カテゴリ:時事( 109 )

さじかげん



私の作る卵焼きは、塩と醤油で味付けをする。北陸では、砂糖を使う人が多い。北陸で育って「甘い」卵焼きに慣れてる人は(例:ニョーボ)塩を使うことが信じられないらしい。

それでも長年ひとつ屋根の下に暮らしてきた誼で、塩入り卵焼きも食べてくれるようにはなっている。ただ、塩の量についてはウルサイ。私が普通と思う量を使ったものは、間違いなく「塩、多すぎ!」とダメだしされる。「あれ、おっかしいなあ。ちょうどなんやけどなあ・・」 と言っても一切受け付けてくれない。しょうがないから、「もうひとつまみ入れたら、ちょうどかな?」と思うところで止めたのを出してみたら「ウン、最近ようやく塩加減がわかるようになったね」と褒めてくれた(でもなんかうれしくない)


なんにせよ、あんばいというか、止めどころというか、どこまででやめとくか・・というのは、人それぞれなので、なかなか判断がつきにくいものだろうと思う。

北朝鮮が、グァム周辺に向けてミサイル4発発射する作戦を立ててるらしい。それを受けてトランプ大統領は8日に「炎と怒り」、昨日は「グァムでなにかしたら、これまで誰も見たことがないような出来事が北朝鮮で起きる」と警告。

中国、ロシアの後ろ盾(もちろん両国は大っぴらに北朝鮮を擁護する姿勢を見せてるわけではない)を頼みにしてるのか、それともいざとなったらミサイルの向きを北と西に変えたって構わねーやと開き直っているのか、あの国のふるまいは実にあぶなっかしい。

トランプ大統領は更に言う。「これまでは代償を免れてきたが、私が相手ならもうただではすまされない」支持者向けの発言なのか、本気度100%なのか。挑発なのか警告なのか。でも、あの人があの口で言うと、本当にやってしまいそうな気がするから不思議だ。


いざ事が起きてしまったら、「結局、なにもなかったですね」では済まされない。両国および周辺諸国に甚大な被害が出るのは間違いない(最たる被害はもちろん北朝鮮だろう)。多くの人の命が、土地が、山が、海が、川が、元の姿を留めなくなる。


それでもやるのか?ご両人。押すところ、引くところのさじ加減に悩んでるなら、いっそ最初からやりなおしたらどうだろう?


やけになって、さじを投げるのだけはよしていただきたい。


gonbe5515






by starforestspring | 2017-08-11 18:30 | 時事 | Comments(0)

「Please look at me.」

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安倍首相とトランプ大統領との握手動画、ご覧になりましたでしょうか。
私はなんというか、ひさびさに愉快なものを見たという気分です。

「ほほえましい」
「ぎこちない」
「間が悪い」
「キモイ」
「なかよし二人組」

動画をご覧いただければわかるのですが、カメラマンから二人に対して日本語で「こちらお願いしま~す」という声がかけられています。で、大統領、日本語のその言葉の意味がわからなかったんでしょう、安倍首相に聞いてるようです。すると安倍首相、その言葉を訳してこう言います「Please,look at me」 大統領、意外に素直なのでしょうか。それとも前後の状況から類推することが苦手なのでしょうか、首相の言葉(日本語だと、私を見て下さい)をそのままに受け止めて、安倍首相をじっとのぞき込むように見つめてそのままの姿勢を維持。

そのあとの首相の対応がさらにおかしくて、むくつけきおっさんに見つめられて照れたのか、その視線に耐えられなかったのか、カメラマンのほうを指さしたり、視線をそらしたり。私がパトロール中の警察官だったら、絶対職務質問したくなるに違いないレベルの挙動不審ぶり。

握手が終わったあとの首相の表情を、なんと表現すればいいのでしょう。どういうふうに解釈すればいいのでしょう(映像を拡大してご覧ください。21秒から23秒あたりです)

実に間の悪そうな表情をしておられます。自分の意図したように大統領に「こちらお願いしま~す」を説明できなかったことにほぞを噛んでいるのか。
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この短い動画の中で交わされる二人の笑顔から、両国の未来にバラ色を感じるか、それとも途中に出てくるすれ違う視線と握手が終わったあとの首相の表情から暗雲を感じるか、解釈は分かれそうです。

そんなこんなの、実に興味深い二人の握手シーンでありました。

とにかく私は楽しませてもらいました。
これだけ繰り返しの鑑賞に堪えるニュース映像も珍しい。

「Please look at me.」
年末の流行語大賞の候補に挙がること、間違いなしと思われます。


gonbe5515



by starforestspring | 2017-02-12 17:11 | 時事 | Comments(0)

大統領の向こうにあるものを見よ。

最近の、特に民放のドナルドトランプ大統領の報道について感じてしまうこと。それは朝とか昼の帯番組、分類はバラエティーと報道の間を狙ってます・・みたいなやつで“コメンテーター”とかいう肩書きをもらって喋っている人種たちへの懸念。彼らは、ドナルド・トランプ氏が、アメリカ国民に選ばれた大統領だということを忘れているか、軽んじているか、もしくは心のどこかで“そう長くはもつまい”と思っているのではないだろうか。

昔から、ああいう番組が大嫌いな私だから、よけいねじ曲がった見方をしてしまうのだろうと思う。思うけれども、それでも言わせてもらうと、彼らの言葉のところどころに、一国の元首に対する敬意というものが、欠けていると感じることがある。

トランプ大統領を批判することは(その行為自体は否定しない)彼を選んだアメリカ国民の意思を批判することになる。ちょっと前まで私がそうだったので、あまり偉そうなことは言えないが、あの国に住んでる人たちの思いを、あの国に住んでない人が論ずる時は、慎重でなければいけないし、謙虚でなければいけないはず。

たとえば移民問題。私たちの国は、年間27人しか移民(難民)を受け入れていない。
移民と同じ職場で働くこともなく、路上でたむろする数人の横を通り過ぎることもなく、風俗習慣が違う彼らとの暮らしに軋轢を感じることもない私たちが、そういうことが当たり前になってる人たちと同じ考え方、見方が出来るとは思えない。 「この国民にしてこの政府あり」という言葉がある。いい意味にも悪い意味にも解釈できるこの言葉から考えると、今のアメリカ政府はアメリカ国民のレベルで出来ている。移民政策にしろ、通商問題にしろ、それを主導するトランプ大統領の後ろには、彼を支える大勢の国民がいる。

思い起こしてみれば、共和党の大統領候補に彼が名乗りを上げたとき、誰も本気にしなかったし、金持ちの道楽・・と、まともに受け止める人は少なかったことを覚えている。


私自身、クリントン候補との討論会を見たとき、「クリントン圧勝」と信じて疑わなかった。
素人の私にもわかるくらい、二人の政策に対する姿勢、経験の差は明らかのように思えた。
淡々と語るクリントン氏の言葉を時に遮り、時に大声で否定するトランプ氏の見苦しいやりようは、どう見ても大統領の器ではなかった。


それが、今や大統領だ。そんな彼を、アメリカは選んだのだ。大統領選挙のあの日、私は選挙速報をずっと追いかけていた。赤色に塗りつぶされる州が順々にアメリカ地図を埋めていくのを、信じられない思いで見つめていた。目の前で起きている出来事が信じられなかった。


結果が出て、就任式を終えて、連発する大統領令の中身を新聞やネットで読みながら、私は思った。よっぽどのことなのだと・・。トランプ大統領が始めた、私たちから見たらとんでもないこと、理不尽にしか思えないことは、アメリカ国民が願っていたことなのだと。

テレビで笑いながら、したり顔で喋っているコメンテーターさんたちに申し上げる。自分が公にした言葉に責任を持てるか?手のひらの向きを、ずっと変えずにいられるか?

トランプ大統領は、一年で終わるかもしれないけれど、再選を果たして8年勤め上げるかもしれない。

繰り返し申し上げる。
軽々に彼を論ずることは、厳に慎むべきだと。
アメリカ国民に対する敬意と斟酌をもって、大統領のやることを見つめるべきだと。


#言いたいことはたいてい言ったので、トランプ大統領についての話はひとまずこれで終わるつもり。


gonbe5515


安倍さん・・・ゴルフしながらクラブの選択を笑顔で喋るより、ソファでふんぞり返るトランプ大統領が不機嫌になるかもしれないような、耳が痛くなるようなことを言う時間もちゃんととるべきじゃないでしょうか?

相手が喜ぶことばかり言うのが友じゃない。嫌われても、煙たがられても、相手の為になると思うことなら堂々と言わなければ。そういうのをこそ、いい友人関係と呼ぶのではないですか?
それが出来ないようなら、ただの幇間持ちに成り下がりますよ。
by starforestspring | 2017-02-10 21:33 | 時事 | Comments(0)

アメリカ大統領ドナルド・トランプ閣下に申し上げる。

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我が家に届く読売新聞、トランプ大統領の言動に対して“公正かつ中立的立場”で報道しようという姿勢は伺えるのですが、なんというかこう、その記事の行間からそこはかとなく“批判的”な匂いを感じてしまうのです。それはたぶん、トランプ大統領の言動に対して肯定的な立場を表明する政府や人々を紹介する記事より、批判的な意見を述べる政府や人々を紹介する記事のほうが多いように思えることと、トランプ大統領に対して、ああするべきだ、こうするべきだという趣旨の発言を、社説において、展開しているからだと思います。


トランプ大統領自身は、相変わらずお国のメディアがお気に召さないようで、記者会見などよりツイッターを介して情報発信を続けておられます。

そのお気持ちも、わからなくもないですが、メディアを通したくないのなら、ツイッターという限られた情報量のものではなく、別の方法を探されたらいかがかなと。

たしかに伝わるものはあるでしょうが、 140文字で大統領がやろうとしてることや、その理由、根拠を提示するのはムリでしょ? あれは、あくまでつぶやきなんだから。個人の立場であれば、ツイッターを通してなにを言おうがご自由に・・ですが、アメリカという国を代表する大統領というお立場にいらっしゃる方が、そんな“簡便なツール”を使うってのは、私は反対です。

大統領選挙において、自分の落選を予想したメディア。やろうとしてることを、ことごとく否定的に報道するメディア。それらに対するお腹立ちも重々わかります。そういうのを通さず、バイパス的にメッセージを届けたいというお気持ちもわかります。が、繰り返しになりますが、ツイッターはあまりにも軽すぎる。

誰もがみんな、自分のやろうとしてることに賛成してくれるわけではないのです。国民全てに支持された大統領なんていないのです。敵は必ずいる。たいていの場合、大勢。あなたはクリントン候補に260万票もの大差をつけられたではないですか。そこは真摯に受け止めるべきではないでしょうか。


敵に対して粘り強く思うところを説き、少しずつでも味方にしていく。自分に否定的な報道しかしないというのなら、自分の行動でもって、国民の賛同でもって自分の政策の正しさを訴え、一つ一つの批判を論破していく。そういうめんどくさく、時間がかかる手段こそ、大統領たるあなたが取るべき道だと思うのです。

大物は、細かいことに頓着しないものです。
そしてアメリカ合衆国大統領は、大物であることを期待され、大物であることを宿命づけられているものだと思います。

やりたいことがあるなら、そこらのスーパーに買い物にいく一般庶民のレベルでチマチマやってないで、メディアを相手に堂々とふるまったらいかがです?お嬢さんのブランドを販売しないことを決めた百貨店に、文句言うなんて小さい小さい。

器を疑われますよ。


gonbe5515
by starforestspring | 2017-02-09 20:46 | 時事 | Comments(0)

節分の日に思う、ふたつの国。

今日は節分。
みなさん、豆まきはお済みでしょうか?

北海道小樽市の朝里駅に、中国人観光客が押し寄せてるらしい。
またかよ・・というのが正直なところです。>前回は『LoveLetter』の時
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この駅は中国で公開された岩井俊二監督プロデュースの映画「恋愛中的城市」のロケ地で、中国で映画を観た人たちが“聖地巡礼”に訪れているとのこと。

その巡礼者たち・・・やっぱり中国基準のルールを外国日本で適用してらっしゃるようで。
線路に立ち入って写真を撮る。住宅の壁や窓に雪玉を投げつける。勝手に敷地内に入る。郵便ポストに雪を詰め込む。やりたい放題ですな。「なぜ危険な線路に入って写真を撮るんですか?」と尋ねたテレビ局スタッフに「電車が通過した直後に入ってるんだから、私たちは安全だ」と。

いやいや、あなたが安全かどうかではなくて、線路の敷地は立入禁止でしょうが。

私は悪くない。悪いとしたら、そういうルールを決めてるそっち・・っていうような、自信に満ちあふれた態度にはある意味感心しますね。ホントすごいわ。その自信の根拠はどこにあるんだろう。「郷に入っては郷に従え」なんて関係ないんですもんね。言ったもん勝ち。言われたもん負け。中国の人たちが大声で語り合う理由がわかったような気がする。

ところで中国には信号ないんでしょうか。あるんでしょうけど、純粋な意味での役目を果たしてる信号はないんじゃないですか?>憶測
信号のルールは赤は止まれで青は進め。これはどこの国でも共通だと思っていたのですが。。。

「もしもし! 赤信号で横断したら危険ですよ!」
「車が通過した直後だから私たちは安全だ」
って平然と横断してるんでしょう>あの国で車は運転したくない>もちろん行く気はさらさらない。
横断歩道なんて都市景観の飾り、とりあえず線は引いとけ・・なんでしょうか。

でもなあ、ポストには郵便物が入ってることくらいはわかるでしょうに、そこに雪を詰め込んでる自分の子供は注意しろよ。・・・あ、そうか、中国でも同じことやってるからか。お国のポストはポストとしての役目はなく、中はなにも入ってないんですね。みんな自分で直接相手のお家に郵便物を届けるんだ。・・・そうすると切手はいらないってことになるけれど。。あ、そうか、お国には切手が・・(以下略)



トランプ大統領の入国制限を指示する大統領令、日本はもとより、世界中で批判が高まっているようですが、なんとアメリカの世論調査によると、その大統領令を支持する人が49%で、不支持の41%を上回ってるらしい。
こうなるとこの大統領令に「世界中で批判が高まってる」というのも、疑ってかからなければなりません。「アメリカ、いいなあ。あんな指導者がウチの国にもほしい」そう思ってるEUの住人、けっこう多いのかもしれません。

最近のトランプ大統領のやりようを見て思うのですが、アメリカ国民は、本当に長い間、我慢を重ねてきていたのかもしれません。先日、理想、自由、世界の警察などという言葉を使ってアメリカのイメージを語らせていただきましたが、アメリカの人々はよその国の人間が持つ、そういう勝手なイメージに、心底嫌気がさしていたのかもしれません。

「 国民の政府は、国民のために造られ、国民によって造られ、国民に適するように造られる。」
ダニエル・ウェブスター 1782~1852 アメリカ合衆国の政治家

アメリカ大統領及び政府が、アメリカ国民を映す鏡と考えたとき、アメリカ国民の叫びが聞こえるような気がします。

アメリカは、地球儀を放り投げた。重いコートを脱ぎ捨てた。
地球儀を拾い上げ、再びコートを羽織る日が果たして来るのか。


向こう4年はなんとか生きながらえていたい。そんなことを思う今日この頃です。


gonbe5515
by starforestspring | 2017-02-03 21:39 | 時事 | Comments(0)

世界の行く末

『ザ・リアルボイス ダイナーからアメリカの本音が聞こえる』
再放送、ご覧になりました?

最近、新聞や雑誌にトランプ大統領に関連する記事が多い。
壁、指定国からの入国制限、日本車、イスラエル大使館、水責め・・。
就任直後にこんなに賑やかな大統領も珍しいのではないか。

これまでの“新大統領”たちも、同じようなペースで仕事をしてたのかもしれないが、注目度という点では、トランプ大統領が突出してる。支持・不支持がまっぷたつということもそうだし、「支持する」「支持しない」の度合いが、「まあまあ支持する」「どちらかといえば支持しない」ではなく、「熱烈支持!」「断固不支持!」と、双方とも両極端に思える。

試してみてわかったのは、トランプ大統領ってのは、支持側に立って見たときと、不支持側に立って見たときの印象が正反対。熱烈支持、断固不支持の極端に分かれる理由がわかる気がする。

彼が放つ言葉、出かける国、非難の矛先、蜜月を目指す国。
これからの彼の動きに、世界中が注目し、振り回されることだろう。


浅薄な考えだろうとは思うけれど、アメリカが世界の警察たらんとしたときに、世界のバランスは取れていたように思う。それを放り出し、自国の利益のみを追求していこうとする大国アメリカ。その姿が常態となったとき、ロシア、中国、中東各国、そしてEU・・・世界中の国々はどう動くのか。

不謹慎な言い方をすれば退屈はしない。
正直言えば、不安ばかり。世界がどこに向かうのか、それが心配。

網の目のようにつながっていることで保たれてきたバランス、抑止力というものが、アメリカの「いちぬ~けた」で、バタバタと崩れてしまう。そんな予感に恐れおののいている今日この頃。


gonbe5515

メイ首相とのぎこちない手つなぎには笑った。
これから会う首脳たちは、どんな“扱い”を彼から受けるのだろう。




by starforestspring | 2017-01-29 19:51 | 時事 | Comments(0)

『ザ・リアルボイス ダイナーからアメリカの本音が聞こえる』



番組のタイトルを見てひらめくものがあったので録画予約をしておいた。
雪の降り続く昨日の休日、お酒を頂きながら拝見。1時間50分という、結構長い番組なのですが、退屈などとんでもない、お酒を飲むのも忘れて見入ってしまった。みなさん、これは面白い番組です!(いいとか悪いとかではなく“面白い”)

日本の新聞やラジオ、テレビで報道されるアメリカ大統領選についての話題。“大方の予想を裏切って” 大統領に“ 就任してしまった”ドナルド・トランプ。彼が大統領に就任した理由について、新しい情報を得ることが出来る番組です。放送で紹介されたのは(収録したものの中からなんらかの基準で選ばれたものでしょうが)日本でいうところのファミレスに集う、アメリカで実際に生活している人たちが自分の言葉で率直に語った“本音”。アメリカが抱える問題のほんの一面(もしかしたらそのものズバリの本質)を、遠く離れた日本に住む我々に教えてくれます。

なるほど、トランプ氏に投票した人の気持ちはこういうものか。

もし私が、アメリカ人としてアメリカに住んでいたら・・・。私はトランプ氏を支持していたでしょうか。それとも不支持のプラカードを掲げて歩いていたでしょうか。

『タクシードライバー』という映画の中のワンシーン。トラヴィスが年長のドライバーに相談を持ちかけます。トラヴィスの悩みについて、同僚ドライバーは理解することが出来ず、一言こう彼に告げます。
「余計なことは考えるな。俺たちは敗者なんだ。なにも変わりゃしない」

アメリカ人である私が、エグゼグティブなのか医者なのか、弁護士なのか。
自動車産業の工員なのか、セールスマンなのか、ホームレスなのか。
農業、漁業、林業、畜産業。
どんな私だったら、トランプ氏に投票していたのでしょう。
どんな私だったら、プラカードを掲げ、デモに参加していたのでしょう。


一を知って十を語るつもりは毛頭ないのです。番組をひとつ見ただけで、自分の考えがコロッと変わるほど、単純でもありません。(コロッと変われればいいのにと思うこともあるけど、そうなるにはあまりにもひねくれてしまった)

ゼネラルモータースに勤めていた“非正規雇用者”が解雇される。
国内から海外への工場移転が決まったことで解雇される。
移民の流入による治安の悪化。
海外駐留米軍のにかかる予算。




ただ、この番組によって、これまでにない新しいアプローチの方向を提示してくれたことに感謝しています。

『ザ・リアルボイス ダイナーからアメリカの本音が聞こえる』
再放送は1月28日(土)午前9:00~ BS1で放送予定です。

日本でもこんな番組作ってくれないかと思うけど、社会問題に関して、公に自分の意見をはっきり述べてくれる人は少ないかもしれない。


gonbe5515

アメリカ人の本音もおもしろかったのですが、ダイナーで供される一人分の食事の量にも驚き。











by starforestspring | 2017-01-24 16:34 | 時事 | Comments(0)

トランプ大統領就任演説を聞いて

私の思い込み、勘違いだったのかもしれないが(いずれにしても、アメリカ人のみなさんには迷惑なことに違いない)アメリカという国、国民は、高邁な理想と夢を掲げ、それに向かって迷いなく歩んでいくものだと固く信じていた。民主主義国家のリーダーを自覚し、世界の警察として君臨する。そして世界の国々がそれを是認している。国民一人一人がそのことを誇らしく感じてると思っていた。彼らが国旗を仰ぎ、胸に手を当てて国歌を歌う。メジャーリーグのスタジアムであれ、オリンピックの表彰台であれ、紛争地での兵舎の前であれ、そういう姿を目にすることで、私はそれを疑わずに生きてきた。そういう彼らをうらやましく思い、敬意を抱いてきた。


アメリカ合衆国第45代大統領、ドナルドトランプ氏は、その就任演説の中で、理想、夢、民主主義国家のリーダー、世界の警察、およそ私がアメリカという国に抱いていたイメージについて一言も触れなかった。触れないどころか、「今日からこの国は、アメリカ人だけのための国になる」 と宣言した。

トランプ大統領は言う。これまでの政府は「アメリカの産業を犠牲にして、外国の産業を豊かにしてきた。」「他の国の軍隊を支援して、われわれの軍を犠牲にしてきた。」

そしてそういう政府は今日を境にもうなくなったと。
これからは「全ての問題についての決断はアメリカの国民の利益のために下される」と。

協調とか、理想とか、世界中のあらゆる国と培ってきた信頼関係とか、そういうものはなかったことにして、これからはアメリカ国民のことだけを考えるらしい。A国がB国に攻め入ったところで、それがアメリカの利益に関係ないことであれば知ったこっちゃない。つまりはそういうことを、あの雨が落ちる議事堂の前で右手の指を丸めながら (日本ではお金を意味する指の形であるところが笑える)新しい大統領は高らかに宣言した。

「アメリカの製品を買い、アメリカ人を雇う」
実にわかりやすい!外交や経済や軍事バランスのことを何も知らない人にも、その意図するところは簡単に伝わるだろう。スローガンとして本当に良くできている。スローガン以外のこと・・具体的なリードやボディ、スペックにはなにも触れていないことを除けば。

いいのかそれで?

国と国の外交、経済は、目の前で手交されるお金の額だけで計れるものではないだろう。さまざまな国の、さまざまな流通を経て、回り回って自国にお金が落ちてくる。金は天下の回りもの。今出て行った行ったお金が、誰かの手を経て、それとわからないうちに、自分のところに返ってくる。そういうものではないか。

などと、言ったところで、アメリカ国民はそういう大統領を選んだ。その大統領とともに、これから歩んでいくことを決めた。反対デモがあろうが、車がひっくり返されようが、燃えようが、そんな程度で大統領は変わるわけではない。騒ぐ彼らを制止しようとする警察や軍隊は、大統領の命令に従うのだ。


アメリカは太平洋と大西洋の狭間で、これから亀のように縮こまる。国民の利益を損なわないかぎり日光東照宮の猿たちのように、目をつぶり、耳をふさぎ、口を閉じる。

であれば、日本がどこへ行こうと、なにをしようと、うるさく口出しはしてこまい。
この機会をチャンスととらえるべきだ。これから虎の前に立つ狐だなどと、私たちの国を呼ばせずにおこう。

アメリカへの期待は捨てよう。 幻想も捨てよう。甘えも捨てよう。
これからは自分たちのことは自分たちでやるのだ。自分たちの足で立つ道を進もう。
金で左右される同盟関係に、なんの信頼関係があるものか。なんの未来があるものか。アメリカが利するということは、すなわち日本が損するということではないか。アメリカと日本が共に利するということは、どこか別の国が損するということではないか。外交は、ビジネスではないだろう。握手で始まり、契約書にサインをするかしないかで結果が語られるものではないだろう。

太平洋の向こうは、もう変わってしまった。そして、私たちも変わる時が来た。
私たちの国を信頼し、頼りにし、パートナーとして手を差しのべてくれる国々とつきあっていこう。

そしていつか、理想と夢を語れるようになれればいい。
私たちの目指すところを、小さな声でもはっきりと語ることが出来る。そんな日が来ることを願い、共に歩いていこう。


gonbe5515


アメリカ合衆国はこれからどこへ行くのか。
なにも出来ないちっぽけな一人だけれど、これからも追いかけていきたい。
by starforestspring | 2017-01-22 18:56 | 時事 | Comments(0)

トランプ “大統領” いよいよ。。

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アメリカ合衆国第45代大統領として、ドナルドトランプ氏がまもなく就任式に臨む。(大統領選関連記事はカテゴリ“時事”にあります)
国の選挙制度にのっとり勝利した候補者が(たとえ獲得票数が対立候補より200万票少なかったとしても!) 大統領となることに、異論を唱えるわけにはいかない。

とはいえ、就任時の支持率が史上最低だとか、民主党議員が就任に反対して60人くらい欠席しそうだとか、100もの団体が周辺でデモを行うとか、式に彩りを添えるコンサートの出演を大勢のアーティストに 断られたとか・・、8年前のオバマ大統領の就任式とは違い、“お祝いムード” より“ お祝いしたくないムード” のほうが勝ってる感があることは否めない。
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make America great again!(アメリカを再び偉大に!)

トランプ氏がたびたび繰り返すこの言葉。ナショナリズムを刺激するには適度な熱さを持つ言葉だと感心しているのだけど、さてアメリカが“偉大”であるとはどういう状況なのかが日本人である私にはわからない。経済的優位性、軍事的優位性、“アメリカ人”による閉ざされた国の中での平和・・思いつくことはいくつかあるけれど、「これが、そう」といえる正解はたぶんみんなそれぞれに違う。

こういうフレーズの、都合のいいところはこれだろう。人によって作るイメージが違う、期待するものが違う、けれどこれまでとは違う“なにかが”訪れてくれるような、引っ張ってきてくれそうな、そんな期待を持たずにはいられない言葉。

有権者は自分が求めるものをトランプ氏が生み出してくれることを期待して、彼に票を投じた。しかしそれぞれの期待するものがなんなのか、その内容ごとにグループ分けがされ、内容ごとに人数がカウントされてるわけではない。なにをやって、なにをやらない。その決定権はあくまでトランプ“大統領”側にある。有権者は自分の期待するもの、願っているものが、彼のカバンの中に入ってることを願うことしかできない。

全ての願いが彼のカバンに入ってるとは限らない。
全ての願いをくみ取り、全てが実現することなど、絶対にない。
国民が求めているものは、それぞれに違う。願いも夢もみんな違う。
全員にいい顔をすることなど出来ない。政治家とはそういうもののはずだ。


移民の流入を防ぐためにメキシコとの国境に壁を作り、その費用をメキシコに負担させる。イスラム教徒の入国を拒否する。海外で作られた商品を国内で販売する場合にはこれまで以上の税をかける。低所得者層への所得税を免除する。アジアや中東から駐留米軍を引き上げる。本当にそんなことが出来るのか。本当にやってしまうのか。

トランプ氏の大統領就任に反対している人たち、その根拠は、とどのつまり「そんなこと出来るわけがない」ということではないだろうか。


有権者は8年前の「change」のとき以上に、「change」を求めてトランプ氏を大統領に選んだ。
彼の行うことが、「偉大なるアメリカを取り戻す」ことにつながると信じて。
その願いは本当に叶えられるのか。

今はまだ、叶うと信じているだろう。きっと叶うと信じたいだろう。

しかし、自分たちの願いが泡のように消えるとき、いや、泡にさえなれず、なかったことにされたとき、彼らはどうするのか。


自分に不利益な情報を国民に提示するメディアに対して「偽ニュース」と言い放ち、質問の機会さえ与えないミスタートランプ。自分自身が移民の孫であるのに、移民の入国を制限しようとするミスタートランプ。歴代の大統領が築き上げてきた同盟関係をいとも簡単に壊してしまいかねない発言をするミスタートランプ。

あなたはいったいどんな大統領になるのか。
私はトランプ氏を支持してる訳でない。選挙戦中ずっとクリントン氏が大統領になることを願っていた。私にとっては希望しない結果になったけれど、トランプ氏が偉大な大統領になる可能性を信じないわけではないし、期待を捨ててるわけでもない。

候補者ではなく大統領となった彼の言葉や行動は、これまでとは違う目で、違う重みで有権者に伝わっていく。
「身から出たサビ」
いつの日かこのブログで、ミスタートランプにこの言葉を贈る日が来ないことを願う。

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今日の深夜、BSで放送される就任式の番組は録画予約をしておいた。
“トランプ大統領”がなにを語るのか、どんな未来を示すのか、偉大なアメリカとはどういうものなのか、その言葉に注目したい。



gonbe5515
by starforestspring | 2017-01-20 19:25 | 時事 | Comments(0)

アメリカ大統領選 戦いすんで日が暮れてそしてまた朝

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考えてみたら万吉とトランプ氏は似てないなあ。

思い出したよ!名前。堀田くんだ!!


総得票数はクリントン氏だったらしい。デモの根拠はこれか?
しかし選挙人の数はトランプ氏。圧倒的に。
誰がこんな面白い選挙方法を考えたのだろう。

本当にもう、なんだかんだ言ってもこれでやるしかない。昨日トランプタワーに集まった人も、ホワイトハウスで、引き継ぎ作業の準備を、始めた人も、そんな気持ちなんだろう。

ブレーンが彼を支える、
指導者はハンドル。ブレーンはエンジン、タイヤ、オイル、ブレーキ。イエスマンばかりを周りにおかないことを願う。まして自分のファミリーを。

大統領としての資質を疑われていたトランプ氏が、実際のところどうなのか。近い将来必ず外交的に失敗するに違いないと堂々と論評したワシントンポストの声に共感を得た人は多いに違いないのだけど、でも実際は!どうなのか。

大幅な減税。雇用の確保。所得の増加。
中傷合戦に終始したせいでこれらトランプ氏の公約の根拠となる具体策を聞く機会がなかったのだけど、彼はこれを実現するための腹案をどれほどもっているのか。

熱狂が冷めた時、裏切られたとわかったとき、その反動はすさまじい。

単なる飾りで共和党による集団合議制で進むのではと考えないでもないけれど、大統領の権限ってすごいらしいから、やはり前面に出るのはトランプ氏の意向と言葉と方針になるのだろう。だとすると、これまでの彼の発言から推してワシントンポストの予想は一笑に付してしまうほど的はずれなやっかみと片付けることもまたためらわれる。

実は私、自国第一、保護貿易主義には共感できるのだ。日本もそうなればいいと、考えてもいる。でもそのためには自分たちの食糧は自分たちで賄えるっていうのが大前提だと私は思っている。自分たちだけでやりますっていうのは、他国から「ア、ソウ。じゃご勝手に」と言われることと同義だと思うので。米軍が引き上げるという策も(共和党だってそれが賢明な策ではないことぐらい知ってるだろうが)日本が自分たちの脚で立つことを考え始めるいいきっかけになるのではと、逆に期待もするし。

トランプ氏と安倍首相、17日に会うらしい。
まずは社交辞令、お互いの腹のさぐりあい(なにしろまだ大統領じゃないし)になるだろうが、すくなくとも、某国の主席みたいに、不機嫌な表情で目をそらされたりはすまい。


ほんとうに、最近、退屈しない。


gonbe5515
by starforestspring | 2016-11-11 22:40 | 時事 | Comments(0)


タベリストgonbe     よしなしごとつづり


by starforestspring

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