスタートランプにこの言葉を贈る日が来ないことを願う。

b0137175_1919344.jpg

今日の深夜、BSで放送される就任式の番組は録画予約をしておいた。
“トランプ大統領”がなにを語るのか、どんな未来を示すのか、偉大なアメリカとはどういうものなのか、その言葉に注目したい。



gonbe5515
by starforestspring | 2017-01-20 19:25 | 時事 | Comments(0)

アメリカ大統領選 戦いすんで日が暮れてそしてまた朝

b0137175_22391816.jpg

考えてみたら万吉とトランプ氏は似てないなあ。

思い出したよ!名前。堀田くんだ!!


総得票数はクリントン氏だったらしい。デモの根拠はこれか?
しかし選挙人の数はトランプ氏。圧倒的に。
誰がこんな面白い選挙方法を考えたのだろう。

本当にもう、なんだかんだ言ってもこれでやるしかない。昨日トランプタワーに集まった人も、ホワイトハウスで、引き継ぎ作業の準備を、始めた人も、そんな気持ちなんだろう。

ブレーンが彼を支える、
指導者はハンドル。ブレーンはエンジン、タイヤ、オイル、ブレーキ。イエスマンばかりを周りにおかないことを願う。まして自分のファミリーを。

大統領としての資質を疑われていたトランプ氏が、実際のところどうなのか。近い将来必ず外交的に失敗するに違いないと堂々と論評したワシントンポストの声に共感を得た人は多いに違いないのだけど、でも実際は!どうなのか。

大幅な減税。雇用の確保。所得の増加。
中傷合戦に終始したせいでこれらトランプ氏の公約の根拠となる具体策を聞く機会がなかったのだけど、彼はこれを実現するための腹案をどれほどもっているのか。

熱狂が冷めた時、裏切られたとわかったとき、その反動はすさまじい。

単なる飾りで共和党による集団合議制で進むのではと考えないでもないけれど、大統領の権限ってすごいらしいから、やはり前面に出るのはトランプ氏の意向と言葉と方針になるのだろう。だとすると、これまでの彼の発言から推してワシントンポストの予想は一笑に付してしまうほど的はずれなやっかみと片付けることもまたためらわれる。

実は私、自国第一、保護貿易主義には共感できるのだ。日本もそうなればいいと、考えてもいる。でもそのためには自分たちの食糧は自分たちで賄えるっていうのが大前提だと私は思っている。自分たちだけでやりますっていうのは、他国から「ア、ソウ。じゃご勝手に」と言われることと同義だと思うので。米軍が引き上げるという策も(共和党だってそれが賢明な策ではないことぐらい知ってるだろうが)日本が自分たちの脚で立つことを考え始めるいいきっかけになるのではと、逆に期待もするし。

トランプ氏と安倍首相、17日に会うらしい。
まずは社交辞令、お互いの腹のさぐりあい(なにしろまだ大統領じゃないし)になるだろうが、すくなくとも、某国の主席みたいに、不機嫌な表情で目をそらされたりはすまい。


ほんとうに、最近、退屈しない。


gonbe5515
by starforestspring | 2016-11-11 22:40 | 時事 | Comments(0)

アメリカ大統領選 振り返って

b0137175_181238100.jpg


b0137175_18474677.jpg



一夜明け、世間はやはり大騒ぎ。
そして沈黙に包まれている。
アメリカでは、“トランプ大統領誕生”に抗議するデモがあちこちで起きているらしい。
中には銃撃が発生したところもあるとか。

当選させてしまったものは、しょうがない。
トランプ氏がクリントン氏との第三回討論会で、司会者から「選挙結果を受け入れるか?」と問われて「その時に考える」と答えた時、「民主主義の否定」と、大きな声で非難したのは主にクリントン氏支持者ではなかったか。選挙人の数も、投票数も、トランプ氏のほうがクリントン氏を上回った。この結果を受け入れずに、民主主義を語るわけにはいくまい。

調べてみたら、アメリカには、大統領を辞めさせるシステムがちゃんと憲法にうたわれている。

【合衆国憲法第2条第4節】
「大統領、副大統領、及び合衆国のすべての文官は、反逆罪、収賄罪又はその他の重罪及び軽罪につき弾劾され、かつ有罪の判決を受けた場合は、その職を免ぜられる。」
トランプ“大統領”を辞めさせるには、この規定に則るしかないのだ。具体的には、下院での過半数の訴追を受け、上院で弾劾裁判が開かれ、陪審員としての上院議員の2/3が“辞めさせるのが適当” と結論づけるのを待つしかない。

あとは懐かしのニクソン大統領がやった辞任、それから・・・(以下略)


b0137175_18123769.jpg

昨日の夕方から朝にかけての報道を見てると、今回の選挙、これまで投票に出かけなかった人たちが大勢投票所に足を運んだのではないかという予想が必ず語られている。「声なき多数派」というのとはちょっと違うかもしれないけれど、「どうせオレが行ったってなにも変わりゃしない」「誰がなったって、結局一緒さ」と思ってた人たちが「こいつなら!」と思ったのがトランプ氏であったということか?(ヒラリー氏にそれを感じた人も、もちろん いたろうけれど)


昔、少年ジャンプに戸川万吉という少年を主人公にした『男一匹ガキ大将』という漫画があった。
で、その漫画のクライマックスが、関ヶ原の戦いみたいに、全国の不良たちが富士の裾野に集まって勝負を決めるというもの。いろいろあって万吉側が圧倒的不利な状況に陥る。ところがそこに、全国から集められた“普通の生徒たち”が現れる。力と勇気がないために 不良たちによって暴力を受けたり、金を巻き上げられたりしていた彼ら。彼らは、万吉のブレーンだったなんとかいう青年の「この状況を変えるには、君らが立ち上がるしかない!」という呼びかけによって集まってきた。その数、相手方の数倍。その結果、万吉側が戦わずして勝つ・・という。
#ああ、あのときの相手側のボスの名前、なんだったっけ?とても高校生には見えない風貌をしていた人。


普通の生徒たちが大勢立ち上がることで、圧倒的不利な状況が勝利に変わる。
『男一匹ガキ大将』とアメリカ大統領選とを並列に語ったら、アメリカ国民にも、本宮ひろしさんにも叱られるにちがいないのだけれど、つい思い出したということで。。


いずれにしろ、この騒ぎはまだまだ続く。就任式のころにはさすがに下火になっているだろうけれど、就任式後はもっと騒がしくなるだろう。


おかげで全世界のニュース番組、新聞、雑誌は、当分ネタ集めの心配をしなくて済む。
このブログを書いてる私もまた。



gonbe5515
by starforestspring | 2016-11-10 18:23 | 時事 | Comments(0)

アメリカ大統領選(確定前だけど)結果

b0137175_16534360.jpg


今、トランプ氏が勝利宣言をするためにステージに上がった。
私の知る限り、アメリカの大統領選では、まずは敗れた候補者が敗北宣言をし、それを受けて勝った候補者が勝利宣言・・という流れだったはずなのだが。

こんなとこまでトランプ流?
(今トランプ氏が語った。クリントン氏から祝福の電話があったらしい)


トランプ氏勝利。
選挙前の大方の予想を覆す結果となったことに驚いている。

結果についての詳しい論評は、明日の新聞や、今後のニュース解説などで知ることになると思う。それでも、とりあえずは自分の頭で、新聞やニュースや雑誌で得た情報をもとに、トランプ氏の勝利の要因はなんだったのか推測してみる。


・世界の警察であるより、自分の暮らしをもう少しましに
アメリカは昔から、その経済力、軍事力によって、世界のリーダーとしての立場を守ってきた。その立場を守るために、国民に無理を強いてきた部分もあるのではないか。
「よそのことなんかほっとけ。まずは明日食べるメシのことだろう!」
極端な言い方かもしれないけれど、こういう風に感じたこれまで選挙になど行かなかった人たちが、トランプ氏という思いを仮託できるターゲットを得て、行動に移した。ひとりひとりの行動が大きな数になり、選挙人獲得に結びついた。

・白人たちの怒り
選挙運動中も、今日のテレビ中継も、トランプ氏支持者が集まる会場を見ると、ことごとくが白人。もちろん非白人もいるんだろうけど、その比率はヒラリー氏のそれに比べれば圧倒的に少ない。彼らは移民やヒスパニックたちによって、自らの生活を脅かされている、もしくは彼らの“せい”で、仕事にありつけず、高収入への道が閉ざされていると考えているのではないか。白人至上主義とまでは言わないまでも、“非白人”による“白人”への圧力に、なんとかして抗したいと考えた。

・うやむやになった「メール問題」
国家の機密をプライベートアドレスを使ってやりとりをしたこと。
申し訳ないけれど私にはそのことの重大性というものを今ひとつ理解できないでいるのだけれど、その問題はずっとヒラリー氏の足をひっぱってきたようだ。選挙終盤になってのFBI長官コミー氏による再捜査表明、そして「訴追せず」の急な結論。これなどは、ヒラリー当選を快く思わない陣営(トランプ氏だけとは限らない)が仕掛けた陰謀だったのではないか。真実はどうあれ、この可能性について、これからもずっと人の口にのぼるのではないか。そう考えればあの演説中のトランプ氏に対する“狙撃疑惑”も、もしかしたら演出だったのではないかとさえ思える。



専門外の私が、これ以上語ると、それこそ識者の方々から叱られたり鼻で笑われたりするにちがいないので、このへんでやめておくことにする。ただ、このトランプ氏勝利という現実は、私にとって実に大きな考察テーマを与えてくれたことは間違いない。

税金も払わず(たとえそれが合法であったとしても)、女性に対する侮蔑発言を繰り返し、とほうもない大風呂敷(日本、韓国駐留米軍引き上げ・メキシコ国境に壁)を広げ、全米が見守る討論会で、「負けた時の選挙結果は受け入れない」 などと、とんでもないことを口走る。なにより政治家としての経験が全くない実業家を、いきなり国のトップに据え、核弾頭ミサイルのボタンを押すカードを手渡す。


小市民である私には、とうてい出来ないことだ。



トランプ氏はなぜ勝ったのか。これからどう振る舞うのか。
ヒラリー氏、共和党内で、トランプ氏を見限った重鎮たち、そしてアメリカ国民は、これからどう振る舞うのか。そして口やかましいヒラリー氏と対峙せずにすんだ中国が、動きやすくなってアジアで次に打つ手はなんなのか。そして北朝鮮は。



本当に、目が離せない。



gonbe5515


私自身にとっても、長い一日が、もうすぐ終わる。
トランプ氏が、“実はいい人だった”であることを願う。

次回も続きます。
by starforestspring | 2016-11-09 16:48 | 時事 | Comments(0)


タベリストgonbe     よしなしごとつづり


by starforestspring

プロフィールを見る
画像一覧

検索

最新のコメント

私もこのドラマを見たあと..
by starforestspring at 17:57
starforestsp..
by kawachan at 21:41
kawachanさんのお..
by starforestspring at 12:41
貴殿が新しいセカチューの..
by kawachan at 00:44
10の方でコメントさせて..
by kawachan at 20:01
kawachanさん、は..
by starforestspring at 07:26
はじめまして。最近、この..
by kawachan at 17:57
このドラマの存在は見過ご..
by starforestspring at 11:39

Link

カテゴリ

全体
雑感
それでいいのか日本人
京都
映画・ドラマ

お酒の話
思い出
多部未華子さん
サロメ計画『サロメ』
八尋計画『私を離さないで』
連続テレビ小説『つばさ』
映画『あやしい彼女』
 
太宰治さん
川原泉さん
永六輔さん
 
男と女その摩訶不思議な関係
世界の中心で、愛をさけぶ
白夜行
連続テレビ小説 マッサン
連続テレビ小説 カーネーション
連続テレビ小説 あまちゃん
  
ブラジルワールドカップ
ディズニーランド
音楽
僕のマンガカタログ
時事
食べものについて
美術
USJ

記事ランキング

以前の記事

2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月

画像一覧

ブログパーツ

※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません

ファン

ブログジャンル

日々の出来事
50代