『農業少女』から『サロメ』へ

昨日、夕方から読み始めた『対岸の彼女』を、深夜までに一気に読み終えたのですが、実は午前中にこんなのも読んでました。

『農業少女』から『サロメ』へ_b0137175_1727688.jpg



あの『農業少女』の脚本が載っています。
それほど長くないので、一気に読み切れました。

私は過去、芝居というものを観に行った経験が数えるほどしかありません。
“戯曲”というものを読んだ経験もほとんどありません。>『冬の花火』くらい?

しかし、興味はあります。
スクリーンやモニターを通してではなく、同じ空間で同じ空気を吸って、すぐそこに“本人が演じてる”のを観るという行為。
空気を伝わって聞こえてくる声、体の動き、表情の変化、その生々しと緊張感というのは、どれほど刺激的なことでしょう。

「今、まさに今、作品が創られている」瞬間に立ち会えるのですからね。


多部未華子さんは来年6月『サロメ』に出演することが決まっています。
タベリストな皆さんは手ぐすね引いてチケット発売日を待っていらっしゃることでしょう。


私も是非観に行きたい。
何が何でも観に行きたい。

そう思っています。


告白しますと、私がこれまで観に行った舞台はみんな“招待”でしたので、自分でチケットを取る必要がありませんでした。
ですので、『サロメ』のチケットをいざ取る段になって、知らぬが故に後れを取るようなことがあったらどうしよう・・・そういうひそかなプレッシャーがあるのです。


そんな私に
「おいおいgonbeくん、これは知っといたほうがいいよ」
「いい席を取るための工夫についてなんだが・・・・」
等々、ご教示頂けると大変ありがたい。

どうかみなさん、是非是非お願い致します。


『農業少女』の脚本を読みながら、来年6月、新国立劇場 中劇場の椅子に座って開演を待つ自分を想像していました。


なんだか、心ときめきましたですよ。


gonbe5515
by starforestspring | 2011-08-18 17:28 | 多部未華子さん | Comments(12)
Commented by yamarine0125 at 2011-08-19 14:37 x
私が『農業少女』と『南へ』での体験で言っておきますと、一番予約開始時期が早いのが、劇場のポストオフィスですね。
これは確か、入ってましたね。

でも両作品ともこれはハズレましたので、次のピアやローソンの先行で取りました。
いい席となると、ヤフオクしかないでしょうね。
『農業少女』では散財しました(笑
Commented by starforestspring at 2011-08-19 16:18
きっと競争率が高くなるんでしょうね。
公演と仕事のスケジュール次第ですが、早めに休日を決めてチケット購入の際に迷わずにすむようにしておきます。
同盟のみなさんと、同じ日にご一緒できたら楽しいんでしょうけれど。。。

>『農業少女』では散財しました
やっぱり!
断酒もやむなし・・と覚悟はしておるのですが・・。
(..;)
Commented by DeepPurplin0283 at 2011-08-19 21:33 x
>『農業少女』では散財しました

しました。しました。

当日券で2回入りましたが、8回行って、ヤフオクもかなり利用しましたので(yamarineさんにはお手数をおかけいたしました)。ヘソクリの臨時収入があったので大船に乗った気分でいっちゃいましたが。

何回も出てくるわけにはいかないでしょうから、1日2回公演がある日に、続けてご覧になるのがいいかもしれませんね。
Commented by gonbe5515 at 2011-08-20 08:27 x
>1日2回公演がある日に、続けて
なるほど!そういう方法もありますね。
手元不如意なときには、効果絶大。

新国立劇場のサイトで、中劇場の舞台、客席の画像を見ています。
来年、この舞台に多部さんが立つんですねえ。

蓄財蓄財・・・。
Commented by サントラもいいぞ! at 2011-08-21 00:32 x
私は仕事の合間に「農業少女」を1回だけ見ることができました。当日券の列に並んだのですが、劇場で通路に追加の席を設けてくれたおかげで見ることができました。偶然ですが、同じ列の前の方にDeep Purplinさんが何回目かの観劇のために並んでおられました。

「仕事を抜け出して」といえば、同じ列で中年の男性の方が折りたたみ椅子に座って、ノートパソコンとケータイで仕事をこなしながら、並んでいたのには驚きました。

「農業少女」は、お芝居が始まるときに最前列の右か左半分に座っていると、「お願いします!」といって、多部さんから直接チラシを渡してもらえるという演出がありました。

そのため、ファンの方は苦心して最前列、それも左がよいのか右がよいのか、にもこだわってチケットをとられたようです。それと、私のように1回だけ見るのではなく、何回も見て多部さんのベストなパフォーマンスを楽しまれたようです。

それと私が見た回では、カーテンコールのときに多部さんのファンが舞台に上って、多部さんに直接プレゼントを渡して、多部さんを困惑させる、という事件が起こりました。

御芝はライヴですから、いろんなことが起こるのですね。
Commented by サントラもいいぞ! at 2011-08-21 00:56 x
私も「農業少女」を見た後で、「二十一世紀最初の戯曲集」を買いました。初演のときと時間がたっているので、多部さんの公演ではセリフに出てくる言葉が「ツイッター」とか、「相撲を引退するモンゴル出身の力士」のように変えてあったり、舞台中央の塔のようなものにも「スカイツリー」と落書きがしてあったりしました。
Commented by サントラもいいぞ! at 2011-08-21 00:58 x
私は「対岸の彼女」という本は読んだことがありません。ただ、こちらのブログのヘッダーにある「川と橋」の画像と、「彼岸」への連想で、「四十九日のレシピ」というドラマについて紹介したくなりました。

このドラマはNHKのドラマ10の枠で今年2月から3月にかけて放送されたドラマです。プロデューサーを後藤さん、ディレクターを西谷さんとうように「つばさ」コンビで制作しています。「つばさ」の次に後藤&西谷コンビが手掛けた作品になります。

それがNHKオンデマンドで昨日から配信されるようになりました。多部さんは出ていませんが、「つばさ」で真瀬を演じた宅間孝之さん、千代を演じた吉行和子さん、そのほか主演の和久井映見さん、伊東四朗さん、徳永えりさんが出演しています。

Commented by サントラもいいぞ! at 2011-08-21 00:58 x
「四十九日のレシピ」は、「つばさ」よりも落ち着いたトーンで、どこか小津安二郎の「晩春」みたいな雰囲気があります。そのドラマの中で、亡くなった前妻が対岸にいるシーンがあるんです。自宅から見える川の向こう岸が「彼岸」という設定なんですね。

私はこのドラマに「つばさ」と共通するものを感じています。また、「つばさ」のサントラがそのまま使用されているところもあります。ネタばれになるので詳しくは書きませんが、最後の方で主人公が家から旅立つシーンなど、「つばさ」のラジオの男との別れとそっくりで(伊東四朗さんがラジオの男にあたる)、サントラも「つばさ」と同じように「悲しみのバラライカ」が使われています。

有料で数百円かかりますが、興味がありましたら下記のURLで視聴できます。

http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2011600522PA000/
Commented by サントラもいいぞ! at 2011-08-21 01:13 x
もうひとつ、「つばさ」では20年前の回想シーンに登場する加乃子とヒロリンを、それぞれ高畑さんと西城さんがそのまま演じていました。

「四十九日のレシピ」では、伊東四朗さんが30年前の回想シーンをそのまま演じています。メーキャップの技も見どころです。
Commented by サントラもいいぞ! at 2011-08-21 01:22 x
さて、多部さんの「サロメ」ですが、私も見てみたいです。ただ、時間とお金があるかどうか…

舞台で見る多部さんは、意外にも“体育会系少女”という印象でした。テレビでは多部さんの繊細な表情に魅了されるのですが、「農業少女」を見たときは演技のうまさもさることながら、舞台であれだけ飛んではねて、動き回って、ハキハキとセリフが言える身体能力の高さに、すぐれたアスリートを見るような感動がありました。
Commented by gonbe5515 at 2011-08-21 09:39 x
>サントラもいいぞ! さん
NHKオンデマンドに登録しました。
前からNHKの番組にはふだんお世話になってるのですが、この『四十九日のレシピ』については、放送当時まったく知りませんでした。
『つばさ』をすでに見終わっていたのなら、後藤さん西谷さんという名前に気づいて見ていたのだろうと思います。
パックで購入して、近いうちに見ようと思います。

>すぐれたアスリートを見るような
多部未華子さんはジャズダンスをやっておられるそうですが、それ以外に(たとえば学生時代にでも)なにかスポーツをやっておられたのでしょうか?
私は彼女の“走る姿”に心ひかれるのです。
ほんとうに、あの走り姿はいい。
“多部走り”と呼ばれているそうですが、運動する行為に名前を冠して呼ばれるなんてことは、めったにないことですよね。
体操競技に“笠原飛び”とか“塚原飛び”とかがありますが、それらと同レベル、つまりはオリンピック級ということでしょうか。
Commented by サントラもいいぞ! at 2011-08-21 10:19 x
>gonbeさん

多部さんはジャズダンスが特技で、そのほかタップダンスも特技として書かれている資料もありますよね。農業少女でも、ダンスのシーンはカッコよかったです。

きっと身体能力が高いのだと思うのですが、「つばさ」の翔太とサッカーするシーンを見ると、なでしこジャパンの選手なみというわけじゃないですよね(あたりまえですが...)

多部さんが舞台で“体育会系”に見えるのは、きっと多部さんの「気迫」や「集中力」のためだと思います。

舞台がほとんど初めてなのに、舞台上に出ずっぱりで、しかも不安なところがぜんぜんありませんでした。

もちろん、日ごろから身体が動かせるように、基本的なトレーニングもされているのだとは思います。

終盤、臭いのしない米をつくりながら、東京からの電話を「まだこな~い」というシーンなど、気迫に圧倒されました。

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