チリ対オーストラリア 

コンフェデレーションズカップグループAでの最終戦。
同時刻にドイツ対カメルーンの試合があったのですが、こちらを優先。

やはりオーストラリアは気になりますので。最終予選の大一番が8月にありますし。他の方はどうか知りませんが、私は日本代表がグループBを2位で勝ち抜けるには、このオーストラリア戦に勝つ以外にないと思っているのです。最後の試合、敵地でのサウジアラビア戦での勝ち目は正直薄いだろうというのが私の予想。、中東独特の雰囲気(スタジアム全体が真っ白)と暑さ、勝つ以外に予選突破はないというプレッシャーの中で、それをはねのける力と精神力が、今のチームに備わっているかを考えたとき、私は確信を持って首を縦にふることが出来ません。

だから私は、オーストラリアが今、どんな試合をするのか、それを確認したかった。チリは、体格も日本選手とおなじようなものですし、スピードを生かした攻撃を得意としてる点でも似ています。この試合は、8月のオーストラリア対日本の試合を疑似体験できるのではないかと思ったのです。

で、先ほど試合を見終わったわけですが・・。いやあ、やっぱりこれは手強いぞと。かねてからの私のオーストラリアに対するイメージは「高さ・カウンター・ロングボールでしたが、今やすっかり様変わり。短いパスもつなげば相手ディフェンダーの間を抜くラストパスも出す。その上、チームの特徴だったごつい体に高い身長はそのままなのです。そんなのが、パスの受け手になった相手選手に向かって突っ込んでいきボール奪取を狙う。チリの選手が何回飛ばされ、ボールを奪われたことか。「高さとロングボールだけのチーム」という評はもはや過去のものです。強いです。

チリの選手たちが、そういう相手に対して全然臆すことなく、逆にガツガツ削りにいったのは見事でした。気の強さは相当なものですな。こういうところが日本選手にもあればいいんですけどね。

今日の試合を見る限り、日本が最終予選グループBの2位以内を確保するのは厳しいという結論に至りました。3位になってグループAの3位とプレーオフ決定戦というのが順当な結果ではないでしょうか。その相手は韓国かウズベキスタンでしょうから、どちらが来ても簡単には勝てない。そこを抜けても次は北中米のチームとプレーオフをやらなきゃいけない。

大丈夫か日本?



と、ここまで書いてきて、私はひらめきました。
ものは考えようです。こんなふうにプレッシャーのかかる試合の連続が、これまで以上の強さを備えたチームに進化させる糧になるのではないかと。たとえ、プレーオフ進出決定戦かプレーオフで敗れ、ワールドカップ出場を逃したとしても、その体験は『ドーハの悲劇』がそうだったように、その後の日本を変える大きな転換点になるような気がします。

そうだよ、そうに決まった!

強いチームがワールドカップに行ける。ワールドカップに行けないのは、力がないから。単純なことです。出場することを目的にするのではなく、強くなることを目的にすべきです。そう、ドーハを経験して日本は強くなった。同じように他国も強くなった。そんな中、出場を逃しても恥じゃない。#正直申し上げて最近の出場ありきの雰囲気づくりは、チームの強化より、マーケティング要素が強く働いてるような気がしてならない。


日本がもっともっと強いチームになるために、この最終予選は敗退することで、後世語り継がれるものになる。私にはそんな気がしてきました。



gonbe5515


オーストラリアのFWユリッチ。
あんな選手が日本にいたらなあ・・。




by starforestspring | 2017-06-26 12:57 | 雑感 | Comments(0)
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